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星街すいせい、夢の武道館は大成功!次の目標は東京ドーム「この先も輝き続けます」

「Hoshimachi Suisei 日本武道館 Live “SuperNova”」の様子。(Photo by Takashi Konuma)
4分前2025年02月06日 11:04

星街すいせいが2月1日に初の日本武道館公演「Hoshimachi Suisei 日本武道館 Live “SuperNova”」を開催した。

憧れのステージで最初に披露したのは

昨年3月に発表された「ビビデバ」のミュージックビデオがYouTubeで1億回再生を突破し、11月から12月にかけては自身最大規模となる埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演を含む全国3都市のツアー「Hoshimachi Suisei Live Tour 2024 "Spectra of Nova"」を成功させるなど、大きな活躍を見せた星街すいせい。今年に入ってからは「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) -Beginning-」の挿入歌を担当したことでも話題を集め、勢いそのままに日本武道館のステージにたどり着いた。

星街すいせいにとって日本武道館は、憧れの場所。2018年に公開した自己紹介動画でもその夢を語っており、リスナーの間でも星街の最大の目標の1つとして知られていた。星街本人もファンも特別な思いを抱きながら迎えた日本武道館公演。ステージには星をモチーフにした柱が複数立てられ、照明が消えてオープニングムービーが始まると、日本武道館全体が銀河や満天の星空のような景色に変わった。星が爆発する映像や「革命」「WARNING」といった文字がスクリーンに現れ、15世紀フランスの偉人ジャンヌ・ダルクを思わせる旗と星をかたどった彼女のマイクが重なると、「星」「夜」といった彼女が長年創作のモチーフにしてきたイメージと、最新アルバム「新星目録」のテーマ「それぞれの革命」が1つになったような演出に会場は大いに沸いた。

そして星街が歌い始めた1曲目は大ヒット曲「ビビデバ」。馬車から登場した星街は、サックスやトランペット、トロンボーンなど管楽器を交えた8人編成の生バンドとともにパフォーマンスを繰り広げ、サビでは早速衣装チェンジをして観客と一緒におなじみのダンスを踊る。続く「TRUE GIRL SHOW」では、間奏の歌詞「すいちゃんは……『今日もかわいい』!?」で観客とコール&レスポンス。「Newton」ではハンドクラップを浴びながら、空の映像をバックに伸びやかな歌声を届けた。

後半戦では「革命」をイメージした演出が続く

星街はついに実現した武道館公演への思いを語ったあと、初めて自身で作詞作曲の両方を担当した「綺麗事」を披露。ブラスが効いたこの日ならではのアレンジに加え、ギターリフと連動してレーザーが客席に降り注ぐ演出も目を引いた。その後、星街はサックスソロを加えたスペシャルアレンジの「褪せたハナミドリ」や、明け方の渋谷を連想させる「ビーナスバグ」などを歌唱。都会の夜をイメージした映像演出は、「星」「夜」といったデビュー当初からのキーワードに加えて、「街」「都会」といった現実のモチーフが増えている最近の星街のモードを改めて伝えるようなものとなっていた。

詩を使った幕間映像を挟んで始まった後半戦では、最新作のテーマ「革命」のイメージを全開にしたパフォーマンスが続く。目のモチーフや極彩色の照明がギラギラと輝くサビが印象的だった「Caramel Pain」を経て、カラフルなレーザーがシャワーのように降り注ぐ中、Giga & TeddyLoidの提供曲「AWAKE」が始まると星街はダンサー4人とパフォーマンス。「革命」を象徴するこの曲で彼女は「モニター越しの輝きじゃつまんない 飛び出す想像の遥か上 to heaven」と高らかに歌ってみせた。

山内総一郎(フジファブリック)の提供曲「先駆者」では、星街が「拳上げろー!」と呼びかけ、革命の狼煙をイメージした楽曲をメガホン片手に熱唱。「ザイオン」ではジャンヌ・ダルクを思わせる旗を右手に持ち、ステージ中央で堂々と歌声を響かせた。

7年前のあの曲をアップデートして

ここでライブは一度映像パートに切り替わり、ホロライブでの歴代衣装を着て歩き続ける彼女の映像や最新のツアーMCまで含めた過去の発言集でこれまでの活動を振り返る。その最後で時間がさらに巻き戻り、スクリーンにはホロライブ加入前、2018年に個人でVtuberデビューした頃の配信の様子や動画が映し出された。「私の夢は、武道館でライブをすることです!」という、この日につながる約7年前の発言が会場を沸かせる中、星街は初のオリジナル曲「comet」をTAKU INOUEがアレンジした「comet -TAKU INOUE Remix-」を涙ながらに熱唱。自らがデザインして着ていた衣装を、さえきやひろの手でドレスアップした新衣装もお披露目した。

その後、星街は本編ラストに向けて代表曲を次々に歌唱。ロック色の強いアレンジで「Stellar Stellar」を届けたあと、カッティングギターとブラスが効いたディスコファンク風のアレンジで「NEXT COLOR PLANET」を歌い上げると、観客はシンガロングで星街にエールを送った。

終盤のMCで星街は、喉の不調で音楽が楽しめなくなり活動をやめようと思うまで追い込まれたこと、それでも応援してくれる人々が悲しむと思い歌い続けたこと、そしてまた「音楽が楽しい」と思えるようになったことを感極まりながら振り返り、「音楽への気持ち」や「みんなへの感謝」を込めた新曲「Orbital Period」を熱唱。途中、涙があふれてしまう場面もあったが、間奏で涙を拭いて、この光景とシンクロするように「嗚呼、僕は、この景色を只、信じて良かった」と歌った。

星街すいせい、この先も輝き続けます

本編が終わると、ホロライブメンバーからのこの公演に向けた寄せ書きがスクリーンに映し出され、星街はホロライブの楽曲「キラメキライダー☆」を披露。大合唱で会場一体となって盛り上がったあと、星街は「武道館の夢も叶えちゃって、次の目標は……」とオーディエンスに問いかける。すると客席からは「東京ドーム!!」と声が上がり、星街は「東京ドームを目指しましょう!」「まだまだ星街すいせい、この先も輝き続けますので、みんなそばにいてね!」と呼びかけた。「Bluerose」でアンコールは終わりかと思われたが、今回星街は初めてダブルアンコールを実施。彼女は「今日はゴールではなく通過点」「まだまだ進化し続けていきたい」と向上心を見せ、最後に「ソワレ」を歌った。全19曲を歌い終えた星街は「すいちゃんはー?」「今日もかわいい!!」のコール&レスポンスを行い、満面の笑顔で「楽しい思い出を本当にありがとう!」「これからもよろしくお願いします!! また明日!!」と来場者に伝えて姿を消した。

なおこの公演の模様はSPWNとZAIKOで配信中。3月1日20:00まで配信チケットが販売されており、同日23:59までアーカイブ映像を視聴することができる。

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