三宅健、最近の一番の楽しみはファンに会える“お渡し会”

3分前2025年04月10日 7:04

三宅健の写真展「KEN MIYAKE PHOTO EXHIBITION "THE iDOL"」が明日4月11日から5月6日まで東京・PARCO MUSEUM TOKYOで開催される。これを記念して、本日4月10日に同会場で囲み取材が行われた。

偶然生まれたお気に入りカット

三宅の写真集「THE iDOL 三宅健写真集」が4月18日に発売されることを記念して行われるこのイベント。会場には写真集収録の撮り下ろし作品に加え、未公開カットも展示される。

写真集のテーマは“虚像とリアルの狭間”。三宅はこのテーマについて「僕の『悲しいほどにア・イ・ド・ル”～ガラスの靴～』という楽曲の歌詞にある一節です。アイドルにおける消費と生産性の両面を、『虚像とリアルの狭間』をテーマにすることで、何か提起できないかなという思いがあります」と話した。写真集の中で印象に残っているカットを問われると、三宅はたくさんの犬に囲まれた写真を挙げ、「たまたま道でたくさんのわんこを散歩させている方がいて。『一緒に撮影させてもらえませんか？』と言ったら、こんな不思議な格好をした人を飼い主さんが快く受け入れてくれて、わんちゃんたちも行儀よく写真に収まってくれた1枚です」と笑顔を浮かべた。

写真集には東京・渋谷PARCO前で、三宅が人の行列に並んでいるカットも。「パニックになりません？」という言葉が記者から上がると、三宅は「ならなかったんですよ。PARCO前で写真を撮っていたら、たまたま長蛇の列を見つけたので、そこに並んで撮ってみて。誰にもまったく気付かれないまま、撮影に成功することができました。お気に入りの1枚です」と語った。

アイドルとは、普遍的でかけがえのないもの

三宅は展覧会のポイントについて「壁に写真を展示するだけではなくて、透過する布に写真を印刷して、それを重ねることで、いくつもの像を生み出しています。見る人の視線や角度によって異なるコラージュが生まれるので、そこに注目してもらいたいです」とアピールした。4月15日、19日、27日には同会場で写真集のお渡し会が実施される。三宅はお渡し会に向けて「皆さんとはコンサートでお会いしていますが、間近で目と目を合わせてお会いできることはなかなかない。数秒かもしれないし、限られた時間で限られた人数の方としかお会いできないかもしれないんですけど、僕としてはここ最近で一番楽しみにしていることです」と目を輝かせた。

写真集のタイトルにちなんで「三宅さんにとってアイドルってどんなものですか？」と問われると、三宅は「よく聞かれるんですけど、難しいですよね……」と考え込んだうえで、「自分にとっては普遍的で、かけがえのないもの。いつの時代も“アイドル”という人たちはストーリーを生み出してきた存在なんじゃないかなと思っています」ときっぱりと語った。