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えびちゅう小林歌穂「卒業したあとも、あなたの一生ものに」最後のソロコンで涙

小林歌穂
11か月前2025年06月15日 3:07

私立恵比寿中学の小林歌穂が、自身の25歳の誕生日である6月12日に東京・Zepp Shinjukuでソロライブ「ぽーランド10!!!!!!!!!!」を開催した。

卒業&引退直前、最後のソロライブ開幕

自身のニックネーム「ぽーちゃん」にちなんだ夢の国、というコンセプトのもと毎年誕生日の時期に行われ、今年で10回目を迎えた「ぽーランド」。6月28日に行われるライブをもってグループから卒業し、芸能界を引退することを発表している小林にとってはこれが卒業前最後のソロライブとなる。今回はゲストとして小林が敬愛するアーティスト・吉澤嘉代子も出演。えびちゅうの楽曲やソロ曲、カバー曲、吉澤とのデュエット曲など全14曲が披露された。

小林の誕生時からの貴重な映像を使って幼少期を振り返るオープニングムービーに続いてステージに現れた小林が最初に歌ったのは「23回目のサマーナイト」。小林は歌詞を「今年で25回目のサマーナイト!」と変えて歌い、はつらつとした笑顔を見せた。「青い青い星の名前」で伸びやかな歌声を響かせたあと、小林はオープニング映像や自身の願望を叶えたというこの日の髪型や衣装についてのトークを展開。その後は「ぽーランド」ではおなじみのナンバー「面皰」、そして「曇天」を披露し、穏やかな歌声でえびちゅうファミリー(私立恵比寿中学ファンの呼称)を包み込んだ。

吉澤嘉代子の小林歌穂評は「奇跡の子」

ここで小林は吉澤を呼び込み、ファミリーの温かい拍手を浴びる。吉澤から「ぽーちゃん、お誕生日おめでとう」と声をかけられた小林は、吉澤も6月4日に誕生日を迎えたことを紹介し、ファミリーとともに「おめでとう!」と祝福した。今年4月、吉澤のデビュー10周年を記念して東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)で行われた単独公演に真山りかとともにゲスト出演した小林。そのときを振り返り、小林が「それでさらに欲が爆発して……」とゲストに招いた経緯を明かすと、吉澤も「こんな機会があるんじゃないかなと思ってあえて野音で外してた曲があるんです」と2人で歌う曲を匂わせた。

吉澤のアコースティックギター演奏に乗せて、2人で歌ったのは「日記」。小林と吉澤の透明感あふれる歌声にファミリーはうっとりと耳を傾ける。小林は自らが主演を務めたドラマ「また来てマチ子の、恋はもうたくさんよ」の主題歌となったこの曲をデュエットしたことを「大事な歌だからうれしい」と喜び、吉澤とのこれまでの交流を振り返る。ニコニコしながらさまざなエピソードを語る小林を、吉澤は「ここにいるままで生きてきたのがぽーちゃん。よくここまで生きてこれたな、っていう、奇跡の子です」と評してファミリーの笑いを誘った。そんな吉澤に小林は「お姉ちゃんみたい。えびちゅうを卒業してもお姉ちゃんでいてほしいし、ウクレレも教えてほしいです」と呼びかけ、卒業後も変わらぬ絆を予感させた。

皆さんの傷を癒せたなら、アイドルになれてよかった

吉澤を見送ったあと、小林は「感情電車」「ハッピーエンドとそれから」「結ばれた想い」「宇宙は砂時計」をメドレーで歌唱。小林は今回のセットリストを、過去に「ぽーランド」で披露した楽曲からのファミリーのリクエストで決めていることに触れ、ここからはウクレレの弾き語りで「えびちゅうの曲よりも圧倒的に多かった(笑)」というカバー曲を披露すると紹介する。ファミリーからのリクエストをもとに、最初に小林が歌ったカバー曲は七尾旅人「サーカスナイト」。「魔法にかけられちゃう曲です」というこの曲を切なさを漂わせながら歌ったあとは、「最後の生誕祭で歌いたいと思っていた」と小林が自ら選んだmajikoの「声」を披露。「ずっと 僕のこと 僕の声 覚えてて欲しいんだ」と、卒業を間近に控えた思いをつづったような歌詞を届ける小林の声に、ファミリーは感極まった様子で聞き入った。

岡崎体育の「龍」でノスタルジックな空気を醸し出し、ときに力強さも漂わせるボーカルで越路吹雪の「愛の讃歌」を歌ったあと、小林は「ぽーランド」というライブの持ち味を「静かな『内側の私』を主役としてやっていて。切ない、悲しいみたいな気持ちを大事にしてあげたいんです。10代の頃はできなかったから」と語る。そして「少しでも皆さんの傷とか傷口を癒やしてちょっとでもふさぐ、かさぶたのお手伝いができていたら、アイドルになれてよかったなと思っています」とほほえんだ。

そんな言葉に続き、ライブのラストパートで小林は「ちがうの」「PLAYBACK」を披露する。前向きなメッセージをファミリーに届ける小林だが、曲中には感極まって目を潤ませ声をつまらせる場面も。涙を振り切るように笑顔を見せた小林は「私は皆さんのことが大好きです! 愛情をたくさんありがとうございました」と呼びかけ、ステージをあとにした。

卒業したあとも、あなたの一生ものでいられたら

アンコール1曲目にソロ曲「ぐらりぐら想い」をエモーショナルに歌い踊った小林は、14歳の頃に発表したこの曲への思いを「どんどん年齢に合ってきたんですが……歌い納めをする日が来ましたねえ」としみじみ語る。続く「ぽーランド」恒例の“国歌斉唱”は、例年はフロアを二手に分けて行ってきた「ゼッテーアナーキー」の斉唱を観客全員と小林がかけ合う形で歌い、一体感を分かち合った。ここで小林が観客との記念撮影に入ろうとすると、場内には「Happy Birthday to You」のメロディが流れ、吉澤がバースデーケーキを運び込むサプライズが。吉澤の合図で「歌穂ちゃん、誕生日おめでとう!」と祝われた小林は「ファンの皆さんの温かさに触れて、もう胸がいっぱいです」と喜んだ。

吉澤を見送ったあと、小林はマイクを握り卒業を控えた思いを真摯に語る。えびちゅう転入(加入)当時を「自分でも客観視できちゃうぐらい何もできなかった」と振り返った小林は「ここまで『がんばりたい』と思って続けてこれたのは、いつも応援してくれてる私推しの皆さんのおかげで。自信を持って『応援してる』とみんなに言えるぐらいの推しになれてたらいいな、と思ってきました」と支えてくれたファンへの思いを明かした。そして「卒業すると決断して、皆さんをいろんな気持ちにさせてしまったと思います。それでも私の決めたことだったらと背中を押してくれてるのがホントにありがたくて。すごいわがままなことを言うと卒業したあとも、あなたの一生ものというか『唯一無二だったな』って残れていたらいいなと。最後までそうなれるように、皆さんにたくさんの感謝と愛情を届けられるように走り切りたいと思います」と、残りわずかな卒業までの日々に思いを馳せた。

最後の生誕ソロライブ、ラストナンバーとして小林が選んだ曲は「自由へ道連れ」。間奏では小林が「初めて言うから、来世まで覚えててください」と言葉を添え、ファミリー悶絶の決めゼリフ「道連れしちゃうぞ!」を笑顔で放つ。同時にフロアには金テープが発射され、エンディングを華々しく飾った。

このライブのアーカイブ映像はPIA LIVE STREAMで6月19日23:59まで配信中。視聴チケットは同日21:00まで販売している。

セットリスト

小林歌穂生誕ソロライブ「ぽーランド10!!!!!!!!!!」2025年6月12日 Zepp Shinjuku

01. 23回目のサマーナイト
02. 青い青い星の名前
03. 面皰
04. 曇天
05. 日記(ゲスト:吉澤嘉代子)
06. メドレー(感情電車 / ハッピーエンドとそれから / 結ばれた想い / 宇宙は砂時計)
07. サーカスナイト(オリジナル:七尾旅人)
08. 声(majiko)
09. 龍(岡崎体育)
10. 愛の讃歌(越路吹雪)
11. ちがうの
12. PLAYBACK
<アンコール>
13. ぐらりぐら想い
14. 自由へ道連れ

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