the chef cooks meが2024年春をもって活動を終了することを発表した。
2003年に下村亮介を中心に結成され、今年20周年を迎えたロックバンド・the chef cooks me。下村は活動終了について、「昨年、延期の末に開催することが出来た『Tour 2022 “Feeling”』によって、そこまで抱えていた呪いのような鬱屈とした気持ちも、何かや誰かに対してアンチテーゼのように掲げた『とにかく続ける』という意固地な姿勢も嘘のように消え失せて行き、20年というひとつの節目に最良の形で幕を下ろすことにしました」とコメントしている。
活動終了の発表と合わせて、ライブスケジュールも発表されており、5月21日には、過去に下村がスタッフとして働いていたライブハウスであり、2003年にthe chef cooks meの初ライブが行われた会場でもある東京・下北沢ERAでプランプラムとのツーマンライブが行われる。イープラスでは本公演のチケットの先行予約を受付中。
また9月には2013年発表の3rdアルバム「回転体」の10周年を記念したライブ「『回転体』10th Anniversary Show」が鹿児島、大阪、東京で行われることが決定。そして、ラストライブは2024年3月19、20日に東京・Spotify O-EASTで開催される。「『回転体』10th Anniversary Show」とラストライブの詳細は後日発表予定で、新曲やアルバムのリリースも予定されている。
下村亮介 コメント
下北沢ERAというライヴハウスの店員だった自分が、高校の同級生やその仲間に声を掛けて結成した1回きりのライヴで終わるはずだった企画バンド“the chef cooks me”も、幾多の出会いと別れを繰り返し、転がり続けて、何度も形を変えて、気付けば20年の歳月が経ちました。
最終的に自分一人になってもここまで続けてこられたのは、今まであらゆる瞬間に重なり合ってくれたミュージシャンやスタッフ、そして発表した楽曲を聴いてくれたり、ライヴに足を運んでくれた皆さんのおかげだなぁと痛感している、今日この頃です。
一方で、高校生の時からバンドというものに憧れ続け、魅了され続けた自分が“the chef cooks me”という名前を冠して、バンドのような、そうでもないような音楽活動を1人で続けて行くことにも終わりが見え始めたここ数年。
昨年、延期の末に開催することが出来た「Tour 2022 “Feeling”」によって、そこまで抱えていた呪いのような鬱屈とした気持ちも、何かや誰かに対してアンチテーゼのように掲げた「とにかく続ける」という意固地な姿勢も嘘のように消え失せて行き、20年というひとつの節目に最良の形で幕を下ろすことにしました。
これからやりたいことは自分でも滑稽に思えるほどあるので相変わらず頭の中は賑やかですが、ひとまずはこの1年、the chef cooks meとしてやり残したことを一生懸命やり抜きたいと思います。
何本かの記念碑的なライヴと最後のスタジオアルバム、どうか楽しみにしていてもらえたら幸いです。
出会ってくれてありがとう!
シェフクックスミーとプランプラム
2023年5月21日(日) 東京都 下北沢ERA
<出演者>
the chef cooks me / プランプラム
the chef cooks me「『回転体』10th Anniversary Show」
2023年9月9日(土)鹿児島県 CAPARVO HALL
2023年9月15日(金)大阪府 Shangri-La
2023年9月21日(木)東京都 東京キネマ倶楽部
the chef cooks me - Last Show -
2024年3月19日 (火)東京都 Spotify O-EAST
2024年3月20日 (水・祝)東京都 Spotify O-EAST