ENHYPENが本日10月27日に東京・六本木ヒルズアリーナにて、日本1stアルバム「定め」の発売を記念してショーケースイベントを開催した。
昨日10月26日に「定め」をリリースし、11月1日の愛知・日本ガイシホールでの公演を皮切りに日本ツアー「ENHYPEN WORLD TOUR 'MANIFESTO' in JAPAN」をスタートさせるENHYPEN。今回のショーケースイベントには抽選で選ばれた約1000名のENGENE(ENHYPENファンの呼称)が参加し、彼らの来日を歓迎した。
MC・古家正亨が「ENHYPENと過ごす最高の思い出を作っていきましょうね」と呼びかけたのち、スタイルのよさが際立つ赤と黒基調のトップスに身を包んだENHYPENが姿を見せる。登場するやいなや、マスコミ向けのフォトコール、ムービーコールに応じた7人。観客を背にした写真撮影の際には、ペンライトを大きく揺らすENGENEのほうを何度も振り返り、うれしそうな笑顔を浮かべていた。フォトコールを終えて一度退場した7人は、数分後に再びステージへ。ENGENEの期待感が渦巻き緊張感が漂う中、メンバーたちは「寒いですねー」と口にしながらステージの中央へ向かい、場を和ませていた。その後は疾走感あふれるギターのカッティングに乗せたJAYの歌唱で始まる「Make the change」でミニライブがスタート。メンバーたちは時折お互いの顔を見合わせるなど仲睦まじい様子を見せながら、楽曲をさわやかに歌い上げた。
パフォーマンスを終えた7人は「ごはん食べましたかー?」とENGENEに話しかけるなどして、すぐさまフレンドリーな空気を作り上げる。リラックスした雰囲気でスタートしたトークコーナーでは、「初オフラインショーケースに来てくださったENGENEの皆さん、ありがとうございます!」と話したJAKEを皮切りに、メンバーたちが口々に日本のENGENEに会えた喜びと感謝の気持ちを語る。そんな中、JAYは日本語で「お忙しい中ご参加いただいた記者の方、ありがとうございます」と頭上で大きな“片ハート”を作りつつ記者をも気遣い、その日本語の流暢さで古家とENGENEたちを驚かせていた。グループ唯一の日本人メンバーであるNI-KIは古家のほうに体を向けて、「ENGENEはもちろん、古家さんとお会いできたのもうれしいです!」と声をかけ、古家を感激させる。なお古家はバックステージでのENHYPENについて、「優しい子たちなんですよ……」としみじみと語っていた。
彼らが日本でオフラインのショーケースイベントを行うのは今回が初めて。日本のENGENEと対面した感想を聞かれたJUNGWONは「同じ空間にいられることが本当に光栄でうれしいです」、SUNOOは「一緒にいる時間が夢みたいです。本当に会いたかったです」と感慨深げな表情を浮かべる。「ENGENEの皆さんを見て、日本に来た実感が湧きました」と客席を見渡したNI-KIが、古家から「生で聞くといい声だねえ!」と褒められると、彼は「いやいや、古家さんのほうも……」とすかさず謙遜し、世渡り上手な一面を見せていた。またSUNGHOONが「まだ歓声が出せないのが残念ですけど、一生懸命拍手したりペンライトを振ってくださったりして熱気が伝わります!」と生き生きとした表情でコメントすると、ENGENEたちはペンライトを大きく揺らしてさらなる熱気を届けていた。
11月に開幕する日本ツアーについて話題が及ぶと、HEESEUNGは「日本1stアルバムに収録されている楽曲はもちろんのこと、韓国のアルバム収録曲もたくさん披露する予定です」と予告し、「期待してください」と日本語で意気込む。また古家から、お決まりの質問である「日本でやりたいこと」を尋ねられたJUNGWONは「僕はラーメンと食べたいです」とにっこり。続けてHEESEUNGは、昨日来日したのにもかかわらず「日本でラーメンと坦々麺と焼き肉を食べました」と報告し会場を驚かせる。その後も何か言いたげなHEESEUNGに対し、メンバーたちから「お茶漬け?」「たこやき?」という声が飛ぶ中、「鉄板焼き(を食べたい)!」とハッとした表情で回答し場を和ませていた。
最後の挨拶で、JAKEは「僕は日本に来たのは2回目なのですが、ENGENEの皆さんにお会いできて幸せです。次はもっと皆さんにお会いしたいと思います」とコメント。SUNOOは「こうしてENGENEの皆さんと向かい合って目を合わせられる日が来て、本当にうれしく思っています」と感慨深げな表情を浮かべ、リーダーのJUNGWONは「最近寒いので、皆さん元気に過ごしてくださいね。そして11月のツアーも期待していてください。ENGENEの皆さん、風邪ひかないでください!」とENGENEを気遣いながら、眩しい笑顔を向ける。SUNGHOONはENGENEをまっすぐ見つめ「本当に、いつも力をくださってありがとうございます。ENGENE、愛してる」と指でハートを作り、HEESEUNGは「ENGENEしか勝たん!」とはにかみ会場を盛り上げた。またNI-KIは「ENGENEの皆さんと楽しい、楽しい、思い出をたくさん作れたらと思います」、JAYは「遠くにいても皆さんの気持ちを感じることができます。これからもたくさんの応援よろしくお願いします」とそれぞれが日本語で観客に語りかけ、温かな笑顔を浮かべていた。
最後にENHYPENは「Future Perfect (Pass the Mic) [Japanese Ver.]」を披露。同じ世代の仲間にマイクを受け渡して未来のためのトーチに点火する、という楽曲のメッセージをカリスマ性あふれる表情と力強いパフォーマンスで届けてイベントを終了させた。曲を終えると、「好きな日本語、好きな日本語」とJAYに無茶振りをされたJAKEが「いつも、がんばってください!」と答えるなど、退場時もENHYPENは仲睦まじい様子を見せる。彼らは客席に向けて「おやすみなさい!」「がんばってください!」「愛してる!」と声をかけながら大きく手を振り、名残惜しそうに会場をあとにした。