井上瑞稀(HiHi Jets)が主演を務めるテレビ東京ドラマ「なれの果ての僕ら」の記者会見が本日6月26日に同局で行われ、キャストの井上をはじめ、犬飼貴丈、大原櫻子、矢花黎(7 MEN 侍)、大原優乃、西村拓哉(Lil かんさい)、ニシダ・コウキ(ラランド)が出席した。
6月27日24:30にテレビ東京ほかで放送がスタートする「なれの果ての僕ら」は「週刊少年マガジン」で連載後「マガジンポケット」にて配信された内海八重の同名マンガが原作のサスペンスドラマ。主人公・ネズが参加した四ノ塚小学校元6年2組の同窓会に集まった23人が3日間にわたり監禁され、極限状態の中で変貌していく人間の狂気が描かれる。井上はネズを演じ、大原、矢花、西村らが元クラスメイトに扮する。井上はHiHi Jetsとして主題歌も担当し、新曲「ロベリア」を歌う。
会見ではキャストであるニシダの進行のもと、登壇者たちがトークを展開していく。本作が初の単独主演ドラマとなる井上は「1話から衝撃の連続で、観ていて臨場感がありますし、犬飼さんの言葉を借りるなら“ジェットコースターみたいな展開”です」と興奮気味にコメント。ネズの彼女である桐嶋未来役の大原櫻子は「テンポがよくて絶対飽きないと思います。メイクに何時間もかかっているキャストの方もいて、そこにも注目いただきたいです」と見どころをアピールした。
クラスの中心メンバーで勘の鋭い水野カイトを演じるのは矢花。劇中の衣装が「紅茶花伝」のパッケージに似ていると話題になったことを受け、ニシダから「『紅茶花伝』はどう?」とコメントを求められた矢花は「みんなでそろった撮影初日にまさに冒頭のシーンを撮って。連続ドラマをやらしていただくのが初だったので緊張してる中、僕たち(矢花とニシダ)ハグしたじゃないですか。肌と肌が触れ合ったのがニシダさんでよかったなと思いました。緊張がほぐれました」と話しつつ、ニシダの演技を称えた。一方、クラスでは1歩引いている存在だという黒田大輝役の西村は「おとなしい役なので、僕の1日にしゃべりたい文字数がセリフでは収まらなくて……」とコメントし、舞台裏では共演者とよく話していたと明かす。役とは正反対の西村を見た井上は、「西村はいろんな人と別け隔てなく接しているのでチームを1つにしてくれてますね」と彼に言葉をかけた。そんな井上は座長という立場について「座長っぽいことあんまりできてないかもしれませんね」と反省。「2日間しか撮影に参加してなかったけど、(井上が)いじられてる感じはしましたね」というニシダからの言葉を受け、「皆さんに愛してもらってうれしかったですね」と笑顔を見せた。
続いて登壇者たちは互いの演技についてトーク。大原櫻子は「お芝居は皆さん素晴らしいんですけど、ある方がワイヤーを使ってるシーンは衝撃的です。演出も含めてすごいなと。なかなかドラマでは観たことがないかもしれない」と目を見開く。西村が「たくさんの生徒が死んでいく作品なんですけど、特に女性の方が死ぬシーンが印象に残ってて、声量とかアクションとかも立派で勉強になりました」と語ると、井上は「死に際は注目ポイントだと思います」と重ねた。さらに井上は「ドラマの後半にかけてネズの姿がどんどん見えてくるんですけど、そんな中で大原優乃さんがしっかりと感情を出して演技してくれるからこそ、僕も感情を出すことができました」とコメント。すると大原優乃は「泣きそうですね」と感激しつつ、「話数を重ねてネズの抱えてるものが大きくなっていくのが目に見えて、叫んでるシーンとかホントにすごいなと思って。私のほうが支えられていました」と持ちつ持たれつの関係を明かした。
「このドラマを誰に観てほしいか?」というトークテーマになると、井上は「メンバーに観てほしいですね。予告を観て『すごく観たくなるね』と話してくれたので、リアタイしてくれるんじゃないかな」とHiHi Jetsメンバーに向けてコメント。犬飼は多くの死者が出るサスペンスドラマにも関わらず「子供たちに観てほしいですね」とジョークを飛ばす。この発言を受けて大原櫻子は「あまりにもリアルなシーンが多いので、年配の方でも楽しんでいただけると思います」と語った。普段関西で活動している西村は「BSとかTVerでも観れるようなので、関西で応援してくださってる方とか、地元の友達とかに観てほしいですね。『こんなすごい人たちと同じ画面に写ってんねんぞ』って言いたいです」と関西方面に向けて本作をアピールした。最後に井上は「思わず目を背けたくなるシーンもあるんですけど、根底にある感情が表現された人間味あふれる美しいドラマなので1話を観てもらえれば、どハマりする思います」と視聴者に向けてメッセージを送った。
テレビ東京ほか「ドラマチューズ!『なれの果ての僕ら』」
初回:2023年6月27日(火)24:30~
(以降毎週火曜日24:30~)
(c)「なれの果ての僕ら」製作委員会 (c)内海八重 / 講談社