私立恵比寿中学の真山りかによるソロライブ「まやまにあ -Level. 10-」が、1月27日に神奈川・KT Zepp Yokohamaで開催された。「まやまにあ」は真山が毎年誕生日に合わせて行っている恒例のソロライブシリーズ。今年はえびちゅうの公演などが重なっていたため、12月16日の誕生日から1カ月以上の間を空けての開催となった。
生バンドで歌える喜び
えびちゅうメンバーがセルフプロデュースのバースデー公演をスタートさせたのは2016年のこと。グループ最年長である真山は、ちょうど20歳の誕生日を迎えたタイミングだった。ソロライブは10回目を数え、真山は29歳に。20代最後の「まやまにあ」となった今回、真山はすでにおなじみとなった橋本しん(Sin)(Key)、田口慎二(G)、真船勝博(B)、高浦“suzzy”充孝(Dr)の演奏をバックに、全編生演奏で15曲を披露した。
「まやまにあ -Level. 10-」のオープニングを飾ったのは、彼女にとって現在唯一のソロ名義によるシングル「Liar Mask」。2014年放送のテレビアニメ「アカメが斬る!」第2クールのオープニングテーマに採用されたロックナンバーだが、真山はこの曲をピアノのみのアダルトなアレンジで歌い始め、冒頭から観客を驚かせた。2コーラス目からはギター、ベース、ドラムも加わり、フロアの温度は一気に上昇。真山は続けて2013年のソロ楽曲「老醜ブレイカー」をジャジーに歌い上げ、「私はバンドが大好きなんです。生バンドで歌えることに心からの喜びを感じているので、今回も力強いメンバーに来ていただきました」と気心の知れたメンバーを紹介した。
28歳の1年間は、えびちゅうの活動と並行して5本の舞台に出演し、俳優としての経験値を大いに高めた真山。「毎年やれること、できることが増えるのは自分としても喜ばしいことだし、もっともっと挑戦していけたらと思っているんですね。それで『まやまにあ』でもね、ちょっと挑戦したいことがあって……」と、真山は観客に対してコール&レスポンスによる“愛の交換”をするよう呼びかける。そして真山はおもむろに、アカペラでソウルシンガー並のフェイクを聴かせ、客席へとマイクを向けて同じフレーズを繰り返すよう促す。えびちゅうのソウルナンバー「EBINOMICS」でカナダ人シンガー、オリビア・バレールが歌うフェイクパートだ。真山はオリジナルのフェイクで観客との“愛の交換会”を楽しんだ。
年に1回の“デレタイム”です
その後「紫の歌を歌いまーす」と宣言した真山は、春奈るなとのコラボ曲「PURPLE LOVE」を歌いながら、ステージを降りてフロアへと飛び出す。ペンライトで紫一色に染まったフロアを1周して再びステージに戻ると、初期えびちゅうメンバーで現在は声優として活躍する矢野妃菜喜が真山をフィーチャリングゲストに迎えて制作したコラボ楽曲「鏡YO鏡」を1人でパフォーマンス。続けて2016年のソロ楽曲「Shen-Shen Passion Night」を歌ったところで、真山はひと息置くと観客に着席を促し、「これまでの『まやまにあ』で歌っていなかった曲を」と、ジャズバラード調にアレンジされたえびちゅうの楽曲「禁断のカルマ」をしっとりと歌い上げた。真山曰く「真のまやまにあ」だというこのコーナーでは、RUI(柴咲コウ)の「月のしずく」も歌われ、観客は自称「重い女」真山の真骨頂と言えるズシンと重たいバラードにしんみり聴き入った。
情熱的な禁断の愛を吸血鬼になぞらえた重たいラブソング「禁断のカルマ」が発表された2013年は、えびちゅう最年長の真山ですらまだ16歳だった。真山は「すごい歌だよね……酷なことするよねえ」と当時を振り返りつつ苦笑い。また、数年前に受けた声帯ポリープの切除手術により以前と同じ歌唱法ができなくなり、密かに歌をあきらめかけていたという真山は、去年のとある出来事をきっかけに歌への解釈と“楽しいの幅”が広がり、秋のコンサート「ちゅうおん」でも歌った「月のしずく」が思い出深い1曲になったというエピソードを明かした。
「ここからは、年に1回の“デレタイム”です。ボーナスタイムです。私は歌で皆さんに愛を届けていきます。受け取ってください」と宣言した真山は、aikoの「キスでおこして」、えびちゅうの「ハッピーエンドとそれから」と軽やかなラブソングを連発。そして「こうして日々を生きていると、私もときどき悩むことがあって。そんなとき、ステージに立つといつも答えをくれる気がします。みんないつも温かく見守ってくれてありがとう。私が1歩先を歩いてるから、みんな、一緒にゆっくりと歩いていこうね」と観客へ愛のメッセージを届けると、えびちゅうの「日進月歩」を力強いバンドアレンジに乗せて熱唱した。そして真山が最後の1曲として届けたのは、ELLEGARDENの「風の日」。29歳の実感を込めたメッセージを残し、さわやかな笑顔でステージをあとにした。
29歳から30歳へ、2026年の真山りか
盛大な真山コールを受けて再度登場した真山は、ギタリストの「たぐっちゃん」こと田口を呼び込み、アコースティックギター1本のシンプルなアレンジで「Liar Mask」のカップリングナンバー「蜃気楼」を披露。再びバンドメンバー全員を呼び込んで観客と一緒に記念撮影を行ったのち、「私、今29歳じゃないですか。で、今年30になるじゃないですか。ぴったりな曲があるなと思って」と、真山はクリープハイプの「二十九、三十」をカバーした。夕日のようなスポットライトに照らされながらさらにもう1曲、えびちゅうの「さよならばいばいまたあした」を歌った真山は、「また12月に会おうねー!」と観客全員に届けるように手を振った。次回の「まやまにあ」は今年の12月16日、真山が30歳の節目を迎える誕生日当日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で開催される。
なお本公演の模様はニコニコ生放送で生配信されており、アイドル専門チャンネル「ニコニコアイドルチャンネル」では2月4日0:00までライブ全編のアーカイブ映像が楽しめる。
セットリスト
真山りか生誕ソロライブ「まやまにあ-Level.10-」2026年1月27日 KT Zepp Yokohama
01. Liar Mask
02. 老醜ブレイカー
03. EBINOMICS
04. PURPLE LOVE(オリジナル:りかるな)
05. 鏡YO鏡 feat. 真山りか(オリジナル:矢野妃菜喜)
06. Shen-Shen Passion Night
07. 禁断のカルマ
08. 月のしずく(オリジナル:RUI / 柴咲コウ)
09. キスでおこして(オリジナル:aiko)
10. ハッピーエンドとそれから
11. 日進月歩
12. 風の日(オリジナル:ELLEGARDEN)
<アンコール>
13. 蜃気楼
14. 二十九、三十(オリジナル:クリープハイプ)
15. さよならばいばいまたあした
私立恵比寿中学 2026年 生誕ソロライブ 全日程
2026年3月17日(火)神奈川県 KT Zepp Yokohama 小久保柚乃 生誕ソロライブ
2026年5月28日(木)神奈川県 KT Zepp Yokohama 仲村悠菜 生誕ソロライブ
2026年6月22日(月)神奈川県 KT Zepp Yokohama 安本彩花 生誕ソロライブ
2026年8月31日(月)神奈川県 KT Zepp Yokohama 風見和香 生誕ソロライブ
2026年9月8日(火)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)桜井えま 生誕ソロライブ
2026年9月15日(火)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)桜木心菜 生誕ソロライブ
2026年10月26日(月)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)中山莉子 生誕ソロライブ
2026年12月16日(水)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)真山りか 生誕ソロライブ


