井出靖の自伝「ROLLING ON THE ROAD 僕が体験した東京の1960年代から90年代まで」が1月10日に刊行される。
1980年代より、ヤン富田、高木完、いとうせいこうらとともに音楽的動勢に常に深く関わり、90年代にはOriginal Loveや小沢健二のマネジメント、BONNIE PINKやクレモンティーヌらのプロデュースを手がけ、また1995年にソロアルバム「LONESOME ECHO」をリリースして以降、アーティストとしても活動を展開するなど音楽プロデューサー / アーティストとして長きにわたり活躍してきた井出。本書は、小学生時代の1960年代から40歳を迎える2000年の誕生日あたりまで、井出が実際に見て、体験してきた東京の景色を約5年にわたり断続的にメモを取りながら書き下ろした初の自伝本だ。写真家・伊島薫、ビジュアルアーティストのミック・イタヤとの日本初のカセットマガジン「TRA」に関する鼎談、音楽プロデューサー牧村憲一、近藤雅信との30年ぶりの“よもやま話”も掲載される。
井出靖「ROLLING ON THE ROAD 僕が体験した東京の1960年代から90年代まで」内容(目次より一部抜粋)
・白いバギースーツと熱狂の時代
オリジナル・ラヴをプロデュースする
・オリジナル・ラヴのメジャーデビュー
そしてジャズで踊るムーヴメント
・クレモンティーヌのウィスパーヴォイス
夜11時からの打ち合わせが続く超多忙な日々
・日比谷野外音楽堂への想い
小沢健二のデビューフリーコンサートを開催
・1980年代の“あのとき”のこと
ネオアコ、エル・レーベル、ロリポップ・ソニック
・マーティン・デニーの「新譜」をつくる
エキゾチック音楽に魅せられて
・バック・トゥ・エイティーズ
80年代前半、海外アーティストの来日ラッシュ
・日本のヒップホップの夜明け
深夜テレビとラジカル・ガジベリビンバ・システム
・Les Enfants
「21世紀の子供たちに捧げるスタンダード集」をつくる
・SEVEN DAYS
1989年、僕の奇想天外な企画が始まった
・ジャネット・ケイのベスト盤を企画
しかし、お蔵入り、のちリリースされて大ヒットに
・ボニー・ピンクと出会う
浅田香織の才能に驚愕しプロデュース
・僕の音楽体験
小学生のときにキャロルを知った
・憧れのキングストンはハードだった
オーガスタス・パブロは何処へ
・突然アル・クーパーがやってきた
そしてナナ・ヴァスコンセロス、トム・ヴァーレイン
・ナッシュビルは雪だった
トニー・ジョー・ホワイトとレコーディング