伊藤百花(AKB48)の1stフォトブック「百花ずかん。」が本日12月11日に発売されたことを記念し、マスコミ向けの記者会見が行われた。
伊藤百花のプロフィール
伊藤は2003年12月6日生まれの22歳。16歳のときに女優を目指して芸能界入りするも、その後アイドルを志し、2024年3月にAKB48の19期研究生としてお披露目された。“いともも”の愛称でファンから親しまれつつ、加入後早々に次世代エースとして注目される中、今年4月にリリースされたAKB48の65thシングル「まさかのConfession」で初めて表題曲の選抜メンバーに。今月に東京・日本武道館で開催されたAKB48の結成20周年記念コンサートにて、正規メンバーへの昇格と2月25日にリリースされる67thシングル(タイトル未定)のセンターを務めることが発表された。
「私の人生が丸々詰まっている」
フォトブック「百花ずかん。」は、神奈川・鎌倉で撮影されたグラビア編とロングインタビューを掲載した読み物編で構成された作品。伊藤は「SHOWROOMのイベントでファンの方と一緒に勝ち取ったフォトブックなんですけど、AKB48に入ったときから写真集を出すのが1つの目標だったのですごくうれしいですし、こんなにも早く出せるんだという驚きもありました」と心境を語り、「私の人生が丸々詰まっているので、この1冊で私のことを全部知っていただけると思います!」とアピールした。
続いて彼女は「鎌倉では全部で8種類くらいお洋服を変えて撮影したんですけど、全部1日で撮ったのでけっこうハードスケジュールで。ヘアメイクさんやスタイリストさん、スタッフの皆さんが一丸となって作り上げてくださってすごく楽しくて、その1日はとっても青春でした」と撮影を振り返りながらコメント。パジャマ姿の写真をお気に入りのカットに選び、「パジャマがすごくかわいいのがお気に入りです。あと普段、私はよくニコニコして笑っていることが多いんですけど、この写真は寝起きみたいな感じで、何も飾っていない自分を見ていただけるのかなと思います」と注目ポイントを解説した。
憧れの先輩・大島優子との思い出
また、伊藤はAKB48の結成20周年記念コンサートを振り返り、「本当に素敵な経験をさせていただきました。OGの先輩方、1期生の先輩方が集まってくださる機会ってもうこの先あるかわからないですし、奇跡の武道館公演だったと思います。悔しい思いをたくさんしたんですけど、この経験を今のタイミングでできたのは自分にとって財産だと思うので、それを無駄にしないように生かしていけたらいいなと前向きな気持ちです」と晴れやかに語る。憧れの先輩として大島優子の名前を挙げると、「小学生の頃からファンだったのでレッスンとかでお会いできたのがすごくうれしかったです。Not yetさんの『波乗りかき氷』という楽曲を、大島優子さんが出演しない日に、私が大島優子さんのポジションに入って披露させていただいて。それを観てくださっていて、次の日にステージ上で私の名前を挙げてくださったときは、神対応すぎて仰天して開いた口が塞がらなかったです」と興奮気味に言葉を続けた。
AKB48は12月31日にNHK総合ほかで放送される「第76回NHK紅白歌合戦」に出場。現役メンバーに加えて、卒業メンバーである前田敦子、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美、峯岸みなみ、大島優子、柏木由紀、指原莉乃も出演することが決まっている。伊藤はこのことに触れつつ、「20周年というタイミングでOGの皆さんのお力をすごくお借りしましたし、本当にたくさんの方の協力があっての今のAKB48だなということを改めて感じました。『紅白歌合戦』も私たちの力だけではまだ届かないステージだと思うので、だからこそ、この貴重な機会を絶対にモノにしたいです」と意気込みを述べた。
「頼もしいな」と思ってもらえるセンターに
さらに伊藤は「今のAKB48を全然知らない人もいて、悔しい気持ちもあるんですけれど、AKB48の素敵な歴史と先輩方が築き上げてきてくださったものに感謝しつつ、この先の1年は『こんな子がいるんだ』と知っていただけるチャンスになっていくと思います。まずはメンバー1人ひとりを多くの方に知っていただくことが目標です」とコメント。「まだまだ先輩方に支えていただいていて、先輩方の大きな背中を追いかけ続けているんですけど、センターに立たせていただくというのは、AKB48の顔として見てもらうわけで。先輩方の後ろをついていくだけじゃダメだなと思いました。まだまだ自信もないですし、お力もたくさんお借りすることもたくさんあるんですけれど、ちょっとでも『頼もしいな』と先輩方に思ってもらえるセンターになりたいです」と頼もしい言葉を口にした。
このほか、伊藤は「今回の作品に点数を付けるとしたら?」という写真集の会見で恒例の質問に対し、「自分が思っていた以上にすごく素敵に仕上げてくださって、理想の1冊になったので、200点満点中150点です!」と回答。落語好きであることから謎掛けを求められると、「いつも私のことを応援してくださるファンの皆さんとかけまして、パズルのピースと解きます。その心は、1つも欠けたらダメでしょう!」と笑顔で話し、報道陣から拍手を浴びた。


