生活の設計が6月2日に東京・青山 月見ル君想フでワンマンライブを開催する。
4月に1stアルバム「季節のつかまえ方」をリリースした生活の設計。これを記念して行われるワンマンライブには、収録曲「むかしの魔法」を絶賛した小西康陽がゲストDJとして出演する。
また澤部渡(スカート)、オカモトコウキ(OKAMOTO'S)、ラブリーサマーちゃん、大和田俊之からアルバムへの推薦コメントも到着。バンドのオフィシャルサイトには音楽ライター岡村詩野のレビューが掲載されている。
澤部渡(スカート)コメント
懐かしい場所からしか見えない未来というのがある。生活の設計のファースト・アルバムを聴き終えて思い浮かんだのは、スカートがレコードを作るときに考えていることだったりしました。「ありふれた銀河」が好きでした。ドライで密室でファンキーな音像のなかをウェットな日本語がすり抜けていく快感! 素晴らしいファースト・アルバム、おめでとうございます。
オカモトコウキ(OKAMOTO'S)コメント
コロナ渦に入ってから、今の自分に合うサウンドトラックをずっと探していた。なんかそれまで過去10年ずっと自分がやってきたように、昔のロック名盤を聴いて悦に入るのは、何かから逃げている感じがして嫌だった。自分も少しは歳をとって、そんなことをするとやたら老け込んだ気がした。最新の音楽は刺激的だし好きだけど、サウンドの質感は60,70年代の感じが良くて……。でもそれは別に古いから好きってことじゃなくて、60,70年代の感じのサウンドのフォーマットが好きってことであって、それは=昔のものが好きってことではなくて……。かといってシティポップの文脈で狙ってるようなものも、もはや逆になんかビジネス的な打算を感じて食傷気味になったりして。あぁ、なんか自分、捻くれたロックファンになってってるな。めんどくさい...。なんていうかうまく言えないけど、ずっとそんな感じだったんです。今の人が今の気持ちを昔使われていた文法を使ってやっている最新の表現、そんなもの、ありそうでないんだよなぁ、と思ってたら、なんかふと一番ぴったりきたのは「生活の設計」でした。長々と書きましたが要するに好きでした。これでいいかな?
ラブリーサマーちゃん コメント
美しい詞がバチッとハマったメロディに、丁寧で衒わない演奏、完璧すぎて言葉を失った! 日本語ポップスとしての最適解! T3、T7、T8、自分が書いたことにならないかな
ドラムの薫平くんと十代のときに知り合ってから、恋する円盤、Bluemsと見てきましたが、こんな愛らしくスウィートな音楽になるとは……改名も納得しました。これからも変わっていくのかな 楽しみに見続けていきます
ピチピチロックギャル ラブリーサマーちゃん
大和田俊之 コメント
元ゼミ生の辻本秀太郎さんから久しぶりにメールが届いた。新しいアルバムが完成したので聴いてください、あとバンド名が変わりました、という内容だった。辻本さんが学生時代からバンドをやっていて、すでにアルバムをリリースしていることは知っていた。早速、新作を聴いてみて、サウンドの変化、というか成長に驚いた。音の組み立て方に緻密さと繊細さが感じられるし、その上で「歌」のエモーションを際立たせている。
新たなバンド名は戦前ハリウッド映画の名作に由来するが(原題は「Design for Living」)、この作品の監督エルンスト・ルビッチの作風と同じように、洒脱でエレガント、しかしひとつひとつの楽曲はポップス/フォーク/ロックの方法論によって綿密に設計=デザインされている。
生活の設計「季節のつかまえ方」、傑作だと思います。
生活の設計 アルバム発売記念ワンマンライブ~ 「季節のつかまえ方」実践編 ~
2023年6月2日(金)東京都 青山 月見ル君想フ
<出演者>
生活の設計
ゲストDJ:小西康陽