PELICAN FANCLUBの新曲「ForTune」が本日7月6日に配信リリースされた。
昨日7月5日に東京・LIQUIDROOMにてカミヤマリョウタツ(B)、シミズヒロフミ(Dr)脱退前最後のライブ「PELICAN FANCLUB ONEMAN LIVE - F -」を行ったPELICAN FANCLUB。「ForTune」は同公演で初披露されたナンバーで、3月発表の最新アルバム「解放のヒント」制作時にレコーディングされたが、アルバムへの収録は見送られていた。歌詞にはバンドや音楽そのものへの愛、現在の心境や未来への決意がつづられている。この楽曲についてエンドウアンリ(Vo, G)は「バンドへのありったけの愛を込め、そして未練を閉じ込めて、3人の最後の日にそっと置いていきます」とコメントしている。
エンドウアンリ(Vo, G)コメント
「ForTune」に寄せて
2人の脱退発表後、音楽仲間や応援してくれている皆さんからの反応を受け止める中で、またむくむくと湧き上がった未練。
覚悟はしていたけれど、想像以上に感傷的な気分が襲ってきた。
でもすぐに、この強い未練は、これまでの2人とのバンド人生がとても素晴らしいものだったからこそ生じるものだということに気付く。
そのことに嬉しくもなり、感動した。
「ForTune」は、アルバム「解放のヒント」制作時にレコーディングしていた楽曲。
結成当初に演奏していたような、僕の音楽的ルーツが特に色濃く出ている1曲だった。
それだけに、アルバムのコンセプトには上手くおさまらず、結局、歌詞を付ける前に収録は見送った。
そして数ヶ月の後、スタッフとの会話の中で期せずして再会したこの曲は、バンドへの愛着を強く自覚する毎日を経た僕の心と驚くほどにリンクした。
これをかたちにすることで、自分のこの未練にケリがつけられるんじゃないかと思った。
僕はまた音楽に救われている。
この曲に、バンドへのありったけの愛を込め、そして未練を閉じ込めて、3人の最後の日にそっと置いていきます。