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「KCON JAPAN」2日目OP&トリにTXT!IVEはファンとダンスコラボ、JO1は新曲で薔薇咲かす

TOMORROW X TOGETHER (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
1年以上前2022年10月16日 4:07

「KCON 2022 JAPAN」のDAY2が10月15日に東京・有明アリーナで開催された。DAY1のレポートに引き続きお届けするこの記事にはネタバレが含まれているため、KCONオフィシャルYouTubeチャンネルでアーカイブの視聴を予定している人はご注意を。

「KCON」は2012年にスタートした世界最大級の韓国カルチャーフェスティバル。DAY2にはATBO、DKZ、fromis_9、IVE、JO1、NewJeans、TOMORROW X TOGETHERの7組が出演した。本編前に行われたプレショーには、TBS系ドラマ「君の花になる」発の期間限定ボーイズグループ・8LOOMと、ATEEZの弟分グループ・KQ Fellaz 2が登場して客席を盛り上げる。オープニングを飾るのは誰なのかと観客が待ち焦がれていた矢先、360°客席に取り囲まれたセンターステージに姿を現したのはTOMORROW X TOGETHER。客席にどよめきが広がる中、5人は炎の映像が流れるスクリーンに負けないくらいの熱さで「Good Boy Gone Bad」をパフォーマンスして、華々しくイベントの火蓋を切って落とした。

前日に引き続きMCとしてステージに立ったファン・ミニョンは「今日も夢のような瞬間をプレゼントしたいと思います」とKCON-ers(KCONファンの呼称)に告げ、この日も「Let's KCON!」とお決まりの挨拶で観客と心をひとつにする。次に登場したのはサバイバル番組「THE ORIGIN - A, B, or What?」から誕生し7月にデビューしたATBO。「Monochrome (Color) 」で新人らしからぬ堂々としたシンクロダンスを披露し、リーダーのジュンソクは「会いたかったでーす!熱く盛り上げていきます!」と叫んだ。ラグォンは「デビューして3カ月になりますが、こんなに大勢の人の前でパフォーマンスするのも、海外のステージに立つのも初めてです」と感激していた。

この日はほかの出演者がモノトーンの衣装をまとっていた中、ストリートテイストのカラフルなスタイルで一際目立っていたNewJeans。8月にデビューしわずか2カ月での初来日となったが、カリスマ性あふれる表情を浮かべてステージに上がった。曲が始まると余裕を感じさせる笑顔を浮かべ、舞台上で伸びやかにダンスする5人。「Attention」のエンディングではMINJIがウインクを繰り出し、KCON-ersをときめかせた。「こうやってファンの皆さんにお会いすることができて、すべての瞬間が夢のようで、本当に本当に幸せです!」とがんばって日本語で挨拶をしていくNewJeansだが、HYEINは途中で言葉が詰まってしまい、観客が大きな拍手で応援をするという心温まる一幕も。2曲目の「Hype Boy」で5人はステージを練り歩き、客席に朗々と手を振っていた。

「Relay Performance Challenge」のコーナーでは、fromis_9がTWICEの「Alcohol-Free」をカバー。トロピカルムードの楽曲を、fromis_9らしいしなやかなパフォーマンスで表現して観客を魅了した。メンバーのJI WONはTWICEを生んだサバイバル番組「SIXTEEN」に出演していた経歴があるため、感慨深い思いを抱いたファンも多かったようだ。再びミニョンがMCを始めると、隣にはIVEのレイの姿が。「日本のファンの人の前でMCをすることができて、とてもドキドキしています」と語ったレイは、これまでに彼女が流行らせてきた「レイピース」「コンスニポーズ」「ぷにぷにハート」を次々に繰り出し、ミニョンも真似をしていた。「ROAD TO KCON」優勝チームとして登場したのはDKZ。「Uh-Heung」で重く響く四つ打ちのビートに乗せて全身を大きく使ったダンスを披露し、「LUPIN」では6人が銀のステッキを巧みに操って奥行きのあるステージを展開した。

IVEの6人がステージの四方に伸びた花道の先端と中央からそれぞれせり上がりでお目見えすると、その輝かしさに客席からは思わずため息が。花火が打ち上がる映像が流れる下でIVEはまず「After LIKE」を華やかに披露し、その後リズは「今の気持ちはですね…」と前置きしてから、「After LIKE」の「夢のようだけどおそらく夢じゃない 他に説明できないこれは恋だと思う」という意味の歌詞をアカペラで歌ってみせた。ウォニョンは流暢な日本語で「日本の皆さんに会えると思うと本当にうれしくて。皆さんからいただいた応援は幸せな記憶として心に残ると思います。皆さんもぜひ私たちのステージを観て、笑顔いっぱい幸せいっぱいになってくださいね!」と愛情たっぷりに気持ちを伝えた。2曲目はデビュー曲「ELEVEN」。IVE」は高貴なムードを漂わせながら、複雑なフォーメーションを交えたパフォーマンスで観客を魅了した。

ミニョンの進行のもと、1日目では控室のINIと客席のファンがスクリーン越しに交流する様子が映し出されたが、この日はTOMORROW X TOGETHERとそのファンの女性が画面越しにコミュニケーション。声を震わせながら気持ちを伝える女性に、5人はしっかりと手を振っていた。続く「Z世代を惹きつけた楽曲を生まれ変わらせる」コンセプトが掲げられたカバーステージでは、DKZ、ATBO、KQ Fellaz 2の3組がNCT 127の「英雄; Kick It」をカバー。大人数での迫力に満ちたパフォーマンスでKCON-ersを圧倒した。

JO1の11人が貫禄を称えて横並びでステージに上がると、観客は興奮気味にそれを迎え入れる。暗転する中、JO1は難易度の高いダンスパフォーマンスが話題の新曲「SuperCali」の最初のフォーメーションを組むが、川尻蓮が歌い始めた歌詞からこれまで披露されたことがない韓国語バージョンであることが明らかになると、思いもよらぬサプライズに客席はどよめいた。この日は肌見せがセクシーな黒い衣装を着用していた11人。中でもメッシュ素材から大胆に背中が覗くコスチュームをまとった佐藤景瑚は、「今日は風邪を引かないようにがんばります!」と挨拶して笑いを誘っていた。11人で薔薇の花を表現するようなフォーメーションで始まる「Rose」はリリースされたばかりの6thシングル「MIDNIGHT SUN」の収録曲で、この日がライブ初披露。ダンスブレイクでは激しくも上品さをまとったシンクロダンスが展開された。ムードをがらりと変え、最後の1曲は仲間との絆を歌う「With Us」。JO1は四方八方の観客へ手を振り、ハンドクラップで心を通わせた。

ステージにスモークが立ち込める中、颯爽と現れたfromis_9は「Rewind」でパフォーマンスをスタート。たおやかながらもダイナミックに舞い、髪の毛の1本1本までも操っているかのようなダンスと美しいボーカルで魅せる。SAE ROMは「ひさしぶりにKCONに来て、めっちゃうれしいです!」と喜びを爆発させた。そしてfromis_9は「Airplane Mode」でデビュー5年目の実力をしっかりと提示したあと、ポップでキュートな「LOVE BOMB(Japanese ver.)」でまったく異なる表情を見せる。8人はハートマークをたくさん繰り出し、観客の心をつかんでいた。

アーティストとKCON-ers(KCONファンの呼称)がステージ上でコラボパフォーマンスを披露する「Dream Stage」を紹介すべく、ミニョンとともにMCを務めたのは、NewJeansのMINJIとJO1の河野純喜。MINJIは「『KCON 2022 JAPAN』はNewJeansにとって日本での初めてのステージですが、本当に大勢の皆さんが温かく迎えてくださって、大切な記憶としてずっと記憶に残ると思います」、河野は「デビュー前から『KCON』はよく観ていましたし、メンバーの木全翔也は『KCON』で行われたカバーダンスの大会によく出ていたこともあって、僕たちJO1にとって『KCON』はとても思い入れのある大切なステージです」と、「KCON」のステージに上がる感慨をそれぞれ述べる。その後はIVEが、オーディションで選ばれた50名以上の“Dreamer”とのコラボで「LOVE DIVE」をダンス。パフォーマンス後には記念撮影が行われ、夢を叶えた“Dreamer”たちはきらきらとした笑顔を浮かべていた。

オープニングでも圧倒的な存在感を見せつけたTOMORROW X TOGETHERは、この日のイベントのトリに登場。「Opening Sequence」で切ない感情を全身で巧みに表現し、場内を楽曲の世界観に引き込む。事前にファンから募集していたリクエストにその場で応える「Make a Wish」のコーナーでは、SOOBINがYEONJUNをお姫様抱っこしてMOA(TOMORROW X TOGETHERファンの呼称)から悲鳴が漏れた。またGReeeeNが書き下ろしたミディアムバラード「Ito(Japanese ver.)」では客席の色とりどりのペンライトが左右に揺れ、感動的な景色に。そしてTOMORROW X TOGETHERは「君じゃない誰かの愛し方(Ring)」「0X1=LOVESONG(I Know I Love You)」を披露し、エモーショナルなパフォーマンスで豪華なイベントの最後にふさわしいステージを見せた。イベントのフィナーレでは出演者全員がステージに集まり、紙吹雪が舞う中で客席に手を振って挨拶。一堂に会したアーティストたちは自撮り棒を手に、観客と撮影を楽しんだ。

なお本日10月16日に行われるDAY3では、ATEEZ、Brave Girls、DKB、JOYURI(チョ・ユリ) 、Kep1er、NiziU、TEMPESTがパフォーマンスを披露。イベントの模様はYouTube「KCON official」「Mnet K-POP」チャンネルを通じて全世界に配信され、日本ではMnet Smart+、ぴあにて生配信も行われる。

・「KCON 2022 JAPAN」DAY1のライブレポートはこちらから
・「KCON 2022 JAPAN」DAY3のライブレポートはこちらから

「KCON 2022 JAPAN」2022年10月15日 有明アリーナ セットリスト

オープニング

01. Good Boy Gone Bad / TOMORROW X TOGETHER

ATBO

02. Monochrome (Color)
03. Graffiti

NewJeans

04. Attention
05. Hype Boy

Relay Performance Challenge

06. Alcohol-Free(原曲:TWICE) / fromis_9

DKZ

07. Uh-Heung
08. LUPIN

IVE

09. After LIKE
10. ELEVEN

Z世代 POP スペシャル

11. 英雄; Kick It(NCT 127) / DKZ&ATBO&KQ Fellaz 2

JO1

12. SuperCali(KOR VER.)
13. Rose
14. With Us

fromis_9

15. Rewind
16. Airplane Mode
17. LOVE BOMB(Japanese ver.)

Dream Stage

18. LOVE DIVE / IVE

TOMORROW X TOGETHER

19. Opening Sequence
20. Ito(Japanese ver.)
21. 君じゃない誰かの愛し方(Ring)
22. 0X1=LOVESONG(I Know I Love You)

エンディング

23. Signature Song

(c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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