テレビ朝日系で10月に放送開始となる遠藤憲一主演ドラマ「民王R(たみおうあーる)」に大橋和也(なにわ男子)、あのが出演することが発表された。
「半沢直樹」シリーズ、「下町ロケット」シリーズなどで知られる小説家・池井戸潤の小説「民王」からインスパイアされた本作。2015年には遠藤と菅田将暉のダブル主演でドラマ化され、総理大臣とバカ息子の心と体が入れ替わるさまがシニカルに、ときにハートフルに描かれ人気を博した。9年ぶりにリニューアルして放送されることとなった「民王R」では、遠藤演じる政界引退を考える総理大臣・武藤泰山に、再び総理の打診が舞い降りるところで物語がスタート。毎話、泰山が国民の誰かとランダムに入れ替わってしまうという奇想天外なストーリーが展開される。
大橋が演じるのは、泰山の書生・田中丸一郎太。田中丸は就職活動で全滅し、泰山の後援会長である父のコネで書生になったという背景がありつつ、育ちがよく政治に対して無垢で無知というピュアな心を持った人物だ。大橋は本ドラマへの出演に際し、「初めて会う方にもそう言っていただけるくらいぴったりな役をいただけてうれしいですし、それ以上のことをできるように皆さんのお力を借りながらやっていきたいです!」と意気込んでいる。
一方、あのは泰山の公設第一秘書・冴島優佳役で出演する。優佳は一握りの天才たちを特別に教育する成田育英財団出身の才女でかなりの毒舌家。以前、泰山の公設第一秘書だった高橋一生演じる貝原茂平の推薦で泰山のもとへやってきたが、秘書になったことにはある思惑があるという。撮影を前にしたあのは、「優佳は、頭も切れて自分に自信もあって意志も強い女性なので、しっかり滑舌良く、早口言葉も練習して撮影に臨みたいと思います!」とコメントした。このほか、警視庁公安部の刑事・猫田マモル役を山時聡真が演じることも発表となっている。
今回の発表に合わせて、「民王R」のTikTok公式アカウントの開設が決定。公式アカウントでは出演陣のコメント動画、SNS限定動画などが投稿される。
遠藤憲一(武藤泰山・役) コメント
アイドルの大橋和也くん、個性的なキャラのあのちゃん、そしてフレッシュな山時聡真くん──実は山時くんとは2年前に共演していて、息子の役をやってくれたんですけど、すっかり大人の青年になっていて……。みんな違う、それぞれ個性を持った3人のエネルギーが、新しい風を吹かせてくれることを楽しみにしています。
9年前に放送し大好評をいただいた「民王」が「民王R(たみおうあーる)」となって帰ってきます。またこの楽しいドラマをやれる喜びの反面、いろんな人との入れ替わりがあると聞いてプレッシャーも感じています。この新しい3人のキャストと力を合わせて、最高のドラマにしていきますので、ぜひご覧になって大笑いしてください!
大橋和也(田中丸一郎太役) コメント
出演のお話をいただいたときは、「あの『民王』!?」って驚きましたが、「よっしゃー!」という喜びの気持ちが大きかったです。内容的にセリフで出てくる用語も難しいですし、務まるのかなと心配ですが、遠藤憲一さんはじめキャストの皆さん、そしてスタッフの皆さんも優しさに溢れているので、その優しさに包まれながら、勉強していけたらと思っています。
年下の僕が言うのもアレなんですけど、遠藤さんはめっちゃ可愛いです(笑)。いろんな方から遠藤さんは可愛い方だと聞いていたんですけど、実際にお会いしたら本当に可愛くて、しかもみんなを包んでくれる優しさもあり、僕ら3人もとても楽しくティザー撮影をすることができました。ドラマの撮影が始まるのが本当に楽しみです!
僕が演じる一郎太は、スタッフさんから「そのまんまですね!」「ぴったりです!」って言われています!(笑)初めて会う方にもそう言っていただけるくらいぴったりな役をいただけてうれしいですし、それ以上のことをできるように皆さんのお力を借りながらやっていきたいと思います。
あの(冴島優佳役) コメント
まずあの「民王」が《RetuRn》してくることに驚きましたし、そこに呼んでいただけたこともとてもうれしいです。遠藤憲一さんは初めてお会いさせていただいたのですが、遠藤さんご本人がすごくお茶目な方で、一緒にいてとても楽しいです。
僕が演じる優佳は、頭も切れて自分に自信もあって意志も強い女性なので、しっかり滑舌良く、早口言葉も練習して撮影に臨みたいと思います!
山時聡真(猫田マモル役) コメント
自分があの「民王」の世界に入り込めるという事、また素晴らしいキャストの皆さんとご一緒できることもすごくうれしく思っています。遠藤憲一さんが現場をとても明るく賑やかにしてくださって、みんなで笑いが止まらなくなる時間などもあって、とても楽しくティザーの撮影をしました。
僕が演じる猫田はエリートで頭もよくて、だけどメンタルが弱いという謎な人物です。今、実年齢は19歳なので、大人っぽく見えるように、そして堂々とお芝居できるように頑張りたいと思います。
池井戸潤 コメント
「民王」が新装開店です。Ⓡに、拙著原作はありません。構想について多少のサジェスチョンはしたものの、プロットを拝見したらまったくの別物で驚かされました。今作のドラマは、制作チームによるオリジナル・ストーリーといっていいでしょう。私は、ドラマ制作に関わる映像クリエイターたちの果敢なチャレンジを、全面的に支持したいと思います。「民王」の世界観で思う存分、暴れてください。一視聴者として楽しみでなりません。