東京スカパラダイスオーケストラが徳島・大塚国際美術館に新曲「Departure」を提供した。
「Departure」は大塚国際美術館の開館25周年を記念して制作されたナンバー。沖祐市(Key)が作曲を手がけたインストゥルメンタル曲で、壮大な旅が始まる期待感や高揚感が表現されている。この曲は7月4日から2024年3月31日まで、大塚国際美術館の開館時および閉館時に聴くことができる。なお配信やCDでのリリースは現在未定となっている。
沖祐市(Key)コメント
大塚国際美術館の25周年によせて
うぐいすが囀る豊かな緑。生命力にあふれた海。陸と陸を結ぶ伸びやかな橋。
大塚国際美術館の地に足を踏み入れた時に、僕たちはその美しい景色に、しばし我を忘れて見とれてしまいました。
こんな素敵な場所があったのですね!
学芸員の方々に導かれてエントランスをくぐると、目前には天上に伸びてゆくような長いエスカレーター。
まるで楽曲「Departure」のイントロと呼応するように、これからとてつもない旅が始まるという期待感、高揚感が高まります。
全長4kmという長大な鑑賞ルートには、世界中のあらゆる時代の作品が、天井に、目前に、どこまでも広く、近く、鮮やかに生き生きと展示され、しかも手に触れる事ができるのです!
芸術家が一生を捧げた渾身の作品を、こんなにも近い距離感で親しめる体験をするのは初めてのことでした。
学芸部長さんのお話によると、大塚国際美術館は、より多くの人たちに、窮屈な思いをすることなく、存分に世界の一流の美術に触れていただきたい、それと同時に、エッジの効いた存在でもありたい、という事です。
これは正に、SKAというトンがった音楽を軸に、世代を超えて、国を越えて、パラダイスを繰り広げようという僕たちスカパラと全く同じスタンスではありませんか! びっくりです。
大塚国際美術館の25周年をこの曲が彩れるのは、何か運命的な繋がりを感じ、光栄な事と思います。
さあ、あなたの芸術への旅、「Departure」が、素晴らしいものになりますように、いってらっしゃい!
そして、多くのものを得て帰って来て下さい!