宮川愛李が12月20日に東京・恵比寿ザ・ガーデンルームにてワンマンライブ「愛恋路」を開催した。
12月3日にリリースされた新作ミニアルバム「愛恋路」を携えて行われた今回のワンマンライブ。途中には収録曲「ぼくのかみさま、feat.宮川大聖」でコラボレーションを果たした実兄・宮川大聖もゲストとして登場た。
この日の1曲目に披露されたのはバラードナンバーの「凪ぐ」。切ない歌声で観客を引き込んだあとは「アマイロ」で熱気を徐々に高め、ミニアルバムの表題曲「愛恋路」へとつなげた。愛李は「今日は最後まで楽しんでいってください!」と叫び、オーディエンスのハンドクラップに乗せて熱唱。その後も新曲「ノベル」や「Stampede」「Reboot」など、多彩な楽曲でファンを盛り上げていった。
7曲を一気に駆け抜けたのち、愛李は「愛恋路」にセルフプロデュース曲が多数含まれることを改めて振り返り「そんな曲を皆さんの前で歌える幸せは何事にも代えがたいです」と笑顔を見せた。ここでステージにはゲストの大聖が登場し、オーディエンスの大歓声を浴びた。2人は愛李のデビュー作「スマホ映えの向こうの世界」の収録曲で、大聖が作詞作曲を手がけた「欠落カレンドラ」をデュエット。エンディングで2人が背中合わせに立つと、フロアからは黄色い悲鳴が沸き起こった。
MCで大聖は、愛李が作詞作曲した「ぼくのかみさま、」でコラボレーションを果たしたことに「兄っぽいことを言わせていただくと、めちゃくちゃ成長したなと」と目を細める。愛李はこの曲に込めた思いを「2人ともメジャーデビューして歩んできた道のりの中で持ち続けてきた気持ちを歌った曲です」と語り、兄妹でその思いを歌声に乗せてファンに届けた。
大聖を見送ったのち、愛李はステージ上のソファに腰掛けて「わすれもの」をしっとりと歌う。そして「愛恋路」のリリースイベントや今回のライブでひさびさにファンと対面した喜びを「たくさんの幸せをいただいています」と語り、「ここに来てくれている全員との巡り合わせは奇跡に近いです。ミニアルバムの中には、みんなの顔が浮かんでこなかったら作れなかった曲がたくさんあります。これからも心に直接届く曲を作りたいです」とファンへの熱い思いを明かした。そんな言葉を体現するように歌われた「魅惑のカレイド」では「あなたと貴方とアナタとAnataの……」という歌詞を、観客1人ひとりを指さしながら歌った愛李。本編ラストはミニアルバム収録曲のポップチューン「キミトソーダ」で締めくくられた。
アンコール1曲目で「『ただし好きとは言ってない!』」を披露し、和やかな空気の中でライブグッズを紹介したあと、「Happy Birthday to You」が流れる中でバースデーケーキを手にした大聖がステージに現れた。12月28日の愛李の誕生日をひと足早く祝うサプライズだったが、愛李は「香盤に『サプライズ』って書いてあったの!」と舞台裏を暴露し、大聖を「言うな!」と苦笑いさせる。その後も兄妹のマシンガントークは続き、客席からは何度も爆笑が沸き起こった。
愛李は「これからもたくさん顔を合わせられることを楽しみにしています!」とファンとの再会を誓い、思いを込めたサインボールを客席に投げ込みながら「弱虫」を披露。最後に再びミニアルバムの表題曲「愛恋路」を歌い、ワンマンライブの幕を閉じた。
セットリスト
「宮川愛李 ワンマンライブ『愛恋路』」2025年12月20日
01. 凪ぐ
02. アマイロ
03. 愛恋路
04. アオレイド
05. ノベル
06. Stampede
07. Reboot
08. 欠落カレンドラ
09. ぼくのかみさま、 feat. 宮川大聖
10. わすれもの
11. 魅惑のカレイド
12. タンバリンの鳴る丘
13. 仮、おとぎ話
14. キミトソーダ
<アンコール>
15. 「ただし好きとは言ってない!」
16. 弱虫
17. 愛恋路

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