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TEAM SHACHI、4年ぶりの「シャチサマ」はメンバー客席登場でタフ民の近くへ

TEAM SHACHI
2年近く前2022年10月12日 10:03

TEAM SHACHIのワンマンライブ「SHACHI SUMMER~破茶滅茶!夏のサバイバル~」が10月10日に大阪・大阪城音楽堂にて開催された。

「SHACHI SUMMER」、通称「シャチサマ」は、前身グループであるチームしゃちほこ時代に2013年から2018年まで毎年行われてきた夏の大型ワンマンライブ。2020年には大阪城音楽堂にて開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け中止に。今年は当初7月10日に開催が予定されていたものの、メンバーが新型コロナウイルスに感染したことから公演が延期されていた。満を持しての開催となった「シャチサマ」に足を運んだタフ民(TEAM SHACHIファンの呼称)は、シャチのキャラクターロゴが頂上に乗った巨大遺跡のセットがそびえ立つステージを前に、期待に満ちた表情で開演のときを待っていた。

開演を告げる合図とともに、オリエンタルな音楽が会場を包み込む。TEAM SHACHIのブラスセクション“ブラス民”がライブでお馴染みのSE「OVERTURE~ORCA~」を奏でる中、ステージにメンバーが登場した。咲良菜緒が、雨が降ったり止んだりを繰り返す悪天候をものともせずシャウトすると、“雨天決行”となった「シャチサマ」がスタート。4人は序盤から全力でタフ民を煽ると、勢いよく炎が上がるステージでアグレッシブなナンバー「ROSE FIGHTERS」、ライブアンセム「番狂わせてGODDESS」を立て続けに歌唱した。

MCを挟み、またしてもオリエンタルな音楽が会場内に鳴り響くと、ステージに10人のダンサー民(ダンサー)からなる“大阪はちゃめちゃダンサーズ”が登場。“はちゃめちゃダンサーズ”と一緒にダンスパフォーマンスを披露したTEAM SHACHIは、そのまま「J.A.N.A.I.C.A.」「OEOEO」を歌い上げ、メンバーがコーラスに徹する夏のラブソング「サマラバ」ではタフ民とともに踊って場内を盛り上げた。その後、RIP SLYME「JOINT」のカバーを披露した彼女たちは客席を通りながらサブステージへ。坂本遥奈が「我らがブラス民をご堪能ください!」と呼びかけると、暗くなった会場にブラス民によるアンサンブルが響く。そして会場がエモーショナルな雰囲気に包まれる中、作詞作曲を川谷絵音(indigo la End、ゲスの極み乙女、ジェニーハイ、ichikoro、美的計画、礼賛)が手がけた新曲「江戸女」が初披露された。再びブラス民による演奏が行われたあとに歌い上げられたのはミディアムナンバー「かなた」「Rainbow」。しっとりとしたムードが漂う中、警告音が鳴り、ライブは後半戦へ突入した。

「SURVIVOR SURVIVOR」「HORIZON」「AWAKE」とTEAM SHACHIへの改名後に発表したナンバーを立て続けに力強く歌ったメンバーは、「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」でタフ民の気持ちをさらに熱くさせると、畳みかけるように「抱きしめてアンセム」、9月に配信リリースされた新曲「舞頂破」を披露。熱気にあふれた場内で「DREAMER」を高らかに歌い上げて、4人はステージをあとにした。

鳴り止まない拍手を受けて再びステージに登場したメンバーは、「シャチサマ」の感想を1人ずつトーク。坂本は「この時期のシャチもよかった、しゃちほこのときもすごくよかった、とたぶんみんなそれぞれ(感じることが)あると思うんだけど、私たちは常に“楽しい”を更新しているし、私は心の底から『今が一番楽しい!』って、自信をもって伝えることができます」と語り、咲良は「今日は近くに行ってみんなの顔を見たり、みんなをびっくりさせたり、私たちがやりたかったことや自分たちらしさができたライブだったな。ここ数年間、いろいろなルールもあった中で、自分たちでこういうのをやりたいと思うことができたんじゃないかなと思います。今日のライブがTEAM SHACHIの夏のライブの完成形、あとは声だけだよね!」と笑顔でタフ民に語りかけた。大黒柚姫は「7月にできなかったことで悔しい思いを全員にさせてしまったけど、期間が延びたからこそ準備できたことや、新曲とか未来の私たちを見せることができたのは大きいと思いました。自主レーベルになってすぐにワンマンライブができるというのは本当にありがたいと思っていて、今日みんなと一緒にこの空間を作れたことが本当に幸せでした」と自身の思いを話し、客席を移動する演出にも触れてタフ民との信頼関係の深さを確かめる。最後に秋本帆華が「今日来てくださった皆さん、そして7月中止になってしまってから、すぐにこの会場を押さえて調整してくださったスタッフさんにも本当に感謝の気持ちでいっぱいです。タフ民とこのメンバーが大好きです! これからもみんなで楽しい空間を作っていきましょう」と感謝の気持ちを言葉にした。

それぞれの思いを語った4人は、10月23日に配信リリースされる秋本が作詞した新曲「光」について話し出す。彼女たちがイメージキャラクターを務めているFUJIMAKI GROUPの企業CMソングに採用されたこの曲は、新しいことに取り組む人に向けた応援ソング。「誰に何を言われようと自分が選んだ道は信じて突き進め、飛び込んじゃえという曲になっています」「私たち自身も、夢を追う者として等身大の気持ちで歌っています」と秋本が曲に込めた思いを語ったのち、「光」が初披露された。ここで12月24日に東京・ステラボールにてワンマンライブ「鯱の大感謝祭」を開催することや、2023年1月と2月にもライブを行うことを発表したTEAM SHACHI。彼女たちが今後も精力的に活動していくことを宣言すると、タフ民は大きな拍手で喜びを伝えた。「ノッてけめんそーれ」で会場中を練り歩きながら歌い踊ったメンバーは、最後に「Today」を歌唱。大盛況のうちに4年ぶりの「シャチサマ」の幕を下ろした。

TEAM SHACHI「SHACHI SUMMER~破茶滅茶!夏のサバイバル~」2022年10月10日 大阪城音楽堂 セットリスト

01. 雨天決行
02. ROSE FIGHTERS
03. 番狂わせてGODDESS
04. J.A.N.A.I.C.A.
05. OEOEO
06. サマラバ
07. JOINT
08. 江戸女
09. かなた
10. Rainbow
11. SURVIVOR SURVIVOR
12. HORIZON
13. AWAKE
14. ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL
15. 舞頂破
16. DREAMER
<アンコール>
17. 光
18. ノッてけめんそーれ
19. Today

鯱の大感謝祭

2022年12月24日(土)東京都 ステラボール
[1部]OPEN 13:45 / START 14:30
[2部]OPEN 17:45 / START 18:30

TEAM SHACHI ワンマンライブ@Zepp Nagoya2023.1.28

2023年1月28日(土)愛知県 Zepp Nagoya

TEAM SHACHI ワンマンライブ@LINE CUBE SHIBUYA2023.2.25

2023年2月25日(土)東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

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