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第3期BiSが日比谷野音でラストライブ終え解散、5人はそれぞれの未来へ

「STUPiD」披露時のBiS。
1年以上前2025年01月13日 2:01

BiSが昨日1月12日に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)で解散ライブ「Finale of third BiS」を開催。約5年半の活動に幕を下ろした。

真夏の解散発表から5カ月

現在のBiSは2019年6月に始動した第3期にあたり、メンバーはトギー、ナノ3、ヒューガー、イコ・ムゲンノカナタ、クレナイ・ワールズエンドの5人。2024年4月に現在の編成になって以降、メンバーがマネージメント業務を兼ねる“自給自足アイドル”として活動していたが、同年8月に「これ以上の活動継続は難しい」として解散を決めた。真夏の解散発表から約5カ月、BiSは真冬の日比谷野音で最後のライブに臨むことに。開演を前にメンバーは舞台裏で円陣を組み、「とにかくやりきることを誓いますか!」「全力で行くぞ! にゃんにゃーん!」と気合いを入れた。

真冬の野音で全力投球のラストライブがスタート

日の沈んだ17:00すぎ、「LET'S GO どうも」が流れると同時にメンバーがステージに勢いよく駆け込み、いよいよライブがスタート。寒空の下、5人はダンスロックチューン「DA DA DA DANCE SONG」、ギターロックチューン「teacher teacher teacher」と勢いのある楽曲を連投し、普段のライブと変わらぬ全力投球のパフォーマンスで研究員(BiSファンの呼称)を盛り上げる。「はじめまして! 私たち新生アイドル研究会BiSです。よろしくお願いします!」というおなじみの挨拶をしたあとには、それぞれが自己紹介。クレナイは「2025年1月12日と言えばBiS野音! 最後の野音になります。皆さん寒いですか? まだ寒そうなので腹から声出して、楽しんでいきましょう!」と笑顔で呼びかけ、「テレフォン」につないだ。

重厚なサウンドの「DEAD or A LiME」で鬼気迫る表情を見せたBiSは、続いてfOULプロデュースによる楽曲「悲しみを纏う男たちの行進」を披露。そして不穏なストリングスの音色から「thousand crickets」が始まり、野音にいる全員でヘッドバンギングやスクワットをひたすら繰り返す。続く人気曲「FUCKiNG OUT」ではメンバーの激しいシャウトが夜空の下で響きわたった。

ヒューガーは「真冬の野音でのスクワット、どうでしたか? BiSのライブじゃなきゃ味わえないんじゃないでしょうか!」と述べてから、「今日が最後になります。今日ほど時間が経つのが惜しいなって思う日はない。だからこそ今日という日を噛み締めて、研究員と一緒に最後までライブを作っていきたいと思っております!」とコメント。さらに「みんなの服をもっと脱がしたいんですよ! 真冬の野音を真夏にしたいんですよ! もっと熱くなりましょう!」と叫ぶと、その言葉に反応したナノ3が真冬にも関わらず気丈に腕まくりをして見せた。

今のBiSと研究員が作り上げた「なまえをよんで」

ライブ中盤には猫をイメージしたかわいらしい振付が印象的な「LOVELY LOVELY」や、中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES、THE SPELLBOUND)プロデュースによる楽曲「イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム」などが披露された。

ライブ後半、ナノ3は次の曲が「なまえをよんで」であることを明かす。彼女は、「このメンバーになってからずっとやり続けてきた曲。いつか大きな場所でみんなで拳を上げて、ジャンプして、肩を組んで……どんな楽しみ方でもここにいるみんなで気持ちをひとつにするような曲になったらいいなと思いながらやってきました。私たちにとっても、お守りみたいな大切な曲になりました」と説明し、「この曲で今日ここに集まってくれたみんなでひとつになりたいと思うんですが、研究員ついてきてくれますか! 最高の時間を作りましょう!」と呼びかけた。「なまえをよんで」はフルカワユタカ(DOPING PANDA)がプロデューサーを務め、ナノ3とヒューガーが振付を担当した楽曲。先ほどのMC通り、研究員は肩を組み合って盛り上がり、アウトロで声をそろえてメンバーの名前を大きく叫んだ。

BiS&研究員の感情爆発

研究員との一体感を高めたところでBiSは、エモーショナルなメロディとメッセージが詰まった「this is not a love song」を披露。ナノ3が「人に優しくと 優しくと 言われても」と熱唱すると、続くメンバーの声にもこれまで以上に感情が乗る。5人は軽やかにステップを踏みながら、噛みしめるように大切に歌を紡いだ。

ピアノのリフレインが切なく響く「つよがりさん」では、「どうにでもなるはずなんだ いわれたとしても いまはしんじられないな あぁ せかい かえるのむずかしい」といったメッセージがBiS本人のみならず、研究員の胸も強く打つ。BiSと研究員はその昂った感情を次の「R.U.N」でも爆発させ、盛大なシンガロングを巻き起こした。

「行かなくちゃ僕ら」

そして最後に代表曲「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」へ。この曲はプー・ルイ(PIGGS)を発起人とする第1期BiSに始まり、2019年5月に解散した第2期BiSから第3期BiSにつながるグループのストーリーを描いたような内容だが、「もはや選択肢が一つしかなかった」「もしもその時僕ら信じあえたら 今も一緒に歩けるのに」といった歌詞が、図らずも解散に向けてライブを進めるBiSの状況にも重なる。ヒューガーが歌い出しから感極まって声を震わせるという場面もありつつ、5人は「行かなくちゃ僕ら」というフレーズを繰り返し歌った。彼女たちは第3期BiSとしてのライブを終え、「以上BiSでした! ありがとうございました!」と挨拶してステージをあとにした。

BiS最後のアンコール / メンバーコメント

アンコールを求める声を受けて、再びBiSがステージへ。メンバーは時折涙を浮かべながら、それぞれの気持ちを研究員に伝えた。

クレナイ・ワールズエンド(2023年3月加入)

改めて今日は日比谷野音に来てくださりありがとうございます。野音という大きな場所で解散ライブができること、本当に感謝しています。 歴代つないでくださった先輩たちや応援してくれた研究員のおかげで、 今のBiSがあるし、私が存在しています。 普通に生きていたら得られない経験だったり、感情だったり、たくさんのものをいただきました。

今日ここに立って言えることは、 BiSに出会って、BiSを好きになって、本当によかったです。 そしてたくさんの研究員に応援してもらえてすごく幸せでした。少しでもみんなの人生をハッピーにできてたなら私はBiSにいてよかったなって思えます。 研究員には、これからも笑顔で毎日を過ごしてほしいです。約2年間応援してくれてありがとうございました。

イコ・ムゲンノカナタ(2023年3月加入)

研究員はいつもそばにいてくれて、受け入れてくれて、たくさん名前を呼んでくれて、イコ・ムゲンノカナタに育ててくれて。本当にありがとうございました。このメンバーと研究員とで作るこの空間が本当に大好きで、約2年間、BiSとして生きられて本当に本当に幸せでした。今日が研究員と作る最後の思い出になります。寂しい思いをさせてしまうかも知れないけど、ずっと笑顔で幸せにいてほしいです。

ヒューガー(2022年10月加入)

約2年ちょっとという決して長くはない期間だったんですけど、楽しいことも幸せなことも悲しいことも苦しいことも数えきれないほど経験させてもらいました。研究員がいたから、今の私たちがここにいます。どれだけ離れていても、同じ音楽を愛して、同じBiSという存在を愛して、今日まで一緒に生きてこれて本当に幸せでした。笑った顔も泣いた顔もたくさん見せてくれてありがとう。 私たちと出会ってくれてありがとう。 今まで、本当にありがとうございました。

ナノ3(2021年11月加入)

解散発表をしてから今日まで、BiSで過ごした時間を振り返って、いろんな気持ちを整理しながら過ごしてきました。 BiSで過ごした時間は楽しいことも幸せなこともたくさんあったけど、どうしようもない気持ちになることもありました。でも普通に生きていたら経験できない、BiSに出会って、研究員に出会っていなかったら知らなかった感情をたくさん知ることができました。

この先、生きて行く中で心が折れそうになったとしても、 BiSで活動した時間や研究員のことを思い出して、私は前向きに生きていけるかなって思ってます。みんなからもらったたくさんのものを全部大切にして、絶対に忘れないでこれからも生きていきます。 みんなにとってもBiSを応援したこと、研究員だったことが幸せな記憶になっていたらうれしいし、こうやって出会えたみんなには笑顔で健康でいてほしいなって思ってます。今まで本当にありがとうございました。

トギー(2019年6月加入)

本当はBiSで叶えたかった夢がまだまだたくさんあったんですけど、5年間、研究員と一緒に駆け抜けてきた毎日を思い出してみたら、楽しかった思い出でいっぱいでした。研究員にとってBiSが力だったり、何かになれていたら、今日ここまで続けてきて本当によかったと思います。

みんな、今日は楽しかったですかー?(大歓声を受けて)うれしい!

これからもね、BiSも研究員も人生は長く続いていくので、好きなことをして楽しく幸せに生きていってほしいです。私たちも絶対に幸せに生きるのでみんなで楽しく生きようね! 今日まで本当にありがとうございました!

そして本当のフィナーレへ / “第4期BiS”は?

BiSは、ライブが思うようにできないコロナ禍で生まれた楽曲「TOUCH ME」で研究員への愛を伝える。さらに現体制における代表曲「Sakura」を披露し、感動を誘った。ドラマティックなムードから一転し、BiSは疾走感のある「CURTAiN CALL」、そして第3期BiSの始まりの歌である「STUPiD」を元気いっぱいに届けてフィニッシュ。トギー、ナノ3、ヒューガー、イコ、クレナイは1人ずつ背を向けてステージを去り、約5年半におよぶ第3期BiSの活動に幕を下ろした。これまで活動を共にした5人は最後の挨拶でのトギーの言葉通り、今後それぞれの人生を歩む。

なお元WACK代表・渡辺淳之介は、ライブ前にX(Twitter)にて「BiS解散ですね( ; ; )僕の頭の中には第4期BiS構想はございません」と発言。BiSは第3期をもって、その長い歴史に終止符を打ったことになる。

セットリスト

「Finale of third BiS」2025年1月12日 日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)

01. LET'S GO どうも
02. DA DA DA DANCE SONG
03. teacher teacher teacher
04. テレフォン
05. DEAD or A LiME
06. 悲しみを纏う男たちの行進
07. thousand crickets
08. FUCKiNG OUT
09. BASKET BOX
10. STiLL BE CHiLD
11. LOVELY LOVELY
12. Olenimorph, Ole
13. イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム
14. I WANT TO DiE!!!!!
15. なまえをよんで
16. this is not a love song
17. つよがりさん
18. R.U.N
19. BiS-どうやらゾンビのおでまし-
<アンコール>
20. TOUCH ME
21. Sakura
22. CURTAiN CALL
23. STUPiD

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