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LE SSERAFIM、初単独ツアーで東京上陸!5人と“仲間たち”が作り上げた真夏の祝祭

LE SSERAFIM  (P)&(C) SOURCE MUSIC
1年以上前2023年08月31日 12:04

LE SSERAFIMの日本ツアー「2023 LE SSERAFIM TOUR ‘FLAME RISES’ IN JAPAN」の東京公演が8月30、31日に東京・国立代々木競技場第一体育館にて行われた。

このツアーは8月からLE SSERAFIMが韓国、香港、インドネシアといった世界5カ国をめぐる初のライブツアー「2023 LE SSERAFIM TOUR ‘FLAME RISES’」の日本公演という位置付け。東名阪の3都市6公演の日程が設けられ、東京公演は、8月23、24日に終了した愛知・日本ガイシホール公演に続いて開催された。本稿では、東京初日である30日の模様をレポートする。なお記事には一部ネタバレが含まれているため、9月の大阪公演への参加を予定している人はご注意を。

LE SSERAFIMというグループ名は“ 世間からの眼差しに惑わされず、前に進んでいく”ことを示す「IM FEARLESS」のつづりの組み替えに由来する。オープニングでモニタに映し出されたのは、そんな彼女たちの姿を映像に落とし込んだVTR。しばらくするとステージ中央に設置された全面モニタの扉がゆっくりと開き、高くせり上がったステージに横一列で並ぶ5人の姿が。眼差しに強い意志をにじませ、まっすぐ前だけを見つめる彼女たちにオーディエンスが釘付けになっていると、メンバーが1人、また1人と背後に倒れステージから落下し観客の前から全員が姿を消してしまう。場内に張り詰めた緊張感が漂う中、しばらくするとメインステージの各所から火花が高く吹き上がり、5人は床に寝そべった姿で再びファンの前へ。そのままデビュー曲「FEARLESS -Japanese ver.-」のパフォーマンスでライブをスタート。オープニングからセンセーショナルな演出でファンの心を掴んだ。

東京での初の単独ライブとのことで、メンバーはもちろんのこと、会場に集ったFEARNOT(LE SSERAFIMファンの呼称)も気合十分。FEARNOTは数々の楽曲のコールを完璧に繰り出して彼女たちのパフォーマンスに華を添え、「ANTIFRAGILE -Japanese ver.-」での「忘れないでよ my toe shoes」でKAZUHAが高く脚を上げるパートや「UNFORGIVEN(feat. Nile Rodgers) -Japanese ver.-」でKIM CHAEWONが床を這う振付など、楽曲にちりばめられたキリングパートが飛び出すたびに雄叫びのような大きな歓声を上げて熱狂する。「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」では、「I'm a mess, mess, mess, mess, mess, mess, mess」「Get it like boom, boom, boom」などのパートをシンガロングし、ただならぬ一体感を醸成。LE SSERAFIMもまた、FEARNOTの沸騰するかのような熱気と高揚感を取り込みパフォーマンスに昇華させた。中でも、この日のライブの目標を「LE SSERAFIMは実際に(生で)見るべき、と思っていただくこと」と述べたHUH YUNJINは、FEARNOTの熱狂に乗せられたのか感情の高ぶるままに荒々しく自身のパートを歌い上げる場面が何度も見られた。

アンコールではメンバー1人ひとりが公演の感想を口々に語った。物怖じしない天真爛漫な振る舞いを見せ、ファンだけでなくメンバーも釘付けにしていたHONG EUNCHAEは「ステージの上に立つ自分の姿を見るたびに、我ながら本当に幸せそうだなと思うんです。FEARNOTのおかげです、本当にありがとうございます」と目を輝かせ、「FEARNOTがくれる愛がすごくすごく大切で、贈ってくれる愛が大きすぎるとも感じます。FEARNOTのおかげで勇気と情熱をもらっているし、もっとがんばる!と欲も湧いてきます。いつも私という人間を成長させてくれてありがとうございます」とコメント。KAZUHAは昨年LE SSERAFIMとしてデビューしてから初めて日本を訪れたときのことを振り返った。当時について「私自身の人生も、私の周りの環境も何もかもが変わっていました。今まで見ていた場所に私たちの写真やポスターがあったりして。本当に信じられない気持ちと、応援してくださる皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいでした」と話し、「1年後の今、こうやって単独コンサートで日本に帰ってこられたことが本当にうれしくて、ありがたいです」と笑顔で感慨を述べた。

HUH YUNJINは「私たちが愛されるのが当たり前のことではないですし、それと同じように、皆さんが愛を送ってくださることも当たり前じゃないと思っています。愛はそんなに簡単な感情じゃないですよね?」と自論を展開。そして「だからこそ、(FEARNOTが)こうして言葉が違っても一緒に歌ってくれたり、遠くから会いにきてくださったりする姿を見てとても感謝しているんです。皆さんからの愛を当たり前と思わず、FEARNOTであることを誇りに思ってもらえるようなアーティストになります!」と頼もしくコメントした。またKIM CHAEWONも「こんなに応援してくださっているFEARNOTの皆さんに、私たちは何をしてあげられるのか。今のようにがんばって素敵なステージをお見せして、私の好きなことをして、ベストを尽くす姿をお見せするのが最高のプレゼントになるのではと思っています」「いつまでも、FEARNOTにとってプレゼントのような存在になれるようにがんばります」とファンに語りかけた。

「私はアイドルとファンの関係性は不思議で、奇跡のような関係性だと思うんです」「こんな奇跡のような関係だからこそ、私は皆さんからもらっている以上の幸せをずっと与えられる存在になりたいなと思っています」と語ったのは、長きにわたりアイドルとしてのキャリアを積み上げてきたSAKURA。「もちろん私のことを最近好きになった人も、いつ好きになってくれても私は皆さんのことが大好きなので誤解しないでほしいんですけれども!」と前置きしたうえで、長年彼女とともに歩み続けたファンへの愛も真摯に語り、「私はまだまだ自分自身に満足したことがなくて。私のことを応援していて、ファンの皆さんにも辛い思いや寂しい思いをさせてしまうこともあるかもしれないんですけど、少しでもポジティブな感情だけを与えられるような、そんなアイドルでい続けたいと思います。これからも私たちだけを見ていてくれたらうれしいです」と力強く決意表明をした。

公演を締めくくる最後の楽曲として用意されたのは、KIM CHAEWONの「FEARNOT、私の仲間になれ!」というセリフで始まった 「Fire in the belly」。複数回にわたり噴出された大量の紙吹雪が舞う会場で、LE SSERAFIMも会場に集った“仲間たち”も、陽気なラテンのサウンドに身を任せて歌い踊り、祝祭感あふれるムードでフィナーレを迎えた。

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