2024年1月26日公開の劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の主題歌が、西川貴教と小室哲哉による新曲「FREEDOM」 に決定した。
これまでアニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズのオープニングテーマを担当してきた西川と、TM NETWORKとして、1988年に劇場公開された「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の主題歌「BEYOND THE TIME(メビウスの宇宙を越えて)」を手がけた小室。2人の初タッグは西川がリスペクトする小室が彼をプロデュースする形で実現した。
この主題歌について西川は「ガンダムの歴史を踏まえた座組で過去と今を紡ぎ、次の世代へ繋げることこそが僕の役目だと思っています」と意気込みをコメント。小室は「地球を危惧するあらゆる事象の中で、ガンダムは光です。渾身の力で制作に望みました」と述べている。
またこの主題歌の一部が流れる映画のプロモーションビデオがYouTubeで公開された。
西川貴教 コメント
劇場版の発表から幾年月、
特にこの20年で世界を取り巻く状況が激変したことで、正直かなり悩みました。
「どんな楽曲を創るか」よりも「どんな想いを込めて作品を送り出すべきなのか」に多くの時間を割きました。
よって、これまでの制作とは次元の異なる難しさがありました。
今回の作品は単純に「SEED」という物語の完結だけではなく、
ガンダムの歴史を踏まえた座組で過去と今を紡ぎ、次の世代へ繋げることこそが僕の役目だと思っています。
皆さんがどう受け止め、皆さんにどう響くのか、素直に楽しみです。
小室哲哉 コメント
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」で楽曲を提供させていただいてから時を超えて35年が経ち、「SEED」の主題歌を作らせていただきました。
僕にとっては奇跡と言えます。
地球を危惧するあらゆる事象の中で、ガンダムは光です。
渾身の力で制作に望みました。
西川貴教くんとは初めてのタッグですが、期待通りの歌唱力に圧倒されています。
劇場公開をぜひお楽しみに!
福田己津央監督 コメント
「ガンダムSEEDシリーズ」終了から早20年近く。初回のオープニングテーマとして打ち合わせしたときイメージしたオーダーは「THUNDERBIRD」のような曲でした。そして出上がったのが名曲「INVOKE -インヴォーク-」。後に「Meteor -ミーティア-」という形で作品世界をリードしてくれました。西川さんたちのガンダムへの想いが見事に結実したと感じています。それ以外にも役者として、アーティストとして様々な媒体を通して「SEED」をバックアップしてくれて、もはや盟友、現場スタッフとお呼びしても…。今回も20年寝かせたガンダム愛を見事な曲として完成させてくれました。圧巻はやはり作品テーマを歌い上げる曲冒頭のア・カペラ熱唱。魂が震えました。今回の劇場版「ガンダムSEED」は20年前から繋がった世界です。この曲は変わらない世界と変わってしまった現在を繋げる素晴らしいパフォーマンスで、一気に世界に引き込まれます。20年来の待ってくださったみなさんの思いも背負った素晴らしいテーマ曲を視聴者のみなさんも是非、体験してください。