渡辺翔太(Snow Man)が主演を務め、森本慎太郎(SixTONES)が共演した舞台「DREAM BOYS」が昨日10月29日に東京・帝国劇場で大千穐楽を迎えた。この公演のカーテンコールに、2004年から2012年まで主演を務めた亀梨和也(KAT-TUN)がサプライズ出演し、渡辺と森本をねぎらった。
2004年1月に滝沢秀明の主演で初上演された「DREAM BOYS」は、夢見る少年たちの友情を描く舞台。2025年2月で建て替えのため閉館される現在の帝国劇場での上演は今回が最後となり、これまで20年にわたり全768回の公演が行われた。渡辺と森本のほか、共演者として少年忍者、紫吹淳、鳳蘭も出演。演出は2019年以降の各公演と同じく堂本光一(KinKi Kids)が手がけた。
カーテンコールの挨拶で座長の渡辺は「無事に千秋楽を迎えられたことがうれしく、これで幕が閉じるのかと思うと寂しい気持ちです。でも2年間、短い間ですけど座長として務めさせていただけたことに感謝したいです」と感謝の思いを述べる。共演の森本はラストシーンでの渡辺のフライングに触れ「僕は真ん中で見てるじゃないですか。客席も見てたんですけどすごくいい景色でした。しょっぴー(渡辺)が飛んでて、それを拍手しながらすっげえ幸せそうな顔で見てて。ハッピーな空間で、やってよかったなと思いました」とその心境を語った。
2人が長い間「DREAM BOYS」を支えてきた共演者の鳳と紫吹に花束を送ったところで、ステージ袖から亀梨が劇中歌の「Next Dream」を歌いながら現れると、渡辺と森本、そして観客たちは驚愕。「ウソでしょ!?」「マジで聞いてない!」と2人が慌てる中、亀梨は「千秋楽おめでとうございます。今日、観させてもらってました」と彼らの熱演を見届けたことを明かし、大千穐楽を祝うために作ったというガラスのトロフィーを2人に贈呈した。
「ひさしぶりに帝劇の0番に立った(笑)」とポーズを決める亀梨に、渡辺は「僕たちはこの背中を見て、今こういうふうに亀梨くんの位置をやらせてもらってます」と尊敬の眼差しを送る。亀梨は「僕自身も滝沢くんから引き継いで10年弱やらせてもらって、そのあとも玉(玉森裕太 / Kis-My-Ft2)であったり、後輩たちがバトンを引き継いでくれて。この瞬間に『DREAM BOYS』ができているのは皆さんの力なので、また何かの機会に花を開かせてもらえたらうれしいです」と、過去最多回数の座長を務めた貫禄をもって「DREAM BOYS」ファンへの感謝を述べた。