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SixTONES京本大我のソロ曲から感じる覚悟と気迫 / JO1白岩瑠姫のソロ曲で見せた90年代ロックの影響

再生数急上昇ソング定点観測
9分前2024年09月13日 9:05

YouTubeでの視聴回数チャートや、ストリーミングサービスでの再生数が伸びている楽曲を観測し、今何が注目されているのかを解説する週刊連載「再生数急上昇ソング定点観測」。今週はYouTubeで8月30日から9月5日にかけて集計されたミュージックビデオランキング、および急上昇ランキングの中から要注目トピックをピックアップします。

文 / 真貝聡

まずはこの週の初登場曲の振り返りから

今週のYouTubeのミュージックビデオランキングは、1位にこっちのけんとが「はいよろこんで」を一発撮りでパフォーマンスした「THE FIRST TAKE」の映像が登場した。3位には5月に公開された同曲のMVがランクインしており、改めて注目度の高さがうかがえる。

7位に初登場したLE SSERAFIMの「CRAZY」は、8月30日にMVが公開されてから13時間後に1000万回再生を突破。公開2週間後には約5800万回再生を叩き出し、今もすごい勢いで再生数を伸ばしている。

42位にME:I「Hi-Five」のカップリング「Cookie Party」のダンスプラクティスビデオ(Moving Ver.)がランクインした。YouTubeのコメント欄では「カップリング曲だけど、もはやタイトル曲レベルじゃない?」「万人ウケもしそうだし永遠に聴ける」と絶賛する声が上がっている。

43位には常闇トワ、湊あくあ、星街すいせいからなるユニット・Startendによる*Luna「8.32」のカバー動画が登場。湊あくあが8月28日でホロライブを卒業しているため、9月1日に投稿されたこの動画が3人での最後の作品となる。

46位は今年8月2日に愛媛・西条市文化会館でのコンサートで披露された秋川親子3代テノールによる「千の風になって」の映像がランクインした。86歳の秋川暢宏 、56歳の秋川雅史、 19歳の秋川風雅という、親子ならではの声質の似た3世代が一緒に歌う貴重な映像となっている。

ライブ映像やダンス動画など、多種多様な映像が並んだ今週は下記の3曲をピックアップ。

京本大我「Prelude」

※YouTubeウィークリーミュージックビデオランキング初登場33位

「Prelude」はSixTONESの京本大我によるクリエイティブプロジェクト「ART-PUT」の始動に合わせて発表された、彼が自ら作詞作曲を手がけた初のソロ曲。MVが公開された9月3日に、京本がX(Twitter)で「誰かにとっての挑戦、始まりを鼓舞するような曲になれたら幸いです」とポストしたように、彼のソロ活動の第1歩にふさわしい1曲に仕上がっている。サビの「考えらんないくらいでいいじゃん / キラッキラなハートでいたいんだ / 世界の向こう側へ行こう」という歌詞をはじめ、1曲を通して新しい舞台へ挑んでいく覚悟と気迫が感じられる。

これまでグループの中で歌ってきたこともあり、MVではバックバンドを従えて、まっすぐ歌い上げる姿が新鮮だ。京本が30歳を迎える誕生日当日の12月3日には、東京・東京ガーデンシアターでライブイベント「TAIGA KYOMOTO Anniversary Event『30 -THI"ART"Y-』」の開催が決定しており、SixTONESだけでなく京本個人の活動にも期待したい。

不破湊「Violet!?」

※YouTubeウィークリーミュージックビデオランキング初登場89位

「Violet!?」は、9月4日にリリースされた不破湊にとって初となるミニアルバム「Persona」の収録曲。作詞作曲を手がけたシンガーソングライターのなとりが「この楽曲を作るにあたって不破さんの配信や音楽をめちゃくちゃ聴いていたのですが、声の色気が半端ねえっていう感想が第一に出てきて、それを活かせた楽曲を作れたらなぁというところから『Violet!?』はうまれました」とコメントしているように、この曲では不破湊の艶っぽい歌声を堪能できる。それだけでなく、注目すべきは不破湊というキャラクターに対する歌詞の解像度の高さだ。「謎謎みたいな夜が明ければ / 燦燦とした朝が来るのなら / こんな日々も愛おしく思えました」などといった言葉で、バーチャルホストという彼のキャラクター性を見事に捉えている。

アニメーションのMVでも不破湊の人物像を忠実に表現。ホストクラブでお客さんを華麗にもてなす様子を描写しつつ、51秒のシーンでは子供の頃の不破湊がヒーローごっこをしている場面が描かれている。おそらくこれは、2021年7月5日に配信されたYouTubeライブ「【トロッコ問題】サ イ コ パ ス 診 断【にじさんじ】」内で、不破湊が「俺ってヒーローになりたかったんだよね、実はホストじゃなくて。まあ、ホストもヒーローかな、言うなれば」と話していたのが映像に落とし込まれたのだろう。楽曲やMVを通して、不破湊という人物を改めて知ることができる。

※当該の発言は20:20から。

RUKI「ひまわり」(PLANJ)

※YouTubeウィークリーミュージックビデオランキング初登場90位

JO1の公式YouTubeチャンネル内で、メンバーセルフ企画「PLANJ」が始まったのは2023年8月16日のこと。第1弾は與那城奨がエルトン・ジョンの「Your Song」、第2弾では河野純喜がCNBLUEの「Love Light」、第3弾では鶴房汐恩がback numberの「西藤公園」をカバーし、それぞれの音楽性や個性を披露してきた。

そんな企画の第4弾となる今回は、RUKIこと白岩瑠姫が自ら作詞作曲をしたオリジナルソング「ひまわり」が公開された。この曲は90年代ロックに影響を受けている彼の趣味を反映させた、バンドサウンドを全面に打ち出した青春を感じるロックナンバーとなっている。

白岩は「ひまわり」について「学生時代からライブハウスで演っている曲。当時自分が何者にもなれず色々な環境に押し潰されそうになっていた様を歌として作りました。自分をひまわりに見立てて、色んなモノに枯らされても種を落としてまた咲いてやるというような気持ちがテーマとなっています。そのひまわりもいつかは太陽のような花を咲かせてみせるという思いをイメージとして制作しました」と説明している。

普段はJO1のメンバーとして活動していることもあって、MVでバンドを従えてギターをかき鳴らしながら歌う姿も新鮮。次はどのメンバーが新しい一面を見せてくれるのか楽しみだ。

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