ゲーム「サガ」シリーズの音楽にフィーチャーしたイベント「サガFES」の特別番組「『ロマンシング サガ リ・ユニバース』公式生放送 #19 サガFES Vol.2」が、3月11日にYouTubeで生配信された。
「サガFES」はスマホ向けゲーム「ロマンシング サガ リ・ユニバース」の最新情報を伝えつつ、「サガ」シリーズの音楽ライブを届けるというもの。第1弾にはバイオリニスト、チェリスト、ピアニストによるスペシャルトリオが登場し、シリーズ初期3部作「魔界塔士サ・ガ」「サ・ガ2 秘宝伝説」「時空の覇者 サ・ガ3 [完結編]」の楽曲を中心に披露した。
第2弾となる今回はアコースティック編成のバンドと「サガ」オフィシャルバンドのDESTINY 8が出演する予定だったが、DESTINY 8のメンバーが新型コロナウイルス陽性であることが判明。残念ながらDESTINY 8の出演はキャンセルとなったが、「サガ」シリーズのプロデューサーである市川雅統は、後日DESTINY 8によるライブの機会を必ず設けることを約束した。また今回のトーク中にはTwitterにて募集された「#アガるサガ曲」の集計結果も明らかに。1位は「四魔貴族バトル1」、2位は「熱情の律動」、3位は「七英雄バトル」で、このほか「決戦!サルーイン」「Battle #5」「四魔貴族バトル2」「Battle #4」など伊藤賢治が作曲したバトル曲が多数ランクインした。
DESTINY 8が出演キャンセルとなる一方、予定通り出演したアコースティックバンドには、前回の配信にも登場したバイオリニストの吉田篤貴とチェリストの内田麒麟に加えて、地行美穂(Vn)、三品芽生(Va)、米光椋(Cb)、田口真理子(Piano)が参加した。配信中盤に設けられたコーナーでアコースティックバンドは「サガ フロンティア」より「Last Battle -T260G-」を演奏。原曲はテクノだが、バイオリン、チェロ、コントラバス、ピアノによるアレンジで楽曲の新たな魅力を引き出し、視聴者を驚かせた。
ノブオ(ペンギンズ)が前回同様のクイズ企画で番組を盛り上げたあと、アコースティックバンドが再び登場した。「サガ フロンティア」から「アセルスのテーマ」を壮大に演奏したバンドは、同ゲームから「#アガるサガ曲」にもランクインした「Battle #5」を続けて披露。バイオリン、チェロ、ビオラ、コントラバスが絡み合う緊張感あふれるアレンジで視聴者のテンションを一気に引き上げる。そして「ロマンシング サ・ガ2」の「人魚の伝説」を穏やかに演奏したバンドが、最後に届けたのは「ロマンシング サ・ガ3」の人気曲「四魔貴族バトル2」のアレンジバージョン。ハードロック調の原曲の世界観をストリングスとピアノで豊かに表現し、徐々に激しさを増していくドラマチックな展開で圧倒的なクライマックスを作り上げた。
YouTubeでは番組のアーカイブを公開中。また今回の配信で披露された「四魔貴族バトル2」と前回の配信で披露された「Grave Battle」のアレンジバージョンは各音楽サイトで配信リリースされている。