2023年の幕開けに合わせて音楽ナタリーでは、さまざまなアーティストに「2022年にもっとも愛聴した3曲」を聞くアンケート企画を実施。回答者のジャンルごとに分けた全8本の記事を公開していく。今回は「男性グループ編」として、小田惟真(THE SUPER FRUIT)、カイ(超特急)、佐野文哉(OWV)、中島颯太(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、八村倫太郎(WATWING)、安井謙太郎(7ORDER)が選んだ2022年の3曲を紹介する。
構成 / 三橋あずみ
小田惟真(THE SUPER FRUIT)
ENHYPEN「SHOUT OUT」
1曲目はENHYPEN「SHOUT OUT」です! 2022年5月にリリースされた曲です。この曲は自分の背中を押してくれた曲で、今まで不安だったことや嫌だったこと全てを包み込んでくれるような歌詞が凄く心に刺さって毎回聴く度自然と涙が出てくるような最高の曲です! 長いのですが、「진짜 내 목소리로 네게 진심을 전해 우리 함께면 세계는 아름다워 점점 퍼져가 퍼져가 멀리 이젠 소리쳐 소리쳐 외쳐 Til the end of time the story of you and I」という歌詞を見ながら曲を聴くと、凄く感情がこもっていて自分が一番好きなところなので是非聴いて欲しいです! ちなみに歌詞の意味は「本当の僕の声で 君に本心を伝える 僕たちが一緒なら世界は美しい だんだんと広がっていく遠くへ さぁ叫べ 叫べ叫べ 時間の終わりまであなたと私の物語」という意味です! 自分の背中を押して欲しいっていう人はぜひこの曲を聴いたり、またライブ映像などを見て欲しいです!
NMIXX「DICE」
2曲目は、NMIXX「DICE」です! 2022年9月にリリースされた曲です。この曲は楽曲の中で音楽というものを遊んでいて、色々なテイストのリズムやメロディを楽しめる曲です! 曲調などもガラッと変わる部分があったりと、一番この曲を聴いていて楽しくなれます! 凄く高いトップ音があるのですが、そこの部分を軽々と出しているのが凄く聴いていて気持ちが良くなります! 歌とダンスのクオリティがどちらもとても高く、凄く尊敬しています! 中毒性がたまらないのでぜひ皆さん聴いたことないって方は聴いてみてください! ダンスも凄くかっこいいのでそちらもチェックしてみてください!
THE SUPER FRUIT「チグハグ」
そして! 最後の3曲目は、やっぱりこれ! THE SUPER FRUIT「チグハグ」です! 2022年8月にリリースされた曲です。凄い思い出深い楽曲なので選びました! この曲は多様性を肯定してくれるような楽曲になっていまして、今の社会性にもピッタリですし、自分を肯定してくれる凄く勇気づけられる曲だと思っています! また「チグハグ」のおかげで僕自身も変わることが出来ました! この1年間で僕の人生も変わりましたし、特に下半期は人生の分岐点だったと言っても過言ではないです。沢山の行事、イベントなど今まで経験したことの無いことを経験させて頂き、デビューしてから凄く濃い期間になりました! まだまだ未熟ですがもっともっと頑張って色んな経験やチャレンジなどしていきたいと思っているのでこれからも僕達スパフルの応援よろしくお願いします! またチグハグ以外にも沢山楽曲を出しているので他の楽曲のチェックもよろしくお願いします! いっぱい聴いてね!!
プロフィール
小田惟真(オダイシン)
2007年1月10日生まれ、埼玉県出身。THE SUPER FRUITのメンバーで、担当カラーはアップル。趣味はアイドル鑑賞とお菓子作りのグループ最年少で、2022年にヒットを記録したデビュー曲「チグハグ」ではクリアな歌声とフレッシュなパフォーマンスを披露している。THE SUPER FRUITは3月22日に2ndシングル(タイトル未定)をリリースする。
THE SUPER FRUIT
小田惟真(@ishin_supafuru) / Twitter
カイ(超特急)
NewJeans「Attention」
K-POPが好きな僕が2022年最も衝撃を受けたグループと言っても過言ではありません。
HYBE LABELSのオフィシャルYouTubeチャンネルに突如投稿され、気になった僕はタップした途端虜になりました。
どこか懐かしさと新鮮さがミックスされた波に飲み込まれたような感覚になりました。
楽曲はもちろん、MVの世界観、色彩、本人達のファッションまで好きなのには理由がありました。
かつてSMエンターテインメントでSHINeeやf(x)、NCTまでアルバムコンセプト、ブランディングを行っていたミン・ヒジンさんが会社の代表だったからです。
あのレトロ感×色素薄い系の儚さによって僕の現在イチオシのグループとなりました。
もうすでに大人気ですが、まだまだ駆け上がっていくような気がしています。
ABLE「Feeling」
僕が最も敬愛するK-POPアーティスト、チャン・ヒョンスンさんの新たなソロプロジェクトです。
かつてBEASTとして活動しており、現在はソロで活動しています。
ご本人のファッションセンスや歌声が好きだった僕は彼の世界観が存分に詰まったこの曲が大好きです。
MVを日本の渋谷などのスポットで撮影しており、このMVを観た時は会えたかもしれない!と若干謎の悔しさに襲われました。
年始には日本でもソロコンサートを開催し、これからもどんどん活動を続けていってほしいなと思っています。
ナット・キング・コール「Joe Turner Blues」
この曲は2022年にリリースされた楽曲ではないのですがどうかお許しください……。
ナット・キング・コールさんは今から80年ほど前、1940年代に大活躍され、ロックの殿堂にて殿堂入りされている偉大なシンガーです。
少し前から僕は、1970年代から発売されているヘッドホンで昔の音楽を聴くのが好きなのですが、ネットでいろいろな音楽を調べているときに出会いました。
初めは純粋に楽曲がお洒落で格好良いな、というところから入りましたが、調べれば調べるほどご本人が魅力的でした。
柔らかで温かい笑顔にヘアースタイル、ファッションはクールでそのギャップが素敵だなと感じました。
さらには人種差別を超えた先駆け的存在と知り、より深く知りたいと思うようになりました。
最新の楽曲を聴く上で、昔からの伝統は忘れてはならないと感じ、これからもたくさん昔の曲を勉強していきたいと思います。
プロフィール
カイ
1994年9月27日生まれ、神奈川出身。超特急の2号車、メインダンサーで、メンバーカラーは青。パワフルかつ繊細なダンスと、観客を巻き込むステージパフォーマンスで、“先頭車両(最年長)”としてグループを引っ張る。韓国カルチャーやマーベル作品への造詣が深く、自身の趣味を生かした活動も活発。2019年には自身のファッションブランド「KEEN AND INTENSE」を立ち上げた。超特急は3月22日にニューアルバム「B9」をリリースする。
超特急
超特急 カイ / 小笠原 海 (@927_kai) / Instagram
佐野文哉(OWV)
HIYADAM「WHY DO FUCKBOIS HANGOUT ON THE NET (REMIX)」
まずMVの雰囲気が好き過ぎます。
韓国のラッパーKid Milliさんの楽曲のリミックスで、過去にShibuya eggmanでこの楽曲を使用して踊ったこともあります。
日頃良くしていただいているオカモトレイジさんもこのMVに出演されていて最高です。
2022年再びのマイブームが来ていました。
ジョニー・バリク「I Need It」
カナダ出身のシンガーソングライターさんです。
他にも素敵な作品が沢山あるのでとても悩みました。
自分自身のパフォーマンスにスランプを感じた時にこの楽曲で表現をするキーオン・マドリッドさんの映像を見て心打たれました。
この楽曲にいつか生で触れてみたいです。
BLACKPINK「Pink Venom」
2年ぶりの新曲だったのでシンプルにぶち上がりました。
メロディとリリックのサンプリングがお洒落に散りばめられていたりサビの変則感が個人的にはとても好きです。
僕たちと同じ4人という比較的少人数であるにも関わらず個々が放つ圧倒的なオーラや世界観に毎回感動します。
プロフィール
佐野文哉(サノフミヤ)
1997年5月25日生まれ、山梨県出身。OWVのメンバーで、メンバーカラーは青。確かなスキルに裏打ちされた、艶やかかつシャープなダンスで、グループのパフォーマンスに彩りを加えている。OWVは3月よりワンマンツアー「OWV LIVE TOUR 2023 -CASINO-」を開催する。
OWV
佐野文哉 (@sano_fumiya) / Twitter
中島颯太(FANTASTICS from EXILE TRIBE)
Silk Sonic(ブルーノ・マーズ&アンダーソン・パーク)「Leave The Door Open」
昔から大好きなアーティストさんのコラボほどテンションが上がることはないです!
そして、めちゃくちゃオシャレでカッコいい。
イントロから心を掴まれてノリノリでずっと聴いていられる曲です。
いろんなバージョンのMVが出ていてどの映像もカッコいいです!
一番は、音楽を本当に楽しんでいる感じが伝わってきて、見ていて幸せになります!
自分も将来ここまでできるように楽器も勉強して発信していきたいです!
幾田りら「レンズ」
幾田さんの、細かいところまで想いが通っているような歌唱力、表情。
音源なのにここまで伝わるのがすごいなぁとたくさん聴きました!
同じサビで同じ高さで、ファルセットで出すところ、エッジボイスを含めるところ、地で強く歌うところなど、とても勉強になりました!
同世代ですごく刺激をもらえますしずっと聴いていたい歌声です!
Official髭男dism「Subtitle」
今年は色々なランキングで1位をとるなどたくさんの方が聴いていたと思いますが、僕もその1人です(笑)。
藤原さんの歌唱力もそうなのですが曲としての完成度がすごすぎます。
Official髭男dismさんの楽曲制作のメイキングを観させていただいたり、出演されるラジオもよく聴かせていただいていて、曲を作ることに対しての想いやこだわりをすごく感じます!
ここまで完成された世界観で、感情がすべて乗るような歌詞で。
他の楽曲も大好きですがこの1年はこの曲をよく聴いていました!
プロフィール
中島颯太(ナカジマソウタ)
1999年8月18日生まれ、大阪府出身。FANTASTICS from EXILE TRIBEのボーカル。2022年4月にはテレビ朝日系「あざとくて何が悪いの?」の「あざと連ドラ」出演で演技の幅を広げ、フジテレビ系「ポップUP!」では特技のトークを生かして金曜レギュラーを務めるなど、多方面で活躍している。FANTASTICSは2月より全国ホールツアー「FANTASTICS LIVE TOUR 2023 "FAN FAN JUMP"」を開催する。
FANTASTICS from EXILE TRIBE
中島颯太(@sotanakajima_official) / Instagram
八村倫太郎(WATWING)
星野源「喜劇」
マイケル・ジャクソン「P.Y.T. (Pretty Young Thing)」
Ayumu Imazu「破片」
まず、どなたも本当に大好きでリスペクトしているアーティストの方々です。
「喜劇」は歌詞から音づかいまで、何から何まで全てが最高の一言! 心地良いリズムとリリックで飽きがこないです。星野さんの楽曲は全部愛聴していますが、中でもお気に入りの1曲です。
「P.Y.T. (Pretty Young Thing)」はリズム取りがとてつもなく、イントロから一気にテンションが上がるので大好きです。
「破片」はメロディが大好き。歌詞がとても切なくて、ただすごくリアル。納得と共感があって、「歌って偉大だな」と思った曲です。
プロフィール
八村倫太郎(ハチムラリンタロウ)
1999年7月28日生まれ、神奈川県出身。WATWINGのメンバー。高いトークスキルを生かしてライブではMCを担当し、FM yokohamaでは「E★K radio ~倫太郎のOnly One Life~」にレギュラー出演している。2022年10月期のTBS系火曜ドラマ「君の花になる」では、ボーイズグループ・8LOOMのメンバーである一之瀬栄治役を演じた。WATWINGは1月11日にシングル「The Practice of Love」をリリースした。
WATWING
八村倫太郎(@Rintaro_watwing) / Twitter
安井謙太郎(7ORDER)
2022年は世の中の状況が前に向かっていってくれたこともあり、LIVEを見に行く機会が少しずつ増えてきた1年でした。
その中で見に行った、生のステージから曲を選ばせていただきました。
s**t kingz「心躍らせて feat. 上野大樹」
舞台「HELLO ROOMIES!!」を観劇させて頂いた際に知った曲です。
もちろん曲自体も素晴らしいのですが、パフォーマンスとセットで見ることで音が形になって、さらに深くまで楽曲を感じることができました。
振り付けのようにそっと、ただ、自分の側にいてくれるような曲です。
Monthly Mu & New Caledonia「Jamaica」
ふらっと遊びに行ったライブハウスで出逢ったバンドです。
LIVE ver.は熱くて、まさに夏の終わり。
なんか焦っちゃった。
予定があって最後まで見れなかったのが残念、次は最後までLIVEを見たいバンドです。
桑田佳祐「平和の街」
そして最後は桑田佳祐さんです。
もう最高すぎました。本当に本当に元気をもらえるライブでした。その中でもこの曲は自分にブッ刺さりました。これからも明日を憂い歌えたらなぁと思いました。
プロフィール
安井謙太郎(ヤスイケンタロウ)
1991年7月21日生まれ、神奈川県出身。7ORDERのリーダーで、メインボーカルを務めている。持ち前のトークスキルを生かし、グループ内ではMCを回すことが多い。7ORDERとしては3月8日にバンドとダンスの"二面性"を強調した3rdアルバム「DUAL」のリリースが決定しており、同アルバムを引っさげての全国ホール&アリーナツアー「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」が4月9日から開催される。