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マイベストトラック2022 Vol. 6 ラッパー編

上段左からedhiii boi、Elle Teresa、C.O.S.A.、Ryohu(KANDYTOWN)、春ねむり、Jeter。
約1年前2023年01月24日 9:02

2023年の幕開けに合わせて音楽ナタリーでは、さまざまなアーティストに「2022年にもっとも愛聴した3曲」を聞くアンケート企画を実施。回答者のジャンルごとに分けた全8本の記事を公開していく。今回は「ラッパー編」として、edhiii boi、Elle Teresa、C.O.S.A.、Jeter、春ねむり、Ryohu(KANDYTOWN)(50音順)が選んだ2022年の3曲を紹介する。

構成 / 三浦良純

edhiii boi

友達に勧めたとき、相手がその曲を知っていたりすると聴かなくなってしまうタイプで、毎日新しい曲をディグって聴いています。中学生の頃には4つほどのアプリを使用してディグってました(笑)。
今も、お風呂、トイレ、寝るとき、ご飯のときも、常に音楽を聴いています。
3曲に絞るのはとても時間がかかってしまいましたが、最近ハマっている3曲を選びました!

100 gecs「Torture Me(feat. Skrillex)」

好きなアーティストの100gecsの楽曲で、Skrillexをfeatに迎えて作られた1曲。
100gecsらしいhyper popな気持ちいいメロディと、途中で最近密かに流行り出しているbeat changeを感じるような曲調で最高に好きです! 最後はピアノで終わるのもなんというか、圧巻です……。

こはならむ「私の幸せは私が決めるの!」

前から、こはならむちゃんの曲が好きで、この曲は自分がすごく落ち込んでいるときに1日100回くらい聞いていました!(笑)
特に歌い出しの「この広い世界の誰からも愛されるなんて無理」という部分の歌詞が本当に好きで、自分のLyricにも入れたくなるくらい好きです!(笑)いつか一緒に曲作れたらいいな……と勝手に思っています。
こういう曲が実はけっこう好きで、アイドルとかもよく聴きます。
ちなみに、アイドルでよく聴くのはFRUITS ZIPPERさんで、Honey Worksさんもよく聴きます!
ジャンルによっては音質とか曲の作り方など、全然違って面白いんですよね。
エンジニアという仕事にも興味があるので、普段からYouTubeでアイドルやUSラッパー、シンガー、ロックバンドとかのレコーディングメイキングVTRとかを見て勉強しています。

SHE'S「Blue Thermal」

この曲は映画「ブルーサーマル」の主題歌です。
映画館でこの映画を観たのですが、いつもはエンドロールの途中で映画館を出てしまうことが多いのに物語にめちゃくちゃ感動してぼろぼろに泣いてしまって(笑)。落ち着くまで席にいたときにエンドロールでこの曲が流れてきて、その瞬間、なんだこの曲!! 青空を駆け走ってる気分になる!!!!と、全身に鳥肌立ちました。その後すぐに調べて帰りの電車でずっと聴いて、今ではカラオケで唯一歌う曲になりました!(笑)
カラオケでエコーを効かして歌うと気持ち良いんですよ!
そしてこの映画めちゃくちゃいいので、絶対観てほしいです!

<プロフィール>

edhiii boi(エディーボーイ)

2007年生まれのラッパー。2021年にSKY-HIに送ったデモ1曲で、BMSGとのアーティスト契約を掴み取った。独特の声、ワードセンス、テクニカルなフロウから、ダンスやトラックメイクまでハイレベルでこなす。2023年3月に1stアルバム「edhiii boi is here」をリリースする。

edhiii boi(@edhiiiboi_is_here)| Instagram
edhiii boi(@edhiiiboi)| TikTok
edhiii boi | SoundCloud

Elle Teresa

Quando Rondo「Cream Soda」

Choppa Capone「Hey Shawty」

NBA Youngboy「I Admit Ft Nicki Minaj」

朝起きてシャワーを浴びながら聞きます

<プロフィール>

Elle Teresa(エルテレサ)

1997年、静岡県沼津市生まれのラッパー。Tohjiとともにフィーチャリング参加したDJ CHARI & DJ TATSUKI「GOKU VIBES (feat. Tohji, Elle Teresa) 」がTikTokで話題となり、2021年7月7日にavex traxよりシングル「Bby girlll」でメジャーデビューを果たす。2022年7月にavex移籍後初となるフルアルバム「Sweet My Life」、同年12月に新作「Youngin Season 2」をリリースしている。

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C.O.S.A.

M1llionz「NGL」

去年は速い車を買ったので爆走爆音でよく聴いてた。間違いなく去年のテーマソング。

Fivio Foreign「On God (Feat. KayCyy)」

POP SMOKE亡き後nyを背負ったfivioのアルバムから。責任感を背負うとこうも人間は変わるのかと。

Skillibeng「Whap Whap ft F.S.」

最後は今年のキラーアンセム。skillibengはとっくの前からヤバかったけどこの曲で世界中に知らしめた感じ。

<プロフィール>

C.O.S.A.(コサ)

1987年生まれ、愛知県知立市出身のラッパー / プロデューサー。12歳で歌詞を書き始め、16歳から名古屋市のクラブで活動を開始した。一度音楽から離れるが、2013年に活動を再開・本格化させ、2015年に自主アルバム「Chiryu-Yokers」、2016年KID FRESINOとの共作「Somewhere」を音楽レーベルSUMMITから発表。2022年1月にフルアルバム「Cool Kids」をリリースした。

C.O.S.A. - SUMMIT
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Jeter(Peterparker69)

Gud「Red Cup」

Sega Bodega「Kepko」

Sim Fane「ecstacy」

メロディーとか音の感じとか結局音楽の表面的な部分が好きだから、その部分を強く感じることのできる曲を選びましたー。

<プロフィール>

Jeter(ジーター)

アメリカ・ニューヨークで生まれ、5歳で日本に帰国。グルーヴ感あふれる変幻自在のフロウと、ヒップホップ、アンチポップ、エレクトロニカなど、多岐にわたる音楽性を昇華した独創的な作品を発表しており、Y ohtrixpointneverと結成したプロデューサーデュオ・Peterparker69でも注目を浴びている。

Jepoi (@jethelightsaber) | Twitter

春ねむり

初聴で衝撃が強く、その後も繰り返し聞いたものを選びました。

tomodati「PIKADON」

「PIKADON」は、テーマのヘビーさに負けないサウンドのヘビーさと、後半の展開にシビれました。ギター等の楽器についてそのプレイングを「泣いている」とか「叫んでいる」とか、感情の表現になぞらえて言うことがありますが、このトラックメイキングについても同等の印象を抱きます。

きくお「ソワカの声」

「ソワカの声」は、和声の面白さと、ともすればトリップしてしまいそうなサウンドメイクがクセになります。EDMでよく使用される音というものを、自分らしく使用することは、その音のキャラクターの強さゆえにとても難しいことであると自分は考えているのですが、この曲にはそれがあると感じます。

長嶋水徳 - serval DOG -「GOFLL」

「GOFLL」は、どこか懐かしさも感じさせるメロディの良さ、ボーカルの声のすばらしさ、唸るギターリフ、歪んだドラム、曲のテーマ、すべてがわたしの好みのドンピシャでした。もう2度と手を繋ぐことのないひとのことを思い出すとき、今年はこの曲を何度も聞きました。

<プロフィール>

春ねむり(ハルネムリ)

横浜出身のシンガーソングライター / ポエトリーラッパー / プロデューサー。自身で全楽曲の作詞・作曲・編曲を担当する。2018年4月に初のフルアルバム「春と修羅」をリリースし、2019年にはヨーロッパを代表する20万人級の巨大フェス「Primavera Sound」に出演。2022年3月に北米ツアーを開催し、すべての公演がフルキャパシティにも関わらずソールドアウトとなった。2022年4月に2ndフルアルバム「春火燎原」を発表した。

春ねむりオフィシャルサイト
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春ねむり | YouTube

Ryohu(KANDYTOWN)

Steve Lacy「Bad Habit」

SZA「Smoking on my Ex Pack」

Drake, 21 Savage「Hours In Silence」

1曲単位で好きなものはたくさんありすぎたので、アルバム通してよかったものから選びました。
3つともクラシックな部分はありつつ、新しさも感じられるところが惹かれる大きな理由です。

<プロフィール>

Ryohu(リョフ)

ヒップホップクルー・KANDYTOWNのメンバーとしても活動する東京都世田谷区出身のラッパー / トラックメイカー。10代より楽曲制作を始め、2008年から2009年にかけてズットズレテルズのメンバーとして活動した。2020年11月に1stソロアルバム「DEBUT」、2022年9月に2ndアルバム「Circus」をビクターエンタテインメント内のスピードスターレコーズよりリリース。KANDYTOWNは2023年3月8日に東京・日本武道館で単独公演「LAST LIVE」を開催し、同月をもってクルーとしての活動を“終演”する。

Ryohu オフィシャルサイト
Ryohu(@ryohu_tokyo) | Twitter
Ryohu(@ryohu_tokyo) | Instagram
Ryohu | YouTube

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