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RIIZEの日本ホールツアー、ショウタロウ凱旋公演で開幕「ゆくゆくはアリーナ、ドーム、スタジアムで」

RIIZE(撮影:田中聖太郎)
4か月前2024年08月01日 5:04

RIIZEの日本ホールツアー「2024 RIIZE FAN-CON 'RIIZING DAY' JAPAN HALL TOUR」が7月30日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて開幕した。

ホール規模のプレミア公演

9月5日に日本デビューを控えるRIIZE。「2024 RIIZE FAN-CON 'RIIZING DAY' JAPAN HALL TOUR」は、RIIZEが7月30からデビュー目前の8月27日にかけて、神奈川、大阪、宮城、群馬、岡山、広島、福岡、愛知のホール規模の会場を巡る全国ツアー。本稿では7月30、31日に行われた、ツアーのオープニングを飾る神奈川公演のDAY2公演の模様をレポートする。公演内容のネタバレを含むので、今後の公演に参加する予定の人はご注意を。

開演時間を過ぎると、場内ではサイレンのような真っ赤なライトが点滅。地面を揺らす地響きのような重低音が激しく轟き、モニタには荒天の雷雨が映し出され、会場はただならぬ雰囲気に包まれる。BRIIZE(RIIZEファンの呼称)がオレンジ色のファンライトを揺らして今か今かとRIIZEの登場を待ちわびていると、不穏なムードを突き破るかのように6人は観客の前に姿を現し「Siren(Performance Ver.)」でライブの火蓋を切って落とした。彼らの原点とも言えるこの曲を、激しくも一糸乱れぬパフォーマンスで披露し、RIIZEの強みであるハイレベルなダンスでBRIIZEの熱気に火をつけた。

ショウタロウ、凱旋

本公演は、ショウタロウの故郷である横浜での開催。冒頭の挨拶を行う際、ショウタロウは「ここ、俺の家ね?」と言いながら突如小芝居を開始する。ガチャ、とドアを開けるジェスチャーをしてBRIIZEに笑顔で手を振り、地元に帰ってきた喜びを表現した。寿司を学ぶために一時は日本へ留学することも検討していたという過去を持つウォンビンは、「RIIZEの寿司職人……じゃなくてうさにゃん、ウォンビンです」とユーモアたっぷりに自己紹介。「スーパーかわいいほくろイケメン」と自己紹介したソヒは、「横浜のファンの皆さんに特別な思い出を作ってもらうために、カッコいい姿、かわいい姿、全部をお見せします!」と公演の意気込みを語った。

オープニングの挨拶を経てまず行われたのは、トークおよびゲームコーナー。元日本テレビアナウンサーの篠原光を司会に招き、BRIIZEからの質問や横浜で撮影したプライベートな写真についてトークしたり、「みんなのオデッセイ」と題したコーナーでさまざまなゲームに挑戦したりと、メンバー1人ひとりのキャラクターが垣間見える時間が届けられた。

質問コーナーで「これまでの楽曲で1番好きなダンスは?」と尋ねられると、ショウタロウはオープニングで披露した「Siren」を挙げ、「今までやったダンスとはレベチな振付で、習ったときはワクワクしました」と理由を説明。アントンは「僕は全部好きなんですけど、『Lucky』好きです」とリリースされたばかりの日本語曲に言及した。また「好きな日本語の曲は?」と尋ねられると、ウォンビンはスキマスイッチ「奏」を挙げる。練習生時代から好んで聴いている楽曲であると言い、アカペラでワンフレーズを歌唱。伸びやかで澄んだ歌声で、BRIIZEを甘いムードで包みこんだ。

「マジで? Really?」新曲のビハインド

ゲームコーナーの終了とともに司会は退場。会場はRIIZEとBRIIZEだけの空間に。ショウタロウが「皆さんお待ちかねの、僕たちRIIZEのパフォーマンスを披露しようと思うのですが……」と口を開くと、BRIIZEからは待ってましたと言わんばかりに歓喜の歓声が沸き起こる。「次のセクションは、日本のBRIIZEの皆さんが好きな日本語曲を続けて披露します」という言葉通り、人気曲「Love 119」の日本語バージョン、そして先日リリースされたばかりの日本オリジナル曲「Same Key」「Be My Next」がパフォーマンスされた。

このセクションで最初に披露された「Same Key」は、ダンサブルな楽曲が多いRIIZEには新鮮な、“聴かせる”明るいラブソング。「もし違う人生を生きたとしても、必ず君に出会って恋をする」というメッセージが込められたこの曲を、6人はまっすぐとBRIIZEに歌い届ける。

続く「Love 119(Japanese Ver.)」のパフォーマンスが終了すると、この楽曲の感傷的なムードから一転、メンバーの表情はぱっと明るく切り替わる。弾けるような笑顔を浮かべた6人はステージ中央にぎゅっと集まり、メンバー同士で言葉を交わし笑い合い、そのまま「Be My Next」のステージへ。「Be My Next」は、曲中にメンバーの笑い声や「マジで?」といったセリフが盛り込まれるなど遊び心たっぷりの楽曲。のちのMCでこの曲のレコーディングに関する話題になると、楽曲冒頭の“談笑パート”は当初ソロでの収録となる予定だったが、「よりテンションを上げたいから」という理由でショウタロウのブースにソンチャンが呼び込まれ、2人でレコーディングが行われたそう。またアントンは、楽曲ラストの「マジで?」というセリフにハマっているといい、MC中に「マジで? Really?」とおどけてみせる。そんな中ウンソクは、ドサクサに紛れて、アニメで覚えたというフレーズ「そんな馬鹿な」とぼそっと呟きリアクション。ショウタロウから「どこで覚えたん?」と豊富なボキャブラリーを感心されていた。

よそ見しないで、嫉妬しちゃうから

最後には、メンバー1人ひとりからBRIIZEに向けてコメントが。ソヒは「公演中、ずっと一緒に楽しんでくれてありがとうございます」、ウンソクは「2日間公演をして、皆さんからたくさんのエネルギーをいただきました」とファンに感謝。日頃飄々とした佇まいのアントンも「僕たちはステージをしているとつらい瞬間もありますが、今日はステージの上からBRIIZEの皆さんの表情を見えて、歓声も聞こえたので、しっかりとステージをできたと思います。本当にありがとうございます」と胸の内を明かした。

「今日は言いたいことが多くて……日本語をたくさん間違えるかも」と照れ笑いを浮かべつつ口を開いたのはウォンビン。「今日このステージで歌った曲たちをあとで聴いたとき、BRIIZEと僕、そしてRIIZEにとって、今日の思い出が思い浮かび、いい記憶として残ったらうれしいです」と真摯に言葉を紡ぎつつ「これからもよそ見しないで僕についてきてください、嫉妬しちゃうから」と茶目っ気も見せBRIIZEを喜ばせた。

ライブ中、日本活動の目標を尋ねられ「ゆくゆくは、ここにいるBRIIZEの皆さんとアリーナ、ドーム、そしてさっきソンチャンが行ったようにスタジアムでも公演をできたらうれしい」と語っていたショウタロウは「これからもっともっと大きいところで公演ができるように一生懸命がんばります。これからも付いてきてください」と再び力強くコメント。ソンチャンも「横浜にはたくさん会場がありますよね。日産スタジアムでも公演したいですし」とグループとしての具体的な目標を口にした。なお全員がコメントを終えると、ショウタロウは「日本語で思いを伝えたいということで、メンバーそれぞれが考えてきました」と、今回のコメントが決して誰かから用意されたものではなく、メンバーそれぞれの心からの言葉であることをBRIIZEに告げた。

「昨日も熱気がすごかったんですけど、2日目ということもあって今日はさらに熱気がすごかったですね? 今日会場に来る前に、元気が出て健康にいいものを食べてきたんですか?」とソンチャンが驚くなど、大きなコールや歓声でRIIZEを迎え入れたBRIIZE。本編ラストの「Boom Boom Bass」「Lucky」、そしてその後のアンコールが終了するまで、熱烈な応援でRIIZEとともにライブを駆け抜けた。

最後のメンバーコメント

ショウタロウ

楽しかったですか!? 今日日本で公演をすることができて夢のようなんですけど、(BRIIZEは)僕たちRIIZEが公演することを待っててくださったじゃないですか。こうしてホールでお会いできて幸せだなと思います。今日は平日なのに、忙しい中時間を押さえてくださって本当にありがとうございます。今日学校あった人いますか? 今日会社行ってきた人一? ……お疲れ様です! 皆さんそれぞれ生活があると思うんですけど、こうして僕たちRIIZEに会ってくれてありがとうございます。僕たちはこれからもっともっと大きいところで公演できるように一生懸命がんばりますので、これからも付いてきてください。

ウンソク

みんな楽しみましたか? よかったです。僕は今日本当に楽しかったです。2日間公演をして皆さんからたくさんのエネルギーをいただきました。BRIIZEの幸せな顔を見ることができてうれしかったです。私も! これからの活動も期待してください、ツアーでたくさんいろいろなところを回りますので、こちらも期待してください。

ソンチャン

3階! 2階! 1階! みんな楽しんでましたか? 今日本当に最高ですよね? 僕は、横浜で公演した昨日と今日という日を一生忘れられないと思います。さっきも言ったんですけど、横浜にはたくさん会場がありますよね。日産スタジアムでも公演したいですし……。本当に、もう一度横浜に戻ってきたら今日のこの日を思い出すと思います。皆さん、本当にありがとうございました。今日見に来ていただいてありがとうございます!

ウォンビン

BRIIZE! 今日楽しかった? 僕も楽しかったよ。今日は言いたいことが多くて……日本語をたくさん間違えるかもしれません。がんばってやってみます。
僕はステージの1つひとつが幸せだったんです。幸せという言葉ではありきたりかもしれないけど、ステージをする瞬間は本当に夢みたいなんです。なので、今日このステージで歌った曲たちをあとで聴いたとき、BRIIZEと僕、そしてRIIZEにとって、今日の思い出が思い浮かぶように、いい記憶として残ったらうれしいです。だから、これからもよそ見しないで僕にしっかりついてきてください! 嫉妬しちゃうから。わかった? 昨日は初日だったからBRIIZEがあまりわかってなかったけど、今日はできるよね? ……以上、寿司職人じゃなくて?(耳をすませる)…はいありがとうございます、ウォンビンでした。

ソヒ

皆さん、横浜のファンコンが終わりますね。昨日言ったように、僕たちの日本ホールツアーをここ横浜で始めることができて本当にうれしいです。そして公演中、ずっと一緒に楽しんでくれてありがとうございます。まだ皆さんに100%を伝えることはできないけど、これからももっと努力してちゃんと伝えられるようにがんばります!

アントン

BRIIZE! もう終わりの時間ですね。横浜公演はどうでしたか? よかったです。日本活動がこれから本格的に始まるからワクワクします。BRIIZEも僕たちが来てうれしかったでしょ? 来ている間、さまざまな姿をたくさん見せるので、たくさん期待していてください。今回の日本の曲も全部よくないですか?
今日は公演に来てくれてありがとうございます。僕たちはステージをしているとつらい瞬間もありますが、今日はステージの上からBRIIZEの皆さんの表情を見えて、歓声も聞こえたので、しっかりとステージをできたと思います。本当にありがとうございます。愛してるよ。

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