6人組ガールズグループ・NARLOWが1月27日に東京・WWW Xで単独ライブ「絶唱」「鼓動」を開催した。この記事では「鼓動」の模様をレポートする。
旧体制の楽曲と決別
NARLOWは元BiSのパン・ルナリーフィとムロ葉菜子、元LADYBABYのイケダナナ、元NMB48の河野奈々帆といったアイドル経験者を中心としたメンバーによるグループ。さまざまなアーティストの楽曲を手がけるANCHORの総合プロデュースにより昨年5月に始動したが、昨年12月にANCHORを解任し、メンバーを中心に歌詞や振付を作り上げる新体制に移行することを発表した。
NARLOWは単独ライブの第1部「絶唱」をもって、ANCHORがプロデュースした旧体制の楽曲と決別。第2部「鼓動」では新保惠大(Dr / PENGUIN RESEARCH)、滝口大樹(B / 感覚ピエロ)、東山智有(G)、Coba84(Key)をバンドメンバーとして迎え、新曲のみでライブに挑んだ。
メンバー作詞の新曲5曲
新体制の始動に立ち会うべく、当日の会場には数多くの転生者(NARLOWファンの呼称)が集結。入口で配布された新曲5曲のリリックに目を通し、ライブへの期待を募らせる。そんな中、オープニングVTRが流れると、早くも歓声やメンバーコールが。バンドの力強い演奏に乗って登場したメンバー6人が、1曲目に披露したのはパン・ルナリーフィが作詞した「青霄の約束」だ。6人はエネルギッシュな歌声とダンスで突き進む意志を示し、転生者はメンバーカラーのペンライトを振って彼女たちに応える。
続けてNARLOWはムロ葉菜子が作詞した疾走感あふれる「人生に賞味期限はない」を歌い、その勢いのままバンドメンバーを紹介。巧みなソロプレイで会場の熱気がさらに高まったところで、ラップを取り入れたイケダナナ作詞曲「YOLO」になだれ込み、山下うみが作詞したスウィング調の「Make the path」を畳みかける。VTRの上映後、6人はムロ葉菜子が作詞、神田ジョン(G / PENGUIN RESEARCH)が作編曲を手がけた「エンドロールを覆せ」を最後に披露。「最終回がここにあるからやってきたんだ ハッピーエンドじゃなきゃ許さない」という思いのこもったリリックを熱く歌い上げた。
最後はスペシャルゲストを迎えて
アンコールを求める転生者の声に応じて再登場した6人は、この日に至るまでの思いを吐露。多くの不安があったことを明かしつつ、気持ちを新たに進んでいく決意を示した彼女たちは、定期公演や生誕ライブの開催、ラジオ番組の始動など今後の展開を次々に発表し、転生者が喜ばせた。
ここで6人はバンドメンバーに加えて、スペシャルゲストを迎え入れる。現れたのは2曲目の楽曲提供も決定した神田ジョンだ。NARLOWは彼が作曲した「エンドロールを覆せ」をもう一度披露。転生者とともに残るエネルギーを出し尽くし、会場の熱気を最高潮に導いた。
セットリスト
NARLOW新体制楽曲お披露目単独公演「鼓動」2024年1月27日 WWW X
01. 青霄の約束
[作詞:パン・ルナリーフィ / 作編曲:東山智有]
02. 人生に賞味期限はない
[作詞:ムロ葉菜子 / 作編曲:めんま]
03. YOLO
[作詞:イケダナナ / 作編曲:東山智有]
04. Make the path
[作詞:山下うみ / 作編曲:東山智有]
05. エンドロールを覆せ
[作詞:ムロ葉菜子 / 作編曲:神田ジョン]
<アンコール>
06. エンドロールを覆せ(Special Guest:神田ジョン from PENGUIN RESEARCH)