2月27日発売の雑誌「ユリイカ2024年3月号 特集=柴田聡子」にadieu(上白石萌歌)、志磨遼平、澤部渡、羊文学、ゆっきゅん、大森靖子らが参加している。
2月28日にニューアルバム「Your Favorite Things」をリリースするシンガーソングライターの柴田聡子を特集した本誌。adieuは柴田と対談しており、志磨、澤部、羊文学、ゆっきゅん、大森は先に発表されていた岸田繁(くるり)、木下百花、山崎ゆかり(空気公団)と並んでアンケート「わたしと柴田聡子」に答えている。
表紙は昨年6月に行われた「YATSUI FESTIVAL! 2023」の写真で、冨田味我が撮影した。
「ユリイカ2024年3月号 特集=柴田聡子」目次
対談
揺蕩う歌と変わりつづけて / 柴田聡子×adieu(上白石萌歌)
ひとりぼっちからの挨拶
島から銀河へ、その先の先へ――柴田聡子の一二年をめぐる / カニエ・ナハ
景色に飛び乗る / 髙山花子
全身全霊の「ようこそ」 / 川野芽生
シリアスとユーモラスとわたしの散歩 / 井口可奈
冬の日 / 宇野友恵(RYUTist)
淡々と、ばらばらと
解体される柴田聡子――「雑感」論 / つやちゃん
「雑感」実況 / 細馬宏通
インタビュー
距離感について――わたしと人と音楽 / 柴田聡子 聞き手=碇雪恵
書き下ろしエッセイ
きっかけのグラデーション、その濃いところ / 柴田聡子
かわるがわる来る人々
柴田さんとのこと / 山本精一
ゆべし先輩より / 藤村頼正
彩りを奏でる / 岡田拓郎
“しばたさとこ沼”で協働してきた同志たち / 岡村詩野
あの日の騒がしい残響
柴田聡子のはじまりの風景――『しばたさとこ島』『海へ行こうか』『いじわる全集』 / 伊藤なつみ
エリック・サティと柴田聡子 / クリストフ・シャルル
荒ぶる同期、しばっちゃん / 吉開菜央
柴田聡子はまだそこにはいない。 / 藤幡正樹
アンケート
わたしと柴田聡子 / 志磨遼平・澤部渡・岸田繫・羊文学・山崎ゆかり(空気公団)・ゆっきゅん・大森靖子・木下百花
○○ってなんて言ったらいいの
「後悔」とそのスタイル / imdkm
あなたとわたしの柴田聡子 / 佐藤雄一
いくらでもはぐらかしてほしい / 山階基
短歌
しっとりと無邪気 / くどうれいん
オマージュイラストギャラリー
かけない / あけたらしろめ
/ 田中かえ
しんとしたお喋り
まっすぐな目で / 深津さくら
柴田聡子、友人と外出を大いに歌う / 矢島和義
三〇代、生まれ直しの季節――『きれぎれのダイアリー 2017~2023』についてのエッセイ / 碇雪恵
きらめく銀河の、ひとつの星へ
直截と雑感の歌――柴田聡子の「フォーク」性をめぐって / 柴崎祐二
波のように消える《私》――柴田聡子によるディーヴァの再定義 / 最込舜一
《カープファンの子》とのつきあい方 / 星川彩
資料
柴田聡子ディスクガイド / 村尾泰郎・imdkm・つやちゃん
忘れられぬ人々*29
故旧哀傷・中村豊 / 中村稔
物語を食べる*36
怪物は神話とともに黄泉還る / 赤坂憲雄
詩
納豆のねばねば / 江田つばき
今月の作品
ユウ アイト・梅津郁子・栫伸太郎・ながさきふみ / 選=井坂洋子
われ発見せり
私からあなたへの祈り / 鈴木美裕