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超特急タカシ×シューヤ「せぶいれのうた」で深まる絆、広がる2人の夢「どっちかがいなくなったらダメ」

せぶいれ(撮影:鈴木友莉)
9分前2025年04月02日 1:03

超特急のボーカル・タカシとシューヤによるライブ「アコースティック超特急『せぶいれのうた』」の最終公演が、昨日4月1日に大阪・大阪国際会議場で行われた。

規模を倍に拡大、2度目の「せぶいれのうた」

「せぶいれのうた」は、普段はその歌声でメインダンサーのパフォーマンスを支え彩る、超特急の7号車・タカシと11号車・シューヤ、2人だけのライブ企画。タイトルにある「せぶいれ」とは、2022年8月にシューヤが超特急に加入した直後から8号車(超特急ファンの呼称)に親しまれているボーカルコンビの愛称だ。昨年2月に東京と埼玉の2会場を舞台に初開催された「せぶいれのうた」。1年ぶりのライブは3月21日の川崎・カルッツかわさき、24日の東京・立川ステージガーデン、そして3月31日と4月1日の大阪国際会議場と規模を拡大して行われ、いずれの会場もチケットがソールドアウトという盛況ぶりだった。この記事では、神奈川公演と東京公演の模様を中心にレポートする。

開演を待つ客席に光るのは純白とチャコールグレー、2色だけのペンライトの光。いつもの“10色の景色”とは異なる光景に期待がふくらむ中で4人編成のバンドが音を重ねると、タカシとシューヤはステージ奥の階段を降りて8号車の前に姿を見せた。伴奏がデクレッシェンドしていく中、お互いのほうを向いた2人が呼吸を合わせて歌い出したのは「a kind of love」。シューヤが「それでもね 僕には君が必要なんだよ」と歌い上げるとタカシは笑いながら彼を指差し、客席へ向けて「せぶいれのうた、東京、始まりました!」と高らかに叫んだ。1番のAメロでタカシがアレンジを加えれば、2番のAメロでシューヤがアレンジを返し、「肩にそっと寄りかかる」と歌うシューヤの肩にタカシが寄りかかれば、「はぐれそうな僕の腕 つかんだ」と歌うタカシの腕をシューヤがつかむ。1曲目から隙なく繰り広げられる2人の抜群のコンビネーションは、否が応でも客席のテンションを高揚させていった。

スタイリッシュなバンドサウンドのイントロに2人がフェイクの応酬を展開したのは2曲目の「Whiteout」。ジャジーなピアノが疾走する中、サビを歌うシューヤの声に重なるタカシの上ハモが切ない緊迫感を増幅させる。そこから一転、イントロのブラスの音で客席から歓声が上がったのは「Hey Hey Hey」。9人体制の超特急ではいまだ披露されていないレアな選曲で8号車を沸かせた2人はうねるベースラインの上、ソウルフルなボーカルアレンジで掛け合ってオーディエンスの体を揺らし、タカシは「まさにここがせぶいれや(euphoria)!」と宣言した。

王道ポップスにジャズ、ファンク。ジャンルを問わず歌いこなすボーカルスキルをオープニングの3曲でしっかりと提示してみせた2人はここで自己紹介。「僕たちは超特急の! せぶいれで~す!」と声を合わせ、タカシが“やでポーズ”、シューヤが“ぷぅぃポーズ”(顎ピース)を取る決めポーズは今回のライブで始めたもので、シューヤは「新しい僕たちの挨拶、決まりましたね~」と満足げな笑みを見せた。

「ホワイトとチャコールの景色……めっちゃうれしいです」

「普段の超特急のライブとは違うテイストでお届けするので、思う存分楽しんでいってください」。タカシがそう誘うと、2人は「refrain」でパフォーマンスを再開させる。優しくスウィングするメロパートから美しいハーモニーが大きな広がりを感じさせるサビパートへ。2人のボーカルと巧みなバンドアンサンブルが織りなす心地よい緩急に聴衆が聴き入ると、続く「Thinking of You」では2人の凛とふくよかなファルセットボイスに乗せて届けられる楽曲の温かなメッセージがオーディエンスの胸を打った。この2曲は2024年の「せぶいれのうた」でも披露された楽曲ながら、アレンジと2人の多彩な表現力によって1年前とはまた異なる表情をのぞかせる。アーバンスタイリッシュなサウンドが印象的な「You Don't Care」で断ち切れない思いを歌にするタカシはまっすぐ前を見据えながら大きな手振りでもあふれる思いを表現し、シューヤは時折目を閉じて内省的に感情を引き出していく。それぞれの表現を持ちながらも重なる2声は美しく溶け合い、静かに聴き入るオーディエンスの心を確かに震わせていた。

6曲を終えてのMCタイムでは、運ばれてきたイスに腰掛け客席とじっくり向き合った2人。初日の川崎公演では、タカシが「僕は、何気にひさしぶりのライブなんですよ」と、療養期間を経て約2カ月半ぶりのライブであることを伝えた。8号車の温かい拍手に彼は「このホワイトとチャコールの景色……めっちゃうれしいです。ひさびさに会えてホンマにうれしいわ」と笑顔。さらに、今回せぶいれとしては初の大阪公演が行われることに触れた彼は「いい里帰りになりそう。(いい里帰りに)してみせます!」と力強く語った。

軽やかなエレクトロナンバー「星屑のダンスフロア」も、「せぶいれのうた」のステージでは温かみあふれるバンドサウンドに装いを変え、タカシとシューヤは自分たちのためだけのアレンジを楽しむように声を弾ませて客席のハンドウェーブを誘った。曲を終えるなり「せっかくバンドサウンドでやっているので」と切り出したタカシは「次は僕が『せぶいれのうた』でやってみたいなと思う曲を選んできました」と「Full moon」をタイトルコール。生演奏のバンドサウンドはセンシュアルな空気感漂うこのR&Bナンバーの世界観をぐっと深め、タカシとシューヤは静かに熱を帯びた歌声を重ねてメロウな気分をオーディエンスに届ける。するとシューヤも「この曲やりたいです!と強く提示させていただいた曲になります」と「Fashion」をコール。曲の主人公のやりきれない思いを歌う2人のファルセットボイスは美しくも切なく、アコースティックギターの優しい調べと混じり合い響きわたっていた。

「お帰り! ごはんにする? お風呂にする? それとも…」

椅子から立ち上がった2人が「Call My Name」で8号車の声を求め、晴れやかに会場のムードを塗り替えたライブ後半。「せぶいれ?」「No.1!」のコール&レスポンスで大きな一体感を作り上げると、ここでタカシが語ったのは「超特急のボーカルって2人しかいないから、どっちかがいなくなったらダメで。1人だけだとやっぱりどっか物足りなさがあったりするんですよ」という思い。「このツインボーカルでこんなにもたくさんの方々の前で歌わせてもらうことができて。本当に、この声が最後の最後まで枯れたとしても、全国のみんなに僕たちの歌を轟かせていきたいなと思ってます」と胸中を語ると、今度はシューヤが「でも本当に、タカシくんがこの間のツアーの最終公演に出れなかったりして、ひさしぶりに2人で歌わせてもらうんですけど、やっぱツインボーカルですね! 気持ちいいですよね!」と言って8号車からの大きな共感を集める。そして彼が「タカシくんお帰り! ごはんにする? お風呂にする? それともシューヤにしとく?(笑)」とおどけると、タカシも「じゃあシューくんにしよ!」と応じて会場中の悲鳴を誘い「……っていうのは、普段はやってないですよ!?」と楽しそうに笑った。

「次の『せぶいれのうた』、どうする? 倍(の規模)行きたいですよね」と、シューヤがせぶいれとしての夢を語ったのち、2人は「EBiDAY EBiNAi」を届けた。情感に満ちたアカペラで歌いつないだ導入を経て、力強く息の合ったユニゾンで聴衆を圧倒した2人。「うずくまっていた 今までの世界に 立ち上がるからさ 見守っていてね 僕が唄うよ すぐそばで」というフレーズを細かく歌い分け、舞台上でうずくまるタカシのもとにシューヤが「立ち上がるからさ」「僕が唄うよ すぐそばで」と歩み寄る姿は楽曲で描かれる世界観以上のストーリーを感じさせ、2人の掛け合いを見守る8号車の感情をエモーショナルに揺さぶった。原曲を大胆にアレンジしたバラード調の「Star Gear」で観衆の驚きを誘うと、タカシは「ラストスパート、盛り上がっていけんのか!?」とオーディエンスを鼓舞。超特急の最新シングル曲「AwA AwA」、9人体制初のシングル曲にして、昨年の公演でも披露された“せぶいれのうた名物”の1曲「宇宙ドライブ」というご機嫌な2曲を連発し、変幻自在に声色を操る圧倒的なボーカルワークとパワフルな煽りで一気に会場の熱を引き上げていく。タカシの「せぶいれカッコよくてホンマごめん」、シューヤの「最高のバカンスだよなあ!」という決めゼリフも炸裂したところで、続く「Burn!」で2人はステージを降りて客席へ。8号車の声援をすぐそばで感じながら高らかに歌声を響かせ、シューヤは勢いよく振られる2色のペンライトの光を見渡して「めっちゃきれいー!」と瞳を輝かせた。

「せぶいれのうた」をもっとたくさんの場所に

「この3月、俺めちゃくちゃボーカルしてるわ。すごい楽しいわ!」。思わず漏れ出たタカシのひと言がライブの充実を物語る中、彼は次が本編最後の楽曲であることを伝える。超特急のライブではここで8号車が「イエーイ!」と盛り上がるのが定番となっているが、初日の川崎公演では8号車が“超特急式”を取り入れていいのか一瞬迷ったため「おぉ……イエーイ!」という反応になっていた。すると東京公演でタカシとシューヤは、このリアルな声をアレンジした“せぶいれ式”の返しをしてほしいと8号車に提案。彼らが行っている発声練習をオマージュし、最低音から最高音まで「オォ~!」と一気に駆け上がる発声をレクチャーした。「こんなことを話せるのも、『せぶいれのうた』のええところなんちゃいますか?」とタカシが言うと、シューヤは「ゆるふわ系です(笑)」と反応。そしてタカシは「時期も時期なので、この曲をがんばる人に送りたいと思います」と「Yell」をタイトルコールした。深くまっすぐに思いが伝わるタカシの真摯な歌声と、聴く者の心を晴れやかに照らすようなシューヤの華やかな歌声。2つの声が重なり送られる優しくも力強い“エール”は満員の客席に笑顔をもたらす。美しいハーモニーで曲を締めくくると、シューヤは「またいつかせぶいれで会いましょう!」と約束し、ステージをあとにした。

8号車の息の合った「せぶいれ」コールを受けてステージに戻った2人がアンコールに届けたのは「Asayake」。昨年の「せぶいれのうた」のオープニングを飾った“始まりの曲”をラストナンバーに選び、希望に満ちた歌声で8号車と2人の“明日”を朗らかに照らすと、タカシは「めっちゃ楽しかったです!」と声を上げた。曲を終えての“お手振りタイム”では、まもなく誕生日を迎えるシューヤに「おめでとう!」の祝福が送られる場面もあり、シューヤはこれに「ラブ!」と反応。タカシは「またこの場所に戻って来れるように、そして『せぶいれのうた』をもっとたくさんの場所に届けていけるように、がんばっていきたいと思います」と改めて意気込みを語り、2人は再びの“せぶいれポーズ”でこの日のライブを締めくくった。

セットリスト

「アコースティック超特急『せぶいれのうた』」2025年3月21日 カルッツかわさき

01. a kind of love
02. Whiteout
03. Hey Hey Hey
04. refrain
05. Thinking of You
06. You Don't Care
07. 星屑のダンスフロア
08. Full moon
09. Fashion
10. Call My Name
11. EBiDAY EBiNAi
12. Star Gear
13. AwA AwA
14. 宇宙ドライブ
15. Burn!
16. Yell
<アンコール>
17. Asayake

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