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King Gnu井口理が主演舞台「キャッシュ・オン・デリバリー」会見で矢本悠馬に質問「モス派?マック派?」

舞台「キャッシュ・オン・デリバリー」で主演を務める井口理(King Gnu)。
21分前2025年09月16日 19:02

井口理(King Gnu)が主演する舞台「キャッシュ・オン・デリバリー」の製作発表記者会見が、昨日9月16日に都内で行われた。

舞台「キャッシュ・オン・デリバリー」とは?

「キャッシュ・オン・デリバリー」は架空の間借り人を何人もでっちあげ、社会保障手当を不正受給して生計を立てている主人公のエリック・スワンが、2階の間借り人であるノーマン・バセットとともに、嘘を重ねながら社会保障省の調査員をだまそうと試みるコメディ作品。エリックを井口が、矢本悠馬がそのバディであるノーマンを演じる。なお井口は学生時代に、今回演出を担当する小貫流星と本作を上演。当時はノーマンを演じていたというエピソードを持つ。なお、昨日の記者会見には井口、矢本のほか、山崎紘菜、妃海風、まりあ、脇知弘、明星真由美、小松和重、小貫が登壇。さらに出演者の高木渉、入野自由からのコメントが上映された。

演出家・小貫流星から見た井口理

記者会見では学生時代からの仲という小貫が、当時の井口のエピソードを披露。「本当に学生時代からすごくいいやつ、いい男で」と褒めるも、「『キャッシュ・オン・デリバリー』を上演する前に違う作品を小劇場でやったことがあったんですが、そのときにのっけのセリフから噛んでたり、同じシーンを2ページ丸々繰り返していたので今回は大丈夫かな?」と少々不安げ。この言葉に井口は「あれは悪夢でした! (今回は)がんばります」と座長らしく姿勢を正した。

小貫と学生時代以来にタッグを組み、舞台初主演に挑むことになった背景について井口は、「演劇というジャンルに踏み込んだきっかけが小貫くんで、当時も教えてくれたことがたくさんあって。今回はその恩返しみたいなところも大きいですね」と説明。「コメディなので、楽しんでやりたいですね。今かなり狼狽してるんですけど(笑)。さっき皆さんと顔合わせをして、いい人そうだったので、とりあえずは大丈夫かなという気がしてます」と安堵する。小貫は「(井口は)学生時代からスター性みたいなものがあったかもしれないですね。お芝居をやったことはないけど、一緒にやってみたいなと。それで声をかけちゃいました」「お互いにこれまでの経験も違いますし、そういった魅力が詰め込まれるんじゃないかと思います」と期待を膨らませた。

マック派の矢本悠馬

バディ役を演じる矢本は「普段は基本的に日本の役者さんと仕事していて、なんとなく感覚的に似てる部分があるんですが、井口さんはアーティストなので、一緒に仕事するときに自分が気付けない視点を知れたり、新しいものの見方ができたりするのかなと。あと、もうアーティストとして大スターじゃないですか。そういった立場なのに、新しいことに挑戦するというのは、絶対にハンパな気持ちではないと思うので。絶対外せない緊張感のある中で一緒に仕事ができるというのは面白そうですし、自分も一生懸命やらなきゃいけないので、それをけっこう楽しみにしています」とコメント。井口はそんな矢本の言葉に「素敵すぎますよね。はい」と恐縮しきりだった。

「この機会にお互い聞きたいことがあれば」という記者の言葉に対し、井口は「モス派ですかマック派ですか?」と矢本に質問。矢本は「難しいっすね……」と悩みながらも、「最初にハンバーガーを教えてもらったのがマックだったんで。マックを挙げさせていただきます」と回答し、井口から「仲よくなれそうです」という言葉を引き出す。一方で矢本は「町中華行ったときに、ラーメン単品でいくか、チャーハンセットで付けるかどっちいきますか?」と井口に尋ねる。この質問に井口は「ラーメン、チャーハン、餃子付けますね」と答え、大食漢ぶりをアピール。その回答に矢本は「親友になれそうです」とにっこり笑った。

明星真由美の“嘘”に登壇者驚愕

その後、登壇者たちはそれぞれが劇中で演じる役柄と作品の魅力を熱弁したほか、「一緒にごはんを食べに行くこと」「打ち上げ」「普段は音楽活動をしている井口が、エリックとしてどんなトーンでセリフを発するのか」「大阪公演と東京公演における観客のリアクションの違い」といったこの“カンパニー”で楽しみにしていることをトーク。さらに、舞台のストーリーにおいて主人公が嘘をつき続けることにちなんで、「最近ついた嘘は何?」という質問が記者から挙がる。それぞれが小さな嘘を捻り出す中、明星が「3年前に私は離婚を経験したんですが、両親にそれをまだ言ってないんです」と衝撃的なエピソードを披露。この発言に登壇者全員が目を丸くし、「ここで言っちゃっていいんですか!」とびっくり。当の明星は「親も気付いているかもしれないんですが」と快活に笑っていた。

なお井口が告白した嘘は、歯の定期検診において申告するデンタルフロスの回数。歯科医師に「毎日フロスしてます!」と言いながらも、まったくしたことがないことを告白する。すると矢本が「僕、稽古場にいつもフロス持っていくので」とすかさずフォロー。早くもバディとしての相性のよさをうかがわせた。

井口理のバディは……

フォトセッション終了後は、井口、矢本、山崎、小松、小貫による囲み取材の時間が設けられた。ここで井口は「やっぱり基盤というか、根本は音楽やってる人間。やりたくなったら(演技のほうも)やらせていただければ。生意気になっちゃいますが、どちらも好きなので。音楽もお芝居も毎回ビビりながらやってるんですけど、始まってしまえば楽しいことはわかってるので」と音楽活動と俳優業の共通点について明かす。また「ご自身にとってのバディは?」という質問が寄せられると、井口は「飼っている2匹の猫」と即答。「2匹がすごく仲よくしてる様を見て癒されてますね」と目尻を下げた。矢本と小松は「既婚者なので奥さん。すべてが好きです!」と明言。山崎は井口と同様に愛猫、小貫は妻と愛犬2匹と大切なバディだと語り、ほっこりとした時間が会場に流れる。

最後に矢本は「今日を迎えて本格的に実感が湧いてきたと言いますか。このお話をいただいたときは、遠い未来、難しい演劇をやるんだなという感覚だったのですが、緊張とワクワクもさらに加速してきました。僕は翻訳のコメディをやるのが初めてですし、主演の井口さんに傷を付けられないのもありますので、不器用ながらも全力でやりますので、ぜひ観に来ていただければと思います」とアピールし、井口は「こうやってたくさんの記者の方々とメディアの方々と対面して、『ああ始まるんだな』とひしひしと感じてます。あとは本番に向けてこのメンバーでがんばりたいと思います」と真摯に口にした。

公演情報

キャッシュ・オン・デリバリー

2025年12月5日(金)~21日(日)東京都 THEATER MILANO-Za
2026年1月8日(木)~12日(月)大阪府 クールジャパンパーク大阪 WWホール
<出演者>
井口理 / 矢本悠馬 / 山崎紘菜 / 高木渉 / 入野自由 / 妃海風 / まりあ / 脇知弘 / 明星真由美 / 小松和重

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