桑田佳祐と松任谷由実のコラボシングル「Kissin’ Christmas(クリスマスだからじゃない)2023」が12月20日にリリースされる。
「Kissin’ Christmas(クリスマスだからじゃない)は1986年に桑田が中心となって企画された音楽番組「メリー・クリスマス・ショー」のために制作された楽曲で、作詞をユーミン、作曲を桑田が手がけている。今回原曲の世界観はそのままに、大胆なアイデアで楽曲をリメイク。桑田とユーミンのデュエット歌唱も新たにレコーディングされた。
以前よりユーミンから「何か一緒にコラボレーションするのはどうですか?」と提案を受けていた桑田が、2022年にデビュー50周年を迎えたユーミンの記念すべき節目のお祝いとしてオファーに応えたところからこの企画はスタートした。海の向こうで紛争が続き、不安と悲しみが世界を覆っている中、2人の中から出たテーマは“今、この世界に必要なのは、争い傷つけ合うことではなく、互いに歩み寄り、穏やかに対話すること”。両者の思いを体現する形で「Kissin’ Christmas(クリスマスだからじゃない)2023」から得られる収益の一部は、子供たちの未来と命を守るための組織・セーブ・ザ・チルドレンに寄付される。
「Kissin’ Christmas(クリスマスだからじゃない)2023」は明日11月27日0:00より先行配信される。YouTubeではレコーディング風景を含むティザー映像を公開中。また同日12月20日ににリリースされるユーミンのコラボベストアルバム「ユーミン乾杯!!~松任谷由実50周年記念コラボベストアルバム~」にもこの曲が収録されることが決定した。
桑田は今回のコラボに際して「多くの言葉を尽くすよりも、我々“音楽人”に出来ることはただ、歌を作り届けることに限られます。世の中全体に『仲良くしようよ!!』というメッセージを届けるべく、まずは私とユーミンさんが心を一つに、三十数年の時を超えてこの曲を歌わせていただきました」とコメント。ユーミンは「桑田くんとご飯を食べながら今の世の中に起きている様々な出来事の話もしました。私たち二人のコラボレーションによって、世の中が少しでも明るくポジティブになるよう、みなさんの背中を押せたらそんな嬉しいことはありません」と述べている。
桑田佳祐 コメント
私が敬愛する大先輩、ユーミンこと松任谷由実さんから「何か二人で一緒にコラボレーションするのはどう?」とご提案をいただき、今回のプロジェクトは始まりました。
久しぶりにゆっくりお話をさせていただく中で、“世界各国で起きている様々な出来事に対しての憂い”や、“次の世代へ向けて、今の自分達に何が出来るか”といった話にもなりました。
“ユーミンさんの50周年を純粋にお祝いしたい”という気持ちとともに、“何か世の中に明るい話題(メッセージ)を届けることが出来ないか?”という思いが湧き上がり、今回この「Kissin’ Christmas」をリメイクし、デュエットするに至りました。
ユーミンさんが書かれたこの楽曲の歌詞は、オリジナル制作当時のものと基本的には変わりませんが、今改めて聴くと、現代を生きる我々の心にも響く言葉が詰まっています。
多くの言葉を尽くすよりも、我々“音楽人”に出来ることはただ、歌を作り届けることに限られます。
世の中全体に「仲良くしようよ!!」というメッセージを届けるべく、まずは私とユーミンさんが心を一つに、三十数年の時を超えてこの曲を歌わせていただきました。
ユーミンさん、50周年、心よりおめでとうございます!
これからも仲良くしてね!!
松任谷由実 コメント
最初に、私の方から桑田くんにお誘いの手紙を書きました。
本当に久しぶりに、新録音の「Kissin’ Christmas」で共演できて、心から嬉しいです。
サザンオールスターズ45周年でご多忙の中、こちらへもお祝いだなんて、勿体なさすぎます。
豊富なアイデアの実現とレコーディングの精度の高さ。
さすが桑田くんは優秀な制作チームを率いていると、脱帽したりため息が出たり。
とても刺激になりました。
「Kissin’ Christmas」、大好きな曲。そう言える幸せ。
~今年の出来事にすべてきみがいる~
今までの自分の詞の中でも大好きなこのフレーズは、あの素晴らしいメロディーとリズムが運んで来てくれました。
今回っているアリーナツアー、根底に流れているテーマには“反戦”も含まれています。
桑田くんとご飯を食べながら今の世の中に起きている様々な出来事の話もしました。
私たち二人のコラボレーションによって、世の中が少しでも明るくポジティブになるよう、
みなさんの背中を押せたらそんな嬉しいことはありません。
未来がより良い世界であるために。
最後にサザンオールスターズ45周年、本当におめでとう!
心からの愛と尊敬をこめて。