梶浦由記に長期密着取材を敢行したNHK BSのドキュメンタリーの書籍「6,000曲の“パレード” 作曲家・梶浦由記 異才の流儀」が7月25日に発売される。
「魔法少女まどか☆マギカ」「Fate/Zero」「ソードアート・オンライン」をはじめとするアニメ作品の劇伴や、アーティストへの楽曲提供、ソロプロジェクトなどマルチに活躍する梶浦。彼女は昨年デビュー30周年を迎え、海外コンサートツアーや東京・日本武道館公演を実施した。この30周年イヤーに長期密着した番組「6000曲の“パレード” 作曲家 梶浦由記」が昨年12月にNHK BSで放送され、多くの反響を呼んだ。
書籍は放送未公開部分や追加取材の結果が盛り込まれ、梶浦の知られざる創作の極意と人となりに迫る内容となる。著者は君塚匠。梶浦は30周年について「まだまだ道中」という感覚であるとしたうえで、番組および本書に対し「その道端にそっと残して行く一本の旗として、本当に有難い番組を、そして本を作っていただけたものだと心から感謝しております」とコメントしている。
梶浦由記 コメント
昨年、君塚匠監督に長期にわたり本当に丁寧な取材をしていただき「6,000曲の“パレード”」と言う素晴らしい番組を作っていただきました。今回その取材に加え、また長時間のインタビューを何度も重ねていただき、今度は書籍として出版していただけることとなりました。
デビューから数えて30年という年月も、人に言われれば「そうか」と思う程度にただ楽しく必死に、そしてあっという間に過ぎて行きまして、自分にとっては「まだまだ道中」という感覚しかございませんが、その道端にそっと残して行く一本の旗として、本当に有難い番組を、そして本を作っていただけたものだと心から感謝しております。
私自身も、取材を通してこれまでの月日を一度すっきり見渡したことで、また新たな喜びと興味を持って音の楽しさと言うものと向き合って行ける気がしております。もしご興味ございましたらお手に取っていただけましたら幸いです。