Franz K Endoが7月18日から8月31日まで東京・BEAMギャラリーにて行われる展示企画「恐怖心展」のティザー映像を制作。本日6月30日にYouTubeにて公開された。
「恐怖心展」は「先端」「閉所」「視線」など、人間が生理的に感じる恐れや不安を題材にした展覧会。行方不明に関する展覧会「行方不明展」と同じく、ホラー作家の梨、さまざまなホラーコンテンツを制作する株式会社 闇、テレビ東京のプロデューサー大森時生がタッグを組んで手がける。さらに映画「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」の監督・近藤亮太、作家のダ・ヴィンチ・恐山もスタッフとして参加する。
ティザー映像には黙々とスマートフォンを操作する男性、虫が湧いている食品、道路脇から何かが飛び出してくる車内映像など、どこか恐怖を感じるようなシチュエーションが多数盛り込まれている。Franz K Endoは「恐怖心展」参加に際し、「本当に扁桃体のせいなのか、よく考えたいです」とコメントしている。
またティザー映像と合わせ、雪下まゆがイラスト、大島依提亜がデザインを手がけた“オルタナティブポスター”も公開された。
恐怖心展
2025年7月18日(金)~8月31日(日)東京都 BEAMギャラリー
梨 コメント
「恐らく人間は、何かの片手間に怖がる、ということはできません」
「例えば、笑いながら泣くことはあるでしょうが、そういう喜怒哀楽に対して、恐怖は独立しています」
─『お前の死因にとびきりの恐怖を』(イースト・プレス)
頓花聖太郎(株式会社 闇)コメント
恐怖というテーマと向き合い続けて、はや10年になります。
この間に分かったのは、恐怖の本質はその対象そのものよりも、
それを感じ取る私たち自身の「心」の中にある、ということでした。
人は何を恐れるのか。その恐れをどのように感じるのか。
そこには個人個人の生き方や経験が深く刻まれています。
今回の「恐怖心展」では、無数の「恐怖心」を物語にし、展示というかたちで再現しました。
その多様な心のありようを追体験することが、
この10年の問いの、ひとつの答えになると考えています。
大森時生(株式会社テレビ東京)コメント
恐怖心に向き合うことは、自分と向き合うことです。
ダ・ヴィンチ・恐山 コメント
念の為ですが、お化け屋敷ではありません。お化け屋敷ではないので、出たら終わりとも限りません。
雪下まゆ コメント
恐怖は、なるべく目を逸らしてやり過ごすものとして扱われがちです。
けれど、その感情の奥をじっと見つめてみると、無意識や記憶が静かに輪郭を見せはじめます。
この展示で、どんな恐怖と出会えるのかをとても楽しみにしています。
Franz K Endo コメント
本当に扁桃体のせいなのか、よく考えたいです
