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歩くパワースポット藤井隆のもとにファミリー集結!川島明、南野陽子が熱唱したツアーファイナル

フィナーレの様子。(撮影:上西由華)
23分前2025年08月08日 10:05

藤井隆が主宰する音楽レーベル・SLENDERIE RECORDのコンサートツアー「SLENDERIE RECORD ファミリーコンサート」が8月2日に東京・江戸川区総合文化センターで千秋楽を迎えた。

2024年に設立10周年を迎えたSLENDERIE RECORD。「ファミリーコンサート」と銘打ったこのツアーには藤井をはじめ、同レーベルからリリース経験のあるKOJI 1200(今田耕司)、後藤輝基(フットボールアワー)、川島明(麒麟)が、そして博多大吉、さらにスペシャルゲストとしてはいだしょうこ、南野陽子、和久井映見も出演した。なお和久井は1990年代にシングル13枚、アルバム8枚をリリースしているが、当時はライブを行っておらず、歌番組などへの出演も数える程度。貴重な機会となった「ファミリーコンサート」奈良、福岡公演のステージでは、デビュー曲「マイ・ロンリイ・グッバイ・クラブ」や藤井のリクエストによる「抱きしめたいのはあなただけ」が披露され、ブランクを感じさせない堂々たるパフォーマンスで長年のファンを感涙させた。また川島が参加した長野、新潟、奈良、東京の4公演は、5月にリリースされた川島の1stアルバム「アメノヒ」のリリースツアーにもなっており、収録曲がたっぷりと披露された。

「みんな大好きー!」

開演前にはいつも通り物販に立ち、“物販パパ”として開演ギリギリまで接客していた藤井。「果たして彼は開演に間に合うのか……」とファンが心配そうな顔で席に着いた頃、ステージに現れたバックバンドのメンバー冨田謙(Key)、奥田健介(G / NONA REEVES)、南條レオ(B)、小松シゲル(Dr / NONA REEVES)が奏で始めたのは、藤井の歌手デビュー曲にして代表曲の「ナンダカンダ」だ。カラフルなペンライトで埋め尽くされた客席からの大歓声を浴びた藤井は満面の笑みで歌い踊り、「みんな大好きー!」と叫んで会場の熱気を一気に高めた。

初めての歌声は1回しか聴けません

そして藤井が「今日は僕だけじゃなくて素敵な仲間とお送りしますので、どうぞ最後まで楽しんでもらえたらと思います」と挨拶しつつ、「ここからは『アメノヒ』ツアーが始まります!」と紹介すると、温かな拍手に迎えられて川島が登場。大江千里作詞作曲の「夜明けの歌」を甘くゆったりと歌う川島は間奏で「江戸川の皆さん、花火より僕たちのことを選んでくれてありがとうございます!」と感謝の気持ちを述べた。

さらにTBS系「ラヴィット!」木曜レギュラーとして川島と共演している横田真悠が、東京公演だけの特別ゲストとして登場。横田は川島のアルバム「アメノヒ」の収録曲「Time Line」にツインボーカルで参加しているが、人前で歌うのはこれが初めて。慣れない様子でステージ上を端々まで歩き回り、照れくさそうに小さく手を振りながらキュートに歌い上げた。「めっちゃ緊張しました!」と言う横田に、川島も「この曲を人前で歌うのは僕も初めてです」と語り、「初めての歌声というのは今日この1回しか聴けませんから!」と観客にアピールした。

物販にいすぎです!

MCでは川島が藤井に対し、「物販にいすぎです!」と指摘。「開演3分前に汗だくで戻って来て、そのまま『ナンダカンダ』歌うってすごすぎますって!」「これは藤井隆にしかできない!」と労う。公演当日に予報されていた台風が逸れ、大災害が起こると噂されていた7月5日の奈良公演も満席で無事終えられたことから、川島は「藤井隆は最大のパワースポット!」と宣言し、「この人がいてくれたら大丈夫! ずっと大好きな先輩です!」と思いを伝えた。

南野陽子のセットリストは……

ライブ後半に差しかかった頃、いよいよスペシャルゲストの南野陽子が登場。華やかな花柄のドレスをまとった南野は、1980年代の大ヒット曲「吐息でネット」に始まり、藤井が選曲したというアルバム曲「それは夏の午後」「昼休みの憂鬱」、そして2023年日カンボジア友好70周年親善大使を務めた彼女がカンボジアへの思いを歌詞につづった楽曲「明日への虹」の計4曲を披露。選曲を藤井に一任したという南野だが、マイナー調の楽曲ばかりを選んだ藤井に対して「根が暗いんだなと思った」と冗談を飛ばし、「でも自分ではなかなか選ばない楽曲なので、すごくうれしかった」とマニアックな選曲を称える場面もあった。

「スローなDanceは踊れない」歌わせていただきます!

南野が「去るぜよ!」と「スケバン刑事」口調で言い放ってステージを去ったのち、コンサートは再び藤井の歌唱ターンへと突入。「僕にも歌があるんです!」と、堀込高樹(KIRINJI)作詞作曲による「わたしの青い空」やアッパーなダンスチューン「OH MY JULIET!」などのオリジナル曲を歌唱していく。また自身がプロデュースした後藤輝基のカバーアルバム第2弾「ホイップ」より、「僕もすごく気に入っている曲なので、今日は歌わせていただきます!」と、アイリーン・フォーリーンの「スローなDanceは踊れない」を生き生きとカバーした。最後に「ヘッドフォン・ガール -翼が無くても-」を伸びやかに歌い上げた藤井は客席に両手を振り、アウトロを残してステージを降りた。

あなたの次の扉を開いてください!

アンコールの鳴りやまない拍手に応えて「お待たせしてすみませーん!」とステージに飛び出した藤井。「皆さん、楽しんでくれてますかー?」という問いかけに大きな歓声が沸くと「よかったー!」と叫び、笑顔いっぱいに「Quiet Dance」を届けた。最後はゲスト全員が再登場し、川島が疾走感たっぷりに「Stay Blue」を熱唱。キャストも客席も全員が青色のペンライトを振る中、川島は「ありがとう! 明日からは各々が次の扉を開いてください! “あなたの次”、そう、“U-NEXT”!」と叫び、喝采を浴びてライブを締めくくった。

なお本公演の模様は10月4日19:00よりU-NEXTで独占配信されることがライブ中に藤井から発表され、オーディエンスを大いに喜ばせた。

セットリスト

「SLENDERIE RECORD ファミリーコンサート」2025年8月2日 江戸川区総合文化センター

藤井隆

01. ナンダカンダ
02. 絶望グッドバイ

川島明

03. 夜明けの歌
04. D Breeze
05. Time Line / with 横田真悠
06. こんなふうに
07. where are you
08. 若者のすべて
09. 欠けた月の夜

南野陽子

10. 吐息でネット
11. それは夏の午後
12. 昼休みの憂鬱
13. 明日への虹

藤井隆

14. アイリーン
15. わたしの青い空
16. OH MY JULIET!
17. スローなDanceは踊れない
18. ヘッドフォン・ガール -翼が無くても-

アンコール

19. Quiet Dance / 藤井隆
20. Stay Blue / 川島明

U-NEXT「SLENDERIE RECORD ファミリーコンサート2025 ~川島明『アメノヒ』ツアー~」

配信日時:2025年10月4日(土)19:00~
見逃し配信:配信準備完了次第~2025年10月11日(土)23:59まで

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