kiss the gamblerの2ndアルバム「私は何を言っていますか?」が4月5日にアナログと配信でリリースされる。
「私は何を言っていますか?」は2021年9月にリリースされた1stアルバム「黙想」以来、約1年半ぶりのアルバム。これまでもkiss the gamblerの楽曲を手がけてきた谷口雄(ex. 森は生きている)がプロデュースを担当しているほか、宮下広輔(PHONO TONES)、厚海義朗(GUIRO)、 河合宏知(山二つ)、高橋三太、影山朋子、natsuno(ARAM)、長谷川珠実、かもめ児童合唱団といった面々が参加している。レコーディングエンジニアは笹倉慎介が務めた。
本作について雷音レコードの本秀康は「吹っ切れた様が『黙想』から変わらぬ繊細な文芸スタイルの歌詞で表現されるのですからたまりません。ヤケクソのようで繊細。その捩れ具合がロックなのです!」とコメントしている。なお現在YouTubeでは収録曲「カルダモン」のミュージックビデオが公開されている。
kiss the gambler「私は何を言っていますか?」収録曲
SIDE A
01. ばねもち
02. ベルリンの森(RHION Ver.)
03. 台風のあとで(RHION Ver.)
04. さよなら青春(RHION Ver.)
05. カルダモン
06. 私は何を言っていますか?
SIDE B
01. 掌中の珠
02. くずもち
03. はぐれ鳥のタマシイ
04. ペペロンチーノ(RHION Ver.)
05. 台風のあとでのあとで(ALBUM Ver.)
本秀康(雷音レコード)のコメント
kiss the gamblerが2ndアルバム「私は何を言っていますか?」をリリースします! 1stアルバム「黙想」はリリカルで繊細な歌詞とメロディが印象的なアルバムでしたが、今作は「かなふぁん(kiss the gamblerのアーティスト名です)に何があったんだ!」と腰を抜かすほどにタフな楽曲「ばねもち」からスタートします。「黙想」リリースのあと、気乗りしていなかった会社勤めを辞めて音楽活動に専念できるようになったすがすがしい心境が曲作りに影響しているのだと思います。この点が前作との一番の違いなのですが、その吹っ切れた様が「黙想」から変わらぬ繊細な文芸スタイルの歌詞で表現されるのですからたまりません。ヤケクソのようで繊細。その捩れ具合がロックなのです!
プロデュースは谷口雄(ex.森は生きている)。kiss the gamblerのサウンドを谷口くんと僕が好きなアメリカン・ルーツロックの方向に寄せたくて彼を起用したのですが、当初の僕の思惑通りに仕上がった楽曲は半分くらいです。あとの半分はセッション中に谷口くんとかなふぁんが意気投合し、スタジオで様々な実験が繰り広げられたことで、既存の音楽では測れない新しいジャンルの音楽になりました。こうして斬新なサウンドを持つkiss the gamblerの2ndアルバムが完成しました。もちろん、「台風のあとで」「カルダモン」など、普遍的な佇まいのkiss the gamblerらしい心に染みるバラードもたくさんあります。「ペペロンチーノ」などは思わず踊り出したくなる、kiss the gambler式ダンスチューンだし、大幅に曲調のバリエーションが広がり、今作はkiss the gamblerの自己最高点に到達しました!
前作「黙想」に惚れ込み、僕はkiss the gamblerの音楽をもっと世に広めたいと思いました。昨年春からの1年間で、雷音レコードは「黙想」をLP化し、4枚の7inchも作りました。でも一番やりたかったことは、kiss the gamblerに最高の環境で最高の新作アルバムを作ってもらうことでした。それが今完成しました! あとは皆さんに聴いてもらうだけです。どうぞよろしくお願いします!