5月2日に上映される、WEST.のメンバー7人が主演を務める映画のタイトルが「裏社員。-スパイやらせてもろてます‐」に決定。作品の詳細が明らかになった。
「裏社員。-スパイやらせてもろてます‐」はアクション、喜劇、ラブストーリーなどのさまざまな要素が盛り込まれたコメディ作品。阿川建設と川端建設に在籍する、表では解決できない問題を秘密裏に処理する会社員、通称“裏社員“と、裏社員の潜入先である商店街の住人たちをWEST.メンバーが演じる。裏社員は、社長から受けた「シャッター商店街を取り壊す」というミッションを達成するべく現地に潜入するも、行動すればするほど、なぜか商店街の住人たちに愛されてしまう。
桐山照史、濱田崇裕、神山智洋が阿川建設の裏社員、中間淳太と藤井流星が川端建設の裏社員、重岡大毅と小瀧望が商店街の住人を演じる。自身の役どころについて、重岡は「少年漫画の主人公みたいな男。エネルギーがあって真っすぐで、WEST.の重岡をもっと誇張したような感じ」、桐山照史は「周りに左右されずに自分をしっかり持っている、一見クールで一匹狼のような人物」、中間は「仁義に厚い真っすぐなヤツ」、神山は「『自分に嘘をつくのは自分が可哀想だ』という考えを持つ男。思ったことは何でも言っちゃうので、僕とは結構真逆」、藤井は「(中間演じる)ジンといつも一緒にいる、基本的にアホで明るい愛すべきキャラクター」、濵田は「自分の話はしないし、すべての物事を客観的に話す人。シャイなんだけど、ちょっとクレイジーで謎が多い」、小瀧は「(重岡演じる)陽一郎と過去にいろいろあって、一見何を考えているのか分からない、ちょっと複雑な感じの人物」とそれぞれ形容している。
中間は、本作について「コメディだし、ぶっ飛んだところもあるので、最初は『なんやこいつら?』って思うかもしれませんが、皆それぞれ過去があり、何かを抱えて生きている。グッとくるところもあって、観終わった後に大切な人に会いたくなるんじゃないかなと思います」とコメント。監督を務めた瑠東東一郎は、「撮影合間で話す内容も、高校の部室ですらないんです。中学の部室なんです。ホンマしょーもないネタで5時間くらい笑ってるんです。つまり最高なんです」とWEST.を絶賛しつつ、「この何とも得難い、心地いい空気を作品にぐいっと詰めました。ギスギスと据わりの悪い、今の世の中で、とても大事なことに思えたんです。絆と笑いをテーマに、全力でズレたスパイ映画。ゲラっとして、ボロっとして楽しんでもらえたら」とファンに呼びかけた。
また本作の主題歌がWEST.の新曲「ウェッサイソウル!」に決定。トータス松本(ウルフルズ)が作詞作曲、ウルフルズがサウンドプロデュースを手がけた「ウェッサイソウル!」は、ファンキーかつパワフルな作品に仕上がっている。
メンバーコメント
重岡大毅
僕が演じた陽一郎は、少年漫画の主人公みたいな男です。エネルギーがあって真っすぐで、WEST.の重岡をもっと誇張したような感じなのかな。今回はアクションにも挑戦しました。普段からトレーニングをしていて体を動かしていますが、これがすごく難しかったですね。組み合う相手やカメラマンさんとも息を合わせて、緻密にスピーディーに入り乱れて……OKが出た瞬間、「うおーっ!」て叫びました(笑)。この映画の見どころのひとつなので、ぜひ注目してほしいです。
桐山照史
周りに左右されずに自分をしっかり持っている、一見クールで一匹狼のような人物・宴を演じました。過去の出来事が原因で人を信じなくなった宴が、あるミッションでチームを組まされて、「仲間がいるって楽しいことなんだ」と徐々に思い出していくんです。漫才っぽい掛け合いも多く、コミカルでテンポもいい。どの役に感情移入してもいろんな見方ができる、角度のある映画だと思います。WEST.を知らない方も、クスッと笑って楽しんでいただけたら嬉しいです。
中間淳太
ジンは仁義に厚い真っすぐなヤツ。監督からも「冗談なのか本気なのか分からんくらいに常に真っすぐでいてほしい」と言われ、撮影に臨みました。ちょっと僕と似ているかも。ただ、ガラが悪い。そこは僕と違います(笑)。出演者の中で多分最弱の僕がめちゃくちゃ喧嘩が強い役で。コメディだし、ぶっ飛んだところもあるので、最初は「なんやこいつら?」って思うかもしれませんが、皆それぞれ過去があり、何かを抱えて生きている。グッとくるところもあって、観終わった後に大切な人に会いたくなるんじゃないかなと思います。
神山智洋
僕が演じたのは、「自分に嘘をつくのは自分が可哀想だ」という考えを持つ宝田という男。思ったことは何でも言っちゃうので、僕とは結構真逆だと思います。最初から最後まで宝田だけ変化がなくて、逆に周りを変化させていく。相手をハッとさせるようなことを言うので、思ったことをポンポンと口に出すようなセリフの言い方を意識しました。WEST.全員が出演する映画は今回が初めて。7人が別の個性的なキャラクターになって作品の中で生きている様子をご覧になって、皆さんにも刺激を与えられたらなと思っています。
藤井流星
ジンといつも一緒にいるチャラを演じています。過去にジンから助けてもらって以来、ずっとジンを崇拝していて、基本的にアホで明るい愛すべきキャラクター。映画ではアドリブもあるのですが、よく知ったWEST.のメンバーなので、ぶっちゃけどこがアドリブなのかよく分からないくらい自然に撮影ができました。一方で、18年一緒にやってきたメンバーが、知らない別のキャラクターになって役柄を演じているのは不思議な感覚でしたね。WEST.だからこその物語ですし、肩ひじ張らずに気軽に楽しんで観ていただきたいです。
濱田崇裕
詳敷は、自分の話はしないし、全ての物事を客観的に話す人。シャイなんだけど、ちょっとクレイジーで謎が多い。監督が「濵ちゃんのクレイジーで面白いところをなんとか役に落とし込みたい」とおっしゃっていて、自分と役を混ぜていく作業が難しかったんですが、僕の演技を見て笑ってくださったので、それが自信になりましたね。今回の映画は笑いもあって、アクションもあって、ラブもあって……この映画を観たら皆どんな気持ちになるのかな? 僕も早く映画館で観たいです。
小瀧望
僕の演じるマコトは、陽一郎と過去にいろいろあって、一見何を考えているのか分からない、ちょっと複雑な感じの人物なんです。ただ、きっと根はいいヤツで、楽しいことが好きなんじゃないかな、という一面が少し垣間見られるような役を演じさせていただきました。茫洋としたマコトがみんなと関わりを持つことで、次第に変わっていく様を見ていただけたらと思います。今回、このような楽しそうな映画を多くの皆さまに映画館で観ていただけるのは嬉しいですし、WEST.7人が大スクリーンの一つの画面にギュッとなっているのは、なかなかないと思います。僕も完成が待ち遠しいです。
瑠東東一郎(監督)コメント
僕がWEST.と初めて出会ったのは2009年。当時はみんなまだ中学生だったり、高校生だったり。そして時は経ち、15年ぶりに出会った彼らは……まっったく変わらず。一生中2でした。撮影合間で話す内容も、高校の部室ですらないんです。中学の部室なんです。ホンマしょーもないネタで5時間くらい笑ってるんです。つまり最高なんです。この何とも得難い、心地良い空気を作品にぐいっと詰めました。ギスギスと据わりの悪い、今の世の中で、とても大事なことに思えたんです。絆と笑いをテーマに、全力でズレたスパイ映画。ゲラっとして、ボロっとして楽しんでもらえたら。ぜひご期待ください!!