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青葉市子バンド編成でのツアー開幕、1つの物語のような「Luminescent Creatures」の世界

青葉市子「Reflections of Luminescent Creatures」東京・サントリーホール公演の様子。(撮影:小林光大)
約1か月前2025年08月18日 8:01

青葉市子のバンド編成でのコンサートツアー「Reflections of Luminescent Creatures」が8月13日に東京・サントリーホールでスタートした。この記事では初日公演の模様をレポートする。

青葉は2月にリリースした最新アルバム「Luminescent Creatures」を携え、ワールドツアーと並行して国内ツアーを開催。およそ1年ぶりとなるバンド編成でのコンサートには、「Luminescent Creatures」の共同制作者である梅林太郎をはじめ、町田匡(Violin)、荒井優利奈(Violin)、三国レイチェル由依(Viola)、小畠幸法(Cello)、丸地郁海(Contrabass)、朝川朋之(Harp)、丁仁愛(Flute)、角銅真実(Perc, Cho)というメンバーが参加した。

温かな拍手に迎えられ、鮮やかな赤の衣装をまとった青葉がバンドメンバーとともに登場。ステージには楽器や照明に混じり、大きなシダの葉とその上に鯨の骨が置かれている。静まり返った空気の中で動物の息遣いのような角銅のパーカッションが鳴り始めると、それに青葉が奏でるエレクトリックピアノが重なってライブの幕が開いた。

「自由に、思いのままに、心ゆくまで楽しんでいってください」と挨拶をした青葉は、「Luminescent Creatures」の収録曲を中心に、前作「アダンの風」の楽曲も織り交ぜながらシームレスに歌いつないでいく。またこの日青葉は、表舞台では初めてだと言うエレキギターの演奏も披露。新旧の作品を行き来しつつも、物語の挿絵のような照明演出が没入感のある1つの世界観を生み出していた。

青葉は満員のオーディエンスの喝采に包まれ、「演奏する人も観る人も作品とともにあるこういう時間をすごくすごく大事に過ごしていきたいと思います。今日はここまで足を運んでくださってありがとうございます」と感謝の気持ちを述べた。

なお本公演の模様は10月にWOWOWで放送されることが決定。ツアーは8月23日まで続く。

Reflections of Luminescent Creatures(※終了分は割愛)

2025年8月18日(月)神奈川県 横浜みなとみらいホール 大ホール
2025年8月20日(水)東京都 すみだトリフォニーホール 大ホール
2025年8月22日(金)大阪府 NHK大阪ホール
2025年8月23日(土)大阪府 NHK大阪ホール

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