2026年の幕開けに合わせ、音楽ナタリーではさまざまなアーティストに「2025年にもっとも愛聴した3曲」を聞くアンケート企画を実施。回答者のジャンルごとに分けた全8本の記事を公開していく。今回は「ラッパー編」として、Tee Shyne、BABYWOODROSE、Manaka、Litty、Lunv Loyal、Worldwide Skippaが選んだ2025年の3曲を紹介する。
構成 / 三浦良純
Tee Shyne
KID DA NOIZE「Burberry」「指針」
自分の所属しているクルーのKID DA NOIZEの曲を選んだっす。
欲張って2曲選んじゃいました(笑)。
「Burberry」はクルーのKeeのフックもいいし、BBのバースもいいし、もちろん俺もいいし
完成度の高い1曲だなって思ってます。
「指針」はまだちゃんと配信されてなくて、
クルーのBBが勝手にサウンドクラウドに載せちゃった曲なんすよ。
俺の引退騒動の時にこの曲がサウンドクラウドにいきなりアップされて、この曲を聴いて結構心にきました。もう一度ラップしようと思ったきっかけの曲です。まだ未完成の曲なんだけどいつか発表できたらいいな。
CUITE STREET「かわいいだけじゃだめですか?」
この曲は聴いたっていうよりめちゃくちゃMVを見たっす。
TikTokかYouTubeか何かで初めてMV見て、また似たような小さい女の子がワチャワチャしてるアイドルグループが出てきたなくらいの感じで見てたら、なんか知ってる子いるなって、よく見たら高校の同級生じゃん!
川本笑瑠と同級生なんすけど、まさか同級生がこんなアイドルで有名になってるとは思わなくてマジでビビったっす。
それ以来、余計に目に付くようになっちゃって、、
そういえば高校の時から可愛かったよなとか思い出しちゃって、俺とは高校は一緒だったけど住む世界が違くて、顔見知りくらいだったけど今頑張ってる姿を見て俺も頑張ろうって思います。
ちなみに俺の曲の「BF1」のモチーフは川本笑瑠だったりします。まぁ諸説あるんですけど(笑)
Tee Shyne「RAPSTAR DIS 2」
やっぱ2025年を代表するヒップホップの曲の1つといったらこれっしょ!
俺の曲です(笑)。
引退宣言からもう一度曲を作ろうと思って
その時の自分の気持ちを素直に反映した曲です。すごいエモーショナルな曲で、怒りや鬼気迫る雰囲気がそのまま曲に表れていて、勢いで作った部分もあるからもう一度この曲を作れって言われても作れるか自分でも分からない。
この曲を出した時は、めちゃくちゃ綺麗な美術館のド真ん中にでっかいクソをぶちまけるくらい気持ちよかったです。
こんなにデカいクソを2年連続で、できてマジで誇らしいです。
まぁ冗談は置いといて、結局俺もラップスタアのおかげでここまで来れてるし感謝してます。
やったらダメだけど、面白いよなとか、
これやったら怒られるだろうなとか、
そういうのをぶち壊すのって楽しいですよね(笑)。
<プロフィール>
Tee Shyne(ティーシャイン)
東京・渋谷出身のラッパー。ABEMAのオーディション番組「RAPSTAR 2024」にて「SELECTION CYPHER」で敗退したのち、番組を批判した楽曲「RAPSTAR DIS」を発表し、一気に注目を浴びる。2025年2月にEP「"The Secret" MIX TAPE」をリリースし、同月にはドリルシーンを牽引する若手ラッパーが集結した「03-Performance」のサイファーに参加。「RAPSTAR 2025」では前年同様「SELECTION CYPHER」で敗退し、引退を宣言するも、審査員全員をネームドロップした新曲「RAPSTAR DIS 2」でシーンにカムバックした。
BABYWOODROSE
Pooh Shiesty「FDO」
全世界の男の子がまだかまだかと彼の出所を首を長くして待っていた。俺もその1人。
言うまでもなく本物のギャングスターでラッパー。
新しいシングルは5分以上と最近のラップの曲では少し長い尺ではあるが、彼の唯一無二のフローと攻撃的なリリックには中毒性があり、数字も未だ健在。
レオン・トーマス「My Muse」
MUTTで一世を風靡した彼だが、新しく出したアルバムPHOLKSでは、トラップソウルR&Bの似通ったサウンドに飽き飽きし、オールドスクールサウンドを求めていた俺とR&B好きの心を鷲掴みにした。
Skrilla「Kurt Angle」
67で白人の男の子が学校で歌ってしまうほど一躍時の人になっていた彼だが、スカスカのドラムは彼の独特のフローとマッチしていて新鮮さを感じさせてくれた。
<プロフィール>
BABYWOODROSE(ベイビーウッドローズ)
2025年に本格的に活動を開始したラッパー。同年11月に1stアルバム「ALIEN MODE:JP」、12月に2ndアルバム「Trapadelic」をリリースして大きな話題を呼んだ。2026年1月30日に3rdアルバムをリリースする。
Manaka
iKeda「Meoww」
iKedaは毎リリース、ユニークでクール。Meowwで鳴ってる音も全部面白い。
Bb Trickz「Perrita」
彼女の事をずっと追いかけてるけど、より攻めた内容とコンセプトで本当に最高。
holottacheese「CLERMONT」
わん!!!
<プロフィール>
Manaka(マナカ)
大阪出身のアーティスト。2023年にリリースした1stシングル「Whimsical Love」以降、エレクトロニック、オルタナティブ、ラップを自在に行き来する音楽性と、共感を呼ぶリリック、自然体な存在感で注目を浴びている。2025年4月にデビューアルバム「Pretty Machine Gun」をリリースした。
Litty
Key Glock「Set In Stone」
Keyのアルバムは、31曲客演無しでかますってあり得ない次元で流石だなと。Memphisをrepしていて、且つ自信のあるattitudeが見受けられて最高にかっこいいです。
Lizzo「STFU (feat. LIL JON)」
Lizzoがラップに本腰を入れたミックステープが出た2025年の夏は、彼女の新曲ばかり聴いていました。とくに”STFU”はビートの可愛いlaid backな感じと、Lizzoの棘のあるリリック、そしてLil Jonのパンチが相性抜群です。
Ciara & Tyga「Dance With Me」
Ciaraのキャッチーなトップラインと、Tygaの安定のラップのコンビネーションは、私の大好きを詰め込んだ楽曲です。夏が好きなので、夏の曲がお気に入りになりがちかもしれません。笑
<プロフィール>
Litty(リッティー)
アメリカと日本の文化的ルーツを持つ次世代ラッパー。2024年に本格的にキャリアをスタートさせ、同年9月にリリースしたデビューシングル「Pull Up」は、公開からわずか6カ月でYouTube再生回数190万回を突破する。ヒップホップ / R&Bジャンルのアメリカ名門レーベル・EMPIREと契約し、新鋭プロデューサー Lion Meloとともに「Tekipaki」「Runnin’ Out」「BOUNCE feat. C.O.S.A.」など次々と楽曲を発表している。
Lunv Loyal
Young Thug「Whaddup Jesus ft. YFN Lucci」
2025年一番聴いた曲。この2人の出所と仲直りが1年で同時に見れてぶち上がった。
Shordie Shordie「Let Me Vibe ft. Tyga & Wiz Khalifa」
個人的に意外な客演陣で上がったParty tune。
Jamal「Ballandor」
2024年の曲だけどこの曲はバックDJのSpiTe君に教えてもらってツアー中のホテルとかでよく聴きました。
<プロフィール>
Lunv Loyal(ルナロイヤル)
秋田県秋田市土崎港出身、1993年9月30日生まれのラッパー。17歳でラップと出会い、2014年にSEEDAのコンピレーションシリーズ「CONCRETE GREEN THE CHICAGO ALLIANCE」に参加する。2020年に1stアルバム「ZERO」、2022年に2ndアルバム「SHIBUKI」、2023年12月に3rdアルバム「LOYALTY」をリリースした。2025年5月発表の「Big Step(feat. YTG, Deech & Yvngboi P)」はスマッシュヒットを記録し、出演した「03-Performance」の映像の再生回数は167万回に到達している。
Worldwide Skippa
Skino「300B」
この曲がかっこよすぎて、リリース当時マジbrokeだったのにyoyotheproducerから4個くらいビート買いました。
63OG「ruiné (comme un dj)」
曲もMVのアスペクト比も好きです。
CEO Guccii「Soulja Gurl」
治安悪めのラブソングです。ラッパーが大ネタサンプリングビート使うときに、イントロやアウトロでオリジナルのメロディをハミングでなぞるやつすこです。
<プロフィール>
Worldwide Skippa(ワールドワイドスキッパ)
2002年生まれ、愛知県名古屋市出身のラッパー。2025年より本格的に活動を開始し、「Skipping Tape」シリーズを中心に精力的なリリースを展開する。ウィットに富んだリリックと独自のスタイルを特徴とし、社会問題に対するメッセージ性の強い作品でも注目を浴びる。


