EBiDAN所属グループによる運動会「第3回 EBiDAN大運動会『スポーツマンヒップ!』」が昨日11月11日に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、超特急、M!LK、さくらしめじ、SUPER★DRAGON、ONE N' ONLY、原因は自分にある。、BUDDiiS、ICEx、Lienelが参加した。
「EBiDAN大運動会」の開催は、さくらしめじ、ONE N' ONLY、原因は自分にある。、BUDDiiSが参加した3月の第2回大会以来、約半年ぶり。また、EBiDANの全グループが出演する大会は今回が初となった。7名の欠席者を除き、出演者は総勢55名。メンバーは4チームに分かれ、優勝を目指してバラエティ豊かな4つの競技で熱いバトルを繰り広げた。
MCを務める酒巻光宏によるタイトルコールを合図に、場内にEBiDANによる一世風靡セピア「前略、道の上より」のカバーが鳴り響くと、第1回大会で優勝したM!LKのリーダーであり、「季節外れで役に立たないもの」という意味の「夏炉冬扇」というマニフェストを掲げた吉田仁人率いるチーム「吉田組」のメンバーがゆっくりと歩きながら入場。第2回大会優勝チームであるBUDDiiSのMORRIE率いるチーム「激痛モンブラン」は、メンバーそれぞれが肩や腰を痛めたフリをしながら苦悶の表情で登場し、キャッチコピーである「一旦休憩」を体現するかのように椅子に座り込む。一転して、超特急のアロハがリーダーを務め「全勝無敗」を掲げるチーム「えびでぇーん組」は、アロハが得意とする“横跳び”で他チームを威嚇したのち、ポケットに手を突っ込み、肩で風を切りながらさっそうとフィールドへ。最後に「唯一無二」をキャッチコピーにしたチーム「Colorful MONKEYs」は、ジャン海渡(SUPER★DRAGON)と曽野舜太(M!LK)の2人が、キャプテンに抜擢されたICExの竹野世梛を肩車して行進し、中学生リーダーを敬う姿勢を見せた。
EBiDAN学園長の宮下昌也氏が、ジャンの自己紹介でおなじみの“ジャジャジャジャンコール”を交えながら高らかに開会宣言をしたのち、準備体操の時間にはさくらしめじが朝礼台へ。キュートに腕とお尻を振る「しめじ体操」で準備運動を行ったあと、「えびでぇーん組」は全力疾走で席に戻って闘志をむき出しにした。ここで、フィールドリポーターを務めるなすなかにしが各チームのリーダーにインタビューを敢行。吉田組は「いいメンバーが集まりました。ワンチャン、優勝あるんじゃないか?」と意気込みを語る吉田の顔をメンバーが旗で邪魔し、那須晃行に「リーダーの人望ゼロ!?」とツッコまれる。激痛モンブランはMORRIEが何かを語るたびに全員でずっこけるという集団芸を披露。えびでぇーん組はアロハが「絶対に勝ちます!」と大声でシャウトし、先輩メンバーから手厚いサポートを受けるColorful MONKEYsの竹野は「ひとつになってます!」と満面の笑顔で答えた。
最初の競技は、各チームから3人が参加し、リレー形式で行う「爆速!借り物競争」。床にランダムに置かれたお題を拾って、書かれたアイテムを客席に借りに行き、無事に借りられた人は子供用の三輪車に乗ってゴールを目指し、次の人にバトンタッチするという競技だ。メンバーを見回し「もう優勝しましたね。雑魚しかいないんで」と豪語した「Colorful MONKEYs」のカイ(超特急)は「英語の辞書」というお題に手惑い、3番手の竹野も「水彩絵具」を持っている観客を見つけられずに4位という結果に。競技終了後には、カイが借りた辞書は、実はフランス語のテキストだったことも明かされた。「カチューシャ」を引き当てて、第1走者の1位となった池田彪馬(SUPER★DRAGON)の「えびでぇーん組」は、アロハが「ドッグフード」を持っている観客を奇跡的に見つけたものの3位となり、「借りるのではなく、みんなのハートを奪いにいきたいと思います!」と愛嬌たっぷりに宣言した第1走者の大倉空人(原因は自分にある。)が「地球儀」、3番手のMORRIEが「枕」という難題をクリアした激痛モンブランが2位。そして、田中雅功(さくらしめじ)が「紙の路線図」、KENSHIN(ONE N' ONLY)が「花束」、吉田が「サングラス」というお題を引いた吉田組が1位を獲得した。
第2競技は、コートの周りに置かれた4台のカメラのうち、タリー(赤いランプ)が光ったカメラを素早く見つけて、カメラ目線のキメ顔が成功する回数を競う「キメ顔選手権」。各チームから3名が参加し、吉田組はハル(超特急)が10ポイント、志賀李玖(ICEx)が11ポイント、吉澤要人(原因は自分にある。)が7ポイントを獲得した。激痛モンブランは田中洸希(SUPER★DRAGON)が「冷静さで勝負したんですけど、最後、取り乱しました……」と肩を落としながらも8ポイント、「兄のタク(超特急タクヤ)に勝てればなんでもいいです」と語っていたNAOYA(ONE N' ONLY)は、その“キョロキョロ加減”に那須から「お兄ちゃんとはぐれたみたいになってる」と声をかけられたが、8ポイントで善戦する。えびでぇーん組は、小泉光咲(原因は自分にある。)が那須から「渋谷の街で迷子になった子」と比喩される中、滑らかな動きで次々に赤ランプを見つけたリョウガ(超特急)が13ポイントをゲットしてみせる。Colorful MONKEYsは、「モデル歴23年の実力を発揮できました」と豪語したジャン海渡がエキセントリックなポーズで8ポイントを獲得。そして、アンカーを担ったタクヤ(超特急)が素早い動きから繰り出される完璧なカメラ目線で最高得点となる16ポイントを獲得し、えびでぇーん組と同ポイントの勝利を収めた。
第3競技は、各チームから8人が参加し、トーナメント戦で行われた「猛攻!ドッジボール」。くじ引きの結果、1回戦は吉田組 VS えびでぇーん組、激痛モンブラン VS Colorful MONKEYsの対決に決定した。吉田組とえびでぇーん組の戦いは大接戦となり、最後は吉田組・SHOW(BUDDiiS)とえびでぇーん組・高田彪我(さくらしめじ)の一騎打ちとなったが、SHOWが最後まで内野に残って吉田組が勝利。激痛モンブランとColorful MONKEYsの戦いでは、Tシャツの袖をまくって剛腕を露わに戦いに臨んだSEIYA(BUDDiiS)、TETTA(ONE N' ONLY)と飯島颯(SUPER★DRAGON)がパワフルなスローと力強いキャッチでColorful MONKEYsを勝利に導いた。決勝は吉田組とColorful MONKEYsの対決となり、野球経験者のマサヒロ(超特急)を筆頭に攻め込む吉田組、決勝でも高いキャッチ力を見せたTETTAや飯島が活躍したColorful MONKEYs、両者一歩も引かないエキサイティングな試合展開に。最後は内野に1人残っていた吉田組の古川毅がキャッチし損ね、Colorful MONKEYsが勝利を収める。なすなかにしから何度も「颯のキャッチ!」とその力を絶賛された飯島は「全部世梛くんのおかげです!」とリーダーへの忠誠を示していた。
ここで前半戦が終了し、吉田組が360点、激痛モンブランが260点、えびでぇーん組が290点、Colorful MONKEYsが340点という中間得点が表示され、各チームの料理自慢メンバーである柴崎楽(SUPER★DRAGON / 吉田組)、タカシ(超特急 / 激痛モンブラン)、REI(ONE N' ONLY / えびでぇーん組)、YUMA(BUDDiiS / Colorful MONKEYs)がチームメイトのために準備したお弁当を円になって食べる“もぐもぐタイム”を経て、ハーフタイムショーへと突入する。Lienelはジャージを使ったジャケットプレイとエビ反りポーズが特徴的な「純情シンドローム」で会場を盛り上げ、ICExは“令和の待ち合わせソング”がキャッチフレーズの「シブヤ午後6時」でレトロポップな世界観をキュートに表現。BUDDiiSは「Magic」を、この日参加できなかったメンバーのうちわやアクリルスタンドを持ってパフォーマンスする。続くげんじぶも、アイスクリーム型のマイクを手に「チョコループ」でスイートな歌声を響かせたのち、落ちメロでジャージの前を開き、運動会に参加できなかったメンバーの顔がプリントされたTシャツをアピール。それぞれのメンバー愛が垣間見えるステージを披露した。
ワンエンはレゲトン調の勢いあるアッパーチューン「EVOL」でアグレッシブなラップとダンスを見せて観客のボルテージを上げ、さくらしめじは最新アルバム「ゆくえ」のリード曲「エンディング」を弾き語りでプレイする。田中のアコースティックギターと高田のエレキギターの演奏は、会場に心地良いグルーヴを生み出した。スパドラがヘビーでパンキッシュなミクスチャーロック「Mada' Mada'」で再び場内の熱気を引き上げると、この日は参加できなかったM!LKの佐野勇斗がサプライズでVTR出演して観客を煽る。彼が曲振りを担当したM!LKの楽曲は「シアワシェイク」。メンバーの4人は晴れやかな歌とダンスで会場中に笑顔を届け、トリの超特急にバトンをつなぐ。その超特急は歌劇「カルメン」の第1幕「ハバネラ」を引用した最新曲「Lesson II」でエレガンスな色香を漂わせ、9人の圧倒的なパフォーマンス力を見せて観客を魅了した。
出場全グループが歌声をつないだ豪華なハーフタイムショーを経て、勝負が決着する最後の競技となったのは「チーム対抗リレー!」。この競技には各チームから11名が参加した。ジャンの靴が脱げたりといった番狂わせも見られる中、各チームの走者は俊足際立つ激走と息を合わせたバトンリレーで白熱。終盤は1位を独走していた吉田組を激痛モンブランが必死に追いかけるレース展開となり、アンカー対決でユーキ(超特急)の猛追を振り切った志村玲於(SUPER★DRAGON)がゴールテープを切り、吉田組が1位に輝いた。ユーキは「惜しかったけど、最高の絆が生まれました!」と晴れやかな表情を見せ、3位のえびでぇーん組はEIKUが「負けたけど楽しかったです」とコメントする横で、アロハが「悔しい! 悔しい! 悔しい!」と連呼。Colorful MONKEYsの竹野は「みんなががんばってくれて、いい思い出ができたんじゃないかなと思います」と振り返り、満面の笑顔を見せた。
閉会式の結果発表では、ドッジボールで強烈な印象を残したSHOWがMVPに選出された。副賞として「チーム全員分の温泉旅行」が贈られると、SHOWはメンバーに向かって「温泉、行きましょう!」と笑顔で呼びかける。そして各チームの最終的な点数が発表され、吉田組が560点、激痛モンブランが360点、えびでぇーん組が340点、Colorful MONKEYsが340点で、吉田組が第3回大会の優勝に輝く。吉田組メンバーは、リーダーを胴上げして喜びを分かち合い、吉田はトロフィーと豪華お食事券を受け取った。「皆さんにたくさん助けられたから優勝できました。吉田組ありがとう!」と笑顔で語った吉田に続いてインタビューを受けた古川は「それにしてもうちのリーダーは何もしてなくて、それがちょっと不服ではあるんですけど……(笑)」と語りつつも、吉田の代名詞である「チェストー!」のコール&レスポンスを観客全員と行ってリーダーを讃えてみせる。大きな祝福を受け取った吉田の「めちゃくちゃうれしい!」という笑顔とともに、3時間に渡った激戦は幕を閉じた。
このイベントの模様は後日、Fanstreamにて有料配信が行われる。配信スケジュールなどの詳しい情報は、各グループのオフィシャルサイトやSNSで確認を。