映画「#マンホール」の舞台挨拶が本日1月17日に東京都内で行われ、主演を務める中島裕翔(Hey! Say! JUMP)、ヒロインの奈緒、監督の熊切和嘉が出席した。
2月10日に公開される「#マンホール」は「ライアーゲーム」「マスカレード・ホテル」シリーズも手がける脚本家・岡田道尚によるオリジナルストーリー。中島演じる不動産会社勤務の川村俊介は営業成績ナンバー1で社員からの信頼も厚く、社長令嬢との結婚を控えている。結婚式前夜に行われたサプライズパーティの帰り道、川村は酩酊してマンホールの中に転落してしまい、穴の底から脱出を試みる。
舞台中央に設置されたマンホール型のパネルが開き、中島、奈緒、熊切監督が姿を現した。ほぼ1人で撮影に臨んだという中島は「この台本を具現化していくのは難儀だなと思ったんですけど、監督のアイデアが際限なく出てきて、脚本からさらに膨らんだなという印象です。マンホールの中で絵を持たせることができたと言いたいですね」と自信たっぷり。さらに撮影を振り返り、「このタッパがあるのでずっと狭い中で体育座りしている感覚でした。撮影の時期的に寒かったので、体をブルブル震わせながら撮影して。子供のときより泥んこになって、こんな撮影は人生で初めてでした。ファンの方にとっても見たことない中島裕翔が見られるんじゃないかと思います」と苦労を語った。また奈緒との共演については「川村を助けてくれるうちの1人なんですけど、男は博多弁にやられちゃうなって。緊張感があるシーンが多い中で博多弁に癒やされるんです」と顔をほころばせた。
その後、3人はタイトル「#マンホール」に絡めたさまざまなテーマをもとにトークを展開。「マンホールに落ちたら誰に助けを求めるか」というお題で中島は「現実的に考えると、まずチーフマネージャーに連絡しますよね。仕事の連絡が済んだあとはメンバーのグループチャットで事情を伝えます。JUMPとの会話は面白くてくだらないやりとりが多いので、最初は茶化されて取り合ってもらえないかもしれないですね」と話した。そして「穴に落ちたときのために持っておきたいアイテムは?」という質問を受け、「スマホじゃないですかね。Hey! Say! JUMPのSNSアカウントがあるので、そこで呼びかければファンの方が助けに来てくれるんじゃないかと。絶対助けに来てくれますよね?」と会場のファンに呼びかけるが、反応はイマイチ。予想外のリアクションに中島は「なんで! そこは早く助けに来てくれないと!」とうろたえた。
続いて3人は、「穴」や「ア」「ナ」を用いて2023年の抱負をフリップで回答。熊切監督が「“穴”のない脚本作り」、奈緒が「スケジュールの“穴”を大切に過ごす」と真面目に答える中、中島は恥ずかしそうに「“アナ”ーキーな役をやりたい」とダジャレで回答し、「今年30歳なんですけど、ようやくちょっとダークな役ができるようになってきたので、ぶっ飛んだ役にチャレンジしてみたいです。撮影現場で監督が『川村が汚れていくさまを(「バットマン」の)ジョーカーみたいにしたいよね』とおっしゃっていたこともあって、ジョーカーみたいな役に挑戦できるようなアイドル、俳優になりたいです」と目標を述べた。最後に中島は「今、日本で一番クレイジーで尖ってる映画だと思うので、ぜひマンホールという狭い空間に没入して観ていただければと思います、最後には衝撃のラストが待っていますので、ネタバレ厳禁でこの映画を楽しんでいただけたらと思います」と本作をアピールした。
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