JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイト「ジョイオンプー」LINEスタンプ販売中

アジカン後藤が出演&劇伴手がけたラジオ朗読劇「銀河鉄道の夜」、サンクラで無料公開中

「ラジオ朗読劇『銀河鉄道の夜』」ビジュアル
2年以上前2023年03月11日 9:06

後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)と小島ケイタニーラブが出演し、劇伴を手がけた「ラジオ朗読劇『銀河鉄道の夜』」が、4月10日までの期間限定でSoundCloudにて無料公開されている。

ふくしまFMとエフエム岩手が共同制作したこの朗読劇は、宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」を原作とした小説家・古川日出男の脚本による作品。古川が東北に思いを馳せながら公演ごとに異なるオリジナル脚本を執筆し、小島ケイタニーラブ、詩人の管啓次郎、翻訳家の柴田元幸とともに、時期や土地にあわせて演出などを変えながら2011年より東北をはじめ全国各地で上演してきた朗読劇の新作となる。

「ラジオ朗読劇『銀河鉄道の夜』」は、古川が新たに書き下ろした脚本による全3話構成の朗読劇。後藤扮するDJゴトウがナビゲートする「銀河ラジオ」に弟のジョバンニを探しているという姉のボイスメールが届くことから物語が展開される。収録は千葉県にある小湊鐵道の無人駅・上総鶴舞駅の駅舎で行われ、古川、管、柴田、後藤、小島ケイタニーラブのほか劇団・ワワフラミンゴに所属する北村恵が出演した。

なお、朗読劇の音声はふくしまFMで3月7日から3夜連続で、エフエム岩手では3月12日より3週連続で放送。ラジオ放送のバージョンでは各話本編終了後に古川、後藤、小島ケイタニーラブのトークが楽しめる。

古川日出男 コメント

銀河鉄道の中にはラジオが流れているのではないか、とある日僕は思ったのでした。そこには地上からの投書だって届けられるのではないか、と僕の想像力は疾走したのでした。そんな架空のラジオを、なんと! 現実のラジオの電波に乗せられます。最強のメンバーと最愛のスタッフ、そしてリスナーのみなさんの傾聴もまた、この四次元的サウンド宇宙の動力源です!

管啓次郎 コメント

「銀河」の世界は目に見えない、声だけの世界。本当はラジオ放送こそ「銀河」空間にたどりつく唯一の方法だとわかっていた。それがついに実現した。音の「銀河」では時間が混乱する、心が翻弄される。 われわれの現実を浮かばせているたくさんの可能な存在が、あちこちで点滅している。 すべてが「思い出せ」とささやいている。きみの真実はどこに行った?

小島ケイタニーラブ コメント

そこにあるのは、言葉が言葉として意味をまとう前のあるがままの響き。経験したことのない聴覚体験とともに、ずっと前からそこにいた音たちにようやく出会ったような懐かしさがありました。言葉と音が重なり、連なり、響きあうラジオ朗読劇の世界をみなさんと共有できたらうれしいです。

柴田元幸 コメント

自分も出てるのにこんなこと言うのアレなんですけど、これ、素晴らしいです。皆さん、ぜひ聴いてください。

後藤正文 コメント

ひとりの「銀河」ファンとして始まり、種山ヶ原でのセッションへの参加を経て、素敵な空間と時間に着地できたことを光栄に思います。本当に素敵な作品に仕上がりました。一緒に、「銀河」への旅を楽しんでくれたら幸いです。

エフエム岩手「ラジオ朗読劇『銀河鉄道の夜』」

第1話:2023年3月12日(日)18:30~19:00
第2話:2023年3月19日(日)18:30~19:00
第3話:2023年3月26日(日)18:30~19:00

関連記事

「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2025 in EZO」ロゴ

「ライジングサン」タイムテーブル公開、今年のクロージングアクトはSHISHAMO

7日
ASIAN KUNG-FU GENERATION

くるりレギュラーラジオにアジカン後藤正文が出演、フェスや楽曲制作の裏側を明かす

15日
左から古里おさむ、井上陽介、後藤正文。

後藤正文、古里おさむ、井上陽介の“いいスタジオ”論

17日
ART-SCHOOL「Dreams Never End」収録曲の告知画像。

ART-SCHOOL結成25周年トリビュートアルバムの収録曲を一挙発表、アジカンやテナーら参加

21日
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文とSATOH。

SATOH、アジカン後藤正文と作り上げた新曲「マイル 」配信

22日
ASIAN KUNG-FU GENERATIONと塩塚モエカ(羊文学)。

アジカン、10-FEET、Perfume、羊文学が出演 大阪ライブイベントの音源をFM802でOA

29日
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025」キービジュアル

「ロッキン」タイムテーブル発表!5日間で115組出演、メインステージのトリ10組は

約1か月
左からMONO NO AWAREのの加藤成順(G, Cho)と玉置周啓(Vo, G)、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、Dos Monosの荘子itとTaiTan。

後藤正文の音楽賞を同時受賞、MONO NO AWAREとDos Monosがある約束交わす

約1か月
V.A.「AKG TRIBUTE」ジャケット

アジカンのトリビュート盤、8年の時を経て配信決定

約1か月
「ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN CIRCUIT 2025 ASH x AKG  Split tour」フライヤー

アジカンとASHの同世代スプリットツアー開催

約1か月