市川由紀乃が本日4月26日に京都・伏見稲荷大社で歌唱奉納を行った。
降りしきる雨の中、伏見稲荷大社の外拝殿(げはいでん)に西洋アレンジの効いた洋花の着物姿で現れた市川。やや緊張した面持ちで拝殿に上がって二礼二拍手一礼をしたあと、「皆さま、本日は雨の中本当にありがとうございます。再び伏見稲荷大社様で新曲を奉納させていただけますことを心から幸せに思っております」と笑顔で挨拶した。市川が伏見稲荷大社を訪れるのは、「NHK紅白歌合戦」への出場を果たした2016年、2017年に続いて3回目。市川の母・栄子が48年前に「男の子の次に女の子を授かりたい」と同社に祈願したところ市川を授かったということで、伏見稲荷大社は市川にとって特別な思い入れのあるパワースポットでもある。また有名な千本鳥居には、市川の名前を記した鳥居が奉納された。念願の鳥居奉納について市川は「夢のようですね。自分の名前が刻まれた鳥居が立つということは。しっかりと目に焼き付けます」と語った。
市川は本殿でヒット祈願を行ったあと、神楽殿にて神楽を奉納。降り続く雨に「恵みの雨です」と微笑み、本日リリースした新曲「花わずらい」を歌い上げた。「花わずらい」は市川が「今すごくつらく悲しいけれど、“私は決して枯れないんだ”という女性の決意や覚悟を聴いてくださる皆様にお届けできたらと思っております」と語る新曲。人気演歌歌手による熱唱に約200人の参拝客が足を止めて聴き入った。歌唱後に太陽が顔をのぞかせる中、「これから先も真っ白な心で歌を届けられるよう精一杯精進してまいります」と決意を語る市川。彼女はデビュー30周年という節目のタイミングで歌唱奉納を行い、鳥居奉納の夢を叶えたことを踏まえ、「1人では叶えられない夢を、皆さまと喜びを分かち合いながら一緒に、紅白出場という夢を再び追いかけたい」と強い思いを口にした。なお「花わずらい」のミュージックビデオはYouTubeで公開中。