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ENHYPENのVRコンサート試写会に行ってきた、製作陣が語る“最前列以上”の映像ができるまで

「ENHYPEN VR CONCERT : IMMERSION」撮影の様子。
23分前2025年08月07日 11:04

ENHYPENのVRコンサート「ENHYPEN VR CONCERT : IMMERSION」のプレス向け試写会が、8月4日に東京・109シネマズプレミアム新宿で行われた。

まつ毛まで見える? “最前列以上”の臨場感

「ENHYPEN VR CONCERT : IMMERSION」は、ENHYPENがENGENE(ENHYPENファンの呼称)に向けて届ける“没入体験型コンテンツ”。観客は彼らの“招待”を受けて仮想空間へと導かれ、巨大なオフィスや廃工場、赤とピンクの月が浮かぶルーフトップといった非現実的なシーンの中で、ENHYPENのパフォーマンスを体感できる。

本作では、観客は映画館の座席に設置されたVRヘッドセットを着用し、12Kの高精細な映像でENHYPENのライブを楽しむことができる。最大の特徴は、まるで自分だけのためにパフォーマンスをしてくれているかのような“最前列以上”の臨場感を味わえること。「Bite Me」「XO (Only If You Say Yes)」「Highway 1009」といった人気楽曲のパフォーマンスを、メンバーのまつ毛まで確認できるほどの超至近距離で堪能することができる。

Q&Aセッションを開催

プレス試写では、映画の上映後に本作を手がけたプラットフォーム企業・AMAZEのCEOであるイ・スンジュン氏、そして本作の監督を務めたキム・キョンクック氏が事前に集められた質問に回答するQ&Aセッションが行われた。

昨年公開されたTOMORROW X TOGETHERの初VRコンサート「HYPERFOCUS : TOMORROW X TOGETHER VR CONCERT」は、7000人超を対象とした視聴後アンケート調査で99.5%という満足度を記録し、回答者の99%が「友人や知人におすすめしたい」と回答するなど、極めて高い評価を得た。この反響の大きさに、キム監督も「ファンの皆さんが歓声を上げながら映画を楽しんでくださる姿を見て感動しましたし、『新しいトレンドになりうるのではないか』とも感じました」と語った。

JUNGWONも驚く至近距離

アーティストのVRコンサートを多数手がけてきたAMAZE社。同社が制作するVRコンサートでは実際にアーティストをVR専用に特殊撮影し、その体の比率や外見を現実さながらに再現。8Kで実写撮影した映像をVFXやAI技術などの独自技術を駆使して編集し、12K相当の“ハイパーリアル”な映像を完成させている。

制作期間についての質問に監督は、事務所との企画演出のすり合わせに2カ月、撮影に2日間、CGなどの仕上げ作業に3カ月を費やし、計5カ月ほどを要したと説明。撮影は「リアルのコンサートでは実現できないことを表現したい」という制作コンセプトのもと、グリーンバックで行われた。メンバーは撮影前に「HYPERFOCUS : TOMORROW X TOGETHER VR CONCERT」を視聴しており、その予習の成果もあって撮影はスムーズに進行。監督は「常にカメラを意識しながらの撮影は大変だったと思いますが、私が予想していた以上に、メンバーの皆さんはVR撮影の特徴を素早く理解してくれました」と撮影を振り返る。またミュージックビデオとは異なり、ワンテイクでの生歌やパフォーマンスが求められる過酷な撮影だったが、これも「びっくりするくらいスムーズに進めてくれた」とメンバーの対応力の高さを称賛していた。

なおメンバーは完成映像も視聴済み。監督は「JUNGWONさんが、目の前に自分自身が現れてびっくりする様子が記憶に残っています」と、当時のほほえましいエピソードも明かした。

日本進出にも意欲的

今後のVRコンサートの展望について、CEOのイ・スンジュン氏は「アーティストの作品リリースやコンサートのたびに、VRコンサートも制作できるようになりたい」と述べ、「AIや最先端テクノロジーを活用することで、ライブやコンサートでは実現できないクリエイティブな表現が可能になる。VRコンサートは、アーティストにとって“自分たちの音楽を最適に表現するツール”になりうる」とVRコンサートが秘めるポテンシャルを語った。さらに「かつてCDで聴いていた音楽をSpotifyがストリーミングで届けるようになったように、我々も新しい音楽体験を提供していきたい。日本のアーティストの作品も流通できる時代が来ると信じている」と、日本進出への意欲もにじませていた。

「ENHYPEN VR CONCERT : IMMERSION」は、日本では8月8日から10月5日まで公開される。日本と韓国の封切り後、アメリカ、中国、東南アジア、ヨーロッパなど、世界約40の主要都市での公開が予定されている。

(P)&(C) BELIFT LAB Inc.

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