千葉出身のラッパーToyo Katanaが愛知を拠点とするラッパーWorldwide Skippaに向けた楽曲「WWSkip part2 SWEET / HINODE」をYouTubeで公開した。
去る12月12日、InstagramでSkippaにメンションし、中国人への優遇が存在するかどうかや、スターバックスへの不買運動の是非をめぐって、Skippaに論争を持ちかけたToyo Katana。「Toyo Katana 置きアンサー」と題した楽曲でSkippaにその主張を否定されると、ディス曲「Worldwide Skip」でSkippaを攻撃し、「俺がしてるの問題提起で事実確認じゃない」とラップしていた。
これにSkippaは「俺がお前の間違いを訂正した時点で俺に絡んでくる正当性は失われてるんだから1人で問題提起しとけよ」とSNSで応答し、「もう触れない」と宣言していたが、Toyo Katanaは新たな楽曲を本日12月20日に発表。さらに動画のコメント欄に、BDS運動や日中租税条約に対する彼の考えとWorldwide Skippaを攻撃した理由を記した。
Toyo Katanaは「俺がSkippaをdisる理由はシンプルで、あいつが俺よりもずっと影響力を持っている立場で、自分のことを“左”だとリリックの中で自称していることに強い違和感を覚えたからです。これは、もし彼が『右』だと言っていたとしても、たぶん同じようにdisっていたと思います。俺が引っかかっているのは思想そのものじゃなくて、影響力のあるアーティストが、自分を右か左かでラベリングすることです」と説明。「このやり方で、不快に思った人がいることも分かっている。SKIPPAの純粋なファン、そして身内や仲間には、正直、悪いことをしたと思っている」と躊躇いがあったことを明かしつつ、「それでも、自分の中で深く考えた結果、言いたいことを飲み込んだままラッパーを名乗ることはできないという結論に至った。この発言で、キャリアを失うかもしれない。評価を落とすかもしれない。仲間を減らすかもしれない。それでも、その覚悟を持って言葉を出した。2025年に思ったことを、全部吐き出して、その上で2026年を迎えられるなら、俺にはもう後悔はない」と思いをつづっている。


