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YMOトリビュートコンサート盛況!松武秀樹、山口一郎、小山田圭吾、原口沙輔らが世代超えて競演

「MUSIC AWARDS JAPAN A Tribute to YMO - SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025-」フィナーレの様子。 ©CEIPA / MUSIC AWARDS JAPAN 2025
9か月前2025年05月23日 10:05

Yellow Magic Orchestraのトリビュートコンサート「MUSIC AWARDS JAPAN A Tribute to YMO - SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025-」が、5月20日に京都・国立京都国際会館にて行われた。

本公演は、音楽業界の主要5団体が設立した一般社団法人カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)によるアワード「MUSIC AWARDS JAPAN」(MAJ)の授賞式に先立って行われたもの。日本のミュージックシーンを代表する錚々たるアーティストが一堂に会し、MAJの象徴「SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025」に選ばれたYMOに、パフォーマンスを通じてリスペクトを送った。なおこの日のライブでは楽器、収録機器など運営電力の一部が定置水素電源による水素発電で供給された。

TOWA TEI

イベントはTOWA TEIのDJプレイで幕開け。TEIは多彩なサウンドエフェクトを織り交ぜながらYMO楽曲オンリーで30分のノンストップミックスを披露して会場を盛り上げる。またパフォーマンス中には、YMO関連の映像がコラージュされたVJがスクリーンに投影され、視覚的にも観客を楽しませた。

MVF Orchestra

SEの「ワープ航法 Part1」が鳴り響く中、この日の演奏を担うバンド、MVF Orchestra(Modern Vintage Future Orchestra)がステージに登場。バンドマスターの高野寛(G, Cho)を筆頭に、網守将平(Key)、大井一彌(Dr)、ゴンドウトモヒコ(Seq, Horns)、鈴木正人(B / LITTLE CREATURES)、高田漣(G, Cho)とメンバーは皆、腕利きぞろいだ。ボコーダーを使用した高野の「TOKIO」というロボットボイスを合図にバンドは「Technopolis」でライブをスタート。続けて「中国女」を演奏し、卓越したプレイで場内のテンションを一気に高めた。

東京スカパラダイスオーケストラ HORN SECTION

高野の呼び込みで、最初のゲストとして東京スカパラダイスオーケストラより、NARGO(Tp)、北原雅彦(Tb)、GAMO(T.Sax)、谷中敦(B.Sax)からなるスカパラホーンズが登場。挨拶代わりとばかりに、タイトなブラスサウンドをフィーチャーした「Cosmic Surfin'」を颯爽と届ける。続く「Simoon」では北原のトロンボーンとNARGOのトランペットがエキゾチックな主旋律を奏で、ゆったりと心地よい雰囲気が場内に広がっていった。

山口一郎(サカナクション)

2組目のゲスト、山口一郎(サカナクション)が1曲目にチョイスしたのは「過激な淑女」。YMOナンバーの中でもとりわけ歌謡色の強いこの曲を、山口は手振を交えながら熱唱して会場を沸かせた。敬愛するYMOの楽曲を歌うことの喜びがあふれ返るように歌唱を終えた山口は満面の笑顔。「以心電信」では曲中の英語詞をスタイリッシュに歌い上げて観客を魅了した。

岡村靖幸

「The Madmen」でステージに登場した岡村靖幸はハンドクラップで客席を煽ると、タイトなビートに乗せてキレキレのダンスを披露して観客の視線をくぎ付けにする。ステージを照らす真っ赤な照明とも相まって、岡村のパフォーマンスが楽曲に妖艶な彩りを加えていく。「君に、胸キュン。」では、岡村の呼びかけに観客が「キュンキュン」と応えるコール&レスポンスが発生。ハッピーなムードが会場全体に広がった。

坂本美雨

坂本美雨がステージに登場すると客席から歓声が上がる。彼女が1曲目に歌唱したのは「音楽」。この曲は坂本龍一が、当時3歳だった娘の美雨のために書いたことで知られており、彼女の歌声に観客たちは感慨深そうに聴き入っていた。坂本龍一が歌唱を担当していた「Perspective」を歌い届けた美雨は、「みんなでこの音楽を愛せて、とってもうれしいです」と柔和な表情で語り、ステージを後にした。

ジンジャー・ルート

本公演のためにアメリカから来日したジンジャー・ルートを迎えて演奏された「TIGHTEN UP」では、会場がお祭り騒ぎに。鈴木が繰り出すグルーヴィなベースラインを基調としたご機嫌なサウンドに乗せて、ジンジャー・ルートは激しくギターをかき鳴らしながら、「Japanese Gentlemen Stand Up Please!」というフレーズを連呼。ハイテンションなパフォーマンスで会場を盛り上げた。続く「Firecracker」には小山田圭吾がギターで参加。ジンジャー・ルートはキーボードにパートチェンジし、真剣な表情で鍵盤と向き合っていた。

小山田圭吾

小山田がノイジーなギタープレイをひとしきり繰り広げた「千のナイフ」に続き、「CUE」のイントロが鳴り響くと場内から歓声が上がる。小山田はCorneliusで「CUE」をレコーディングしており、ライブでたびたび披露されていることもあり、彼のカバーはYMOファンの間でも浸透している。ミラーボールの光が美しく降り注ぐ中、小山田は穏やかな歌声を客席に届けた。小山田がステージを後にすると、バンドは「Mad Pierrot」をプレイ。難易度が高いことで知られるこの曲を見事に演奏してみせた。

原口沙輔、松武秀樹

原口沙輔がサンプラーで参加した「Rydeen」を経て、ライブは佳境に突入。高野が、最後のゲストとして“YMO第4の男”の異名を持つ松武秀樹をステージに呼び込む。ステージ後方には松武の愛機であり、YMOのライブでお馴染みの巨大なアナログモジュラーシンセ、通称“タンス”が鎮座している。松武が持ち場に付き「Behind The Mask」の演奏がスタートすると、イントロの耳慣れた音色とフレーズに場内の興奮が一気に高まる。この曲では、“ラスボス”感満載の重鎮・松武とYMO孫世代の新鋭・原口による歳の差50歳以上におよぶ世代を超えた共演が実現した。

ライブの最後を飾ったのは「YELLOW MAGIC(東風)」。曲中では再び坂本美雨が登場し、凛とした歌声を響かせた。終演後は全出演者がステージに集合し、華やかな雰囲気の中イベントはフィナーレを迎えた。なおこの日の模様は7月13日にWOWOWで放送・配信される。

セットリスト

「MUSIC AWARDS JAPAN A Tribute to YMO - SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025-」2025年5月20日 国立京都国際会館

01. Technopolis
02. 中国女
03. Cosmic Surfin' / 東京スカパラダイスオーケストラ HORN SECTION
04. Simoon / 東京スカパラダイスオーケストラ HORN SECTION
05. 過激な淑女 / 山口一郎(サカナクション)
06. 以心電信 / 山口一郎(サカナクション)
07. The Madmen / 岡村靖幸
08. 君に、胸キュン。 / 岡村靖幸
09. 音楽 / 坂本美雨
10. Perspective / 坂本美雨
11. Tighten Up / ジンジャー・ルート
12. Firecracker / ジンジャー・ルート、小山田圭吾
13. 千のナイフ / 小山田圭吾
14. CUE / 小山田圭吾
15. Mad Pierrot
16. Rydeen / 原口沙輔
17. Behind The Mask / 松武秀樹、原口沙輔
18. Yellow Magic(東風) / 松武秀樹、坂本美雨

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