SEVENTEENのファンミーティング「2024 SVT 8TH FAN MEETING <SEVENTEEN in CARAT LAND>」が7月23、24日の2日間にわたって開催された。
SEVENTEENファンの名称である「CARAT」を冠した「CARAT LAND」は、SEVENTEENが何年にもわたり開催してきたファンミーティングシリーズ。8度目の開催である今回は、韓国のソウル高尺スカイドームを舞台に行われた。本稿では、24日に行われたDAY2公演の模様をレポートする。
「家」をモチーフの1つとして掲げた今年の「CARAT LAND」では、メインステージに3階建ての大きな“家”を模ったセットが組まれていた。冒頭では、メンバーがその家の1つひとつの窓や扉から登場しながら日本オリジナル曲「DREAM」の韓国語バージョンを歌唱しファンミーティングがスタート。オープニング曲を終えると、メンバーはそのままトロッコに乗り込み、あちこちのCARATに笑顔で手を振りながら「Thinkin' about you」「Domino」を歌い上げた。
ゲームコーナーでは、S.COUPS、JEONGHAN、JOSHUA、JUN、HOSHI、WONWOO、WOOZIの「年上組」、MINGYU、THE 8、DK、SEUNGKWAN、VERNON、DINOの「年下組」に分かれて、お互いが見えない位置にてボイスチェンジャー使って質問に回答する時間も。匿名であるのをいいことに、メンバーはここぞとばかりに相手チームのメンバーを名指してさまざまなエピソードを暴露。会場を笑いの渦に巻き込んだ。
3種目で勝敗を競い合う「SEVENTEEN GAME.ZIP」のコーナーでは、「負けたチームのメンバーがカバーダンスを披露する」という罰ゲームが用意されていた。ここではJEONGHANがテヨン(NCT 127)「TAP」、MINGYUがKISS OF LIFE「Sticky」、SEUNGKWANがRIIZE「Boom Boom Base」、DINOがSOMI「Fast Forward」、DKがテミン(SHINee)「Guilty」、WONWOOが(G)I-DLE「Queencard」、S.COUPSがLE SSERAFIM「Smart」、HOSHIがRIIZE「Siren」、JOSHUAがStray Kids「God's Menu」の一部をカバー。自身の服の中に下から手を入れるセクシーな振付が印象的な「Guilty」を担当したDKは、スウェットの下にシックスパックがプリントされた立体的なTシャツを着込んで意気揚々とダンスし、CARATからは悲鳴が起こる事態に。また「God's Menu」をカバーしたJOSHUAは、ステージのあちこちに移動しながら歌、ダンス、ラップをノリノリでこなして笑いをかっさらう。「God's Menu」のカバーの終盤はメンバー一同を巻き込んだにぎやかなステージとなり、会場は異様な一体感で包みこまれた。
「CARAT LAND」恒例のユニットシャッフルステージは今回も健在で、S.COUPS、WONWOO、MINGYU、VERNONからなるヒップホップチームはパフォーマンスチームの「Spell」、HOSHI、JUN、THE 8、DINOからなるパフォーマンスチームはボーカルチームの「Cheers to Youth」、WOOZI、JEONGHAN、JOSHUA、DK、SEUNGKWANからなるボーカルチームはヒップホップチームの「LALALI」を堂々と披露。SEVENTEENは、ジャンルや役割にとらわれない個々のパフォーマンススキルの高さを証明してみせた。
また本編では、CARATの間でパフォーマンスが熱望されていた、自主制作バラエティコンテンツ「GOING SEVENTEEN」にて誕生した楽曲「God of Light Music(軽音楽の神)」のステージも。昨年リリースの11thミニアルバムのリード曲「God of Music」から派生した、懐かしいトロット調のサウンドが特徴のこの曲が、今回満を持して初披露された。最年少・DINOを筆頭に、メンバーはスパンコールがきらめくド派手なカラースーツを装着。大物の貫禄を漂わせながらこの曲を歌い上げた。
ライブ本編はデビュー曲「Shining Diamond」で終了し、その後のアンコールでは「Lucky」「9-TEEN」が披露された。日本デビュー曲「CALL CALL CALL!」が何度も繰り返されるフィナーレでは、メンバーと観客が一緒になって激しくジャンプ。BGMが切り替わりメンバー全員が観客に別れを告げて退場したあとも、彼らは再びステージに現れ「CALL CALL CALL!」を再開するなど、SEVENTEENもCARATもエンドレスに歌って踊るお祭り騒ぎで公演は締めくくられた。
ファンミーティング終了後には、ワールドツアーの開催を知らせる映像がサプライズでモニタに映し出された。映像ではワールドツアーが10月より行われること、開催地は韓国、日本といったアジア圏やアメリカであることが示唆された。