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草川拓弥が語る「俺ババ」月白司の“表と裏の顔”、自分自身の“2つの顔”─「帰れる“家”があることが安心に」

草川拓弥(撮影:須田卓馬)
2か月前2026年03月06日 3:05

現在放送中のテレ東系ドラマ「俺たちバッドバーバーズ」に出演中の草川拓弥が音楽ナタリーの取材に応じた。

「ベビエブ」からつながった主演「とてもうれしかった」

草川が中島歩とともに主演を務める「俺たちバッドバーバーズ」は、「ベイビーわるきゅーれ」シリーズや映画「ネムルバカ」の阪元裕吾監督とテレ東が「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」に続く2度目のタッグで送る“理容師アクションコメディー”。田舎町にひっそりと佇む月白理容室は一見普通の理容室だが、店主の理容師・月白司(つきしろつかさ)には、客が持ってきた“表社会では解決できないトラブル”を力で解決する裏用師(リヨウシ)という裏の顔がある。裏用師は300万で依頼人の乱れた人生を整え、髪を切るのが仕事。そんな月白理容室にひょんなことから住み込みで働くことになる元美容師の日暮歩(ひぐれあゆむ)と月白が、不器用ながらもさまざまな依頼を引き受け、依頼人の髪と人生を整えていくさまを描く。無力だが情に厚い日暮を中島が、クールで冷徹な月白理容室の店主・月白を草川が演じ、主人公の2人に大きく関わる謎の男・佐々木しんのすけを高良健吾が演じている。

草川は「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」で阪元組に初参加し、主人公のちさと・まひろとの激闘の末に壮絶な最期を遂げる、夏目敬というキャラクターを演じた。「ベビわる」シリーズのファンをはじめとする視聴者の心に確かな爪痕を残した夏目役について「地方での合宿のような撮影で、本当にしんどかった思い出で(笑)。本格的なアクションも初めてだったんですが、自分の想像以上の評判をいただいて」と振り返った草川。2作目の阪元監督作品にして主演を務めることに「『ベビエブ』から次につながった感じが、純粋にとてもうれしかったですね」と思いを語る。

アクション監督と作り上げた“月白ムーブ”

理容師と裏用師という2つの顔を持つ男2人の物語がつづられる「俺たちバッドバーバーズ」。脚本を読んだときのファーストインプレッションを、草川は「すごく面白かったし、やっぱり無茶苦茶だなって(笑)」と楽しそうに明かした。「僕は、“何か”を抱えていて、それを解放していくようなキャラクターを頂くことが多いんですが、月白もまさにそういったキャラクターで」。自身の役柄をそう語った草川は「今回も真面目さと面白さのバランスが絶妙で、すごく丁寧に描かれていて……相変わらず阪元節がすごかったです」と続ける。理容師の役作りのため、事前にヘアカットの練習をしたほか、撮影中も理容室では常にハサミを持っていたという。「無意識にカットの動きができるようにひたすら触っていました。あとは、ハサミを買って家でも練習したり」と語った草川は「手先はあまり器用なほうではないけれど、やっていてすごく楽しかったです」と続け、初の理容師役に臨んだ心境を明かした。

一方、月白が裏用師として暗躍するシーンでは「ベビエブ」でその才能が開花した草川のアクションが惜しみなく披露され、今作の大きな見どころの1つとなっている。「今回は事前にスタジオをお借りして練習して。アクション監督のRioさんとずっと一緒にやってました。初日は基礎から……ダンスで言うダウンやアップの動きみたいな、そういう初歩から積み上げていったのですごく勉強にもなりましたね。それ以降は月白のキャラクター性を考え、どういう動きを彼のアクションの特徴とするかを入念に練習した感じです」。「ベビエブ」の夏目は地を這うような動きからクイックに繰り出される、大胆な足技が特徴的だったが、今回の月白にはどのようなキャラクター付けが施されたのか。これについて草川は「夏目のフロア技は大胆で激しさがありましたけど、今回はけっこう繊細さがあるのかなと思います。アクションにダンスの要素を取り入れる、というテーマがあって」と解説。「Rioさんも『ここでダンスみたいな要素を入れたいんだけど、なにかいい動きがありますか?』と僕に聞いてくれたりして。その中でお決まりのパンチ、必殺技みたいな“月白ムーブ”があったり。そういう動きの打ち合わせは、細かくやっていきましたね」と明かした。

「すごく安心感」日暮役・中島歩とのバディ

偶然の出会いから裏稼業のバディとなり、次々に舞い込む常識外れの依頼をこなしていく中で互いへの理解を深めていく日暮と月白。先週放送の第8話では、普段は言葉少ない月白が日暮への思いを漏らす姿が描かれ、次第に変化していく彼らの関係性もドラマの見逃せないポイントとなっている。中島とバディを組んだ感想について「現場に入る前の、本読みの段階で作品に対してのコミュニケーションを高い熱量で取ってくださる方で。そのときから『あ、中島さんはこういうふうにやりたいんだな、描いていきたいんだな』というのが伝わりましたし、一緒に作り上げていく感じが楽しかったです」と語った草川は「もらった刺激はたくさんあるんですけど、印象的だったのはクランクインのときに残されていたコメント。すごく真面目にやりたいと、視聴者にしっかり届けないといけない作品だと思うから熱くやらせてほしいということをおっしゃっていて。純粋に『付いていきたいな』と思いましたし、そういう方が作品の柱となってくれることにすごく安心感がありました」と振り返った。

グループは自分が帰れる“家”

そして草川自身もまた、月白と同様に“2つの顔”を持っている。この“2つの顔”が草川自身にどんな影響を与えているかを問うと、草川は「やっぱり、グループ(超特急)という存在があるのはすごく安心感になるなと思います」と切り出す。「お芝居をするときって……役柄にもよるけれど、自分をあえて孤独に持っていくような意識があるんです。精神的に苦しいときもありますけど、そのほうがカメラの前でリアルを届けられる気がするから」。そう心の内を明かし「だからこそ、自分が帰れる“家”じゃないけど。グループは家族以外で『ただいま』と言える場所なので。そういう場所があることが、自分の中の安心につながっていると思います」と続けた。

「こうやってお仕事をさせていただくことで、役者の自分を知ってくれた方がグループのライブに来てくれたりもするし、その逆も然りで。そういったところも、すごくありがたいなと思います」。“2つの顔”を持つことへの思いを多角的に語ってくれた草川に、続いて聞いたのは「俺たちバッドバーバーズ」の“表と裏”の見どころ。これに彼は「表の見どころは、やっぱり日暮と月白の掛け合い。テンポのよい2人のやりとりを楽しんでほしいですね」「裏の見どころは……そうですね。月白の過去だったり、日暮と一緒に生活していく中で変わっていく関係性とか、そういった人間模様を見てもらえたらと思います」と思いを語る。そして最後に、草川拓弥として今後実現したいことを聞くと、草川は「映画で主演をやりたいです。それがこの先の目標です」と、まっすぐな瞳で口にした。

「俺たちバッドバーバーズ」3月6日放送回の番組情報

テレ東系 2026年3月6日(金)24:42~25:13

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