齊藤京子(ex. 日向坂46)が主演する映画「恋愛裁判」の劇中アイドル・ハッピー☆ファンファーレによる一夜限りとなるミニライブ付き舞台挨拶が、本日2月1日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催された。
恋愛禁止ルールを破ったアイドルが法定で追求される映画
「恋愛裁判」は元アイドルの女性に賠償命令が言い渡された実際の裁判に着想を得た作品。アイドルグループ・ハッピー☆ファンファーレ、通称ハピ☆ファンのセンター山岡真衣が恋愛禁止のルールを破り、法廷で厳しく追及されるさまが描かれる。ハッピー☆ファンファーレのセンター・山岡真衣を齊藤京子(ex. 日向坂46)が演じ、グループ最年少の清水菜々香を仲村悠菜(私立恵比寿中学)、クールなキャラクターで女性ファンから支持の厚い大谷梨紗を俳優の小川未祐、グループ最年長でリーダーを務める三浦美波を元STU48の今村美月、グループの中で“年下組”に数えられる辻元姫奈を桜ひなの(いぎなり東北産)がそれぞれ演じている。
スクリーンの中にいたハピファンが現実に
映画の上映後、先ほどまでスクリーンの中にいたハッピー☆ファンファーレの5人が、カラフルな衣装をまとってスクリーンの前に登場し、「秒速ラヴァー」でミニライブをスタートさせた。客席でカラフルなペンライトが揺れ、映画の余韻がそのままライブの熱に変わっていった。楽曲披露後のMCでは、まず今村が「ラッパ隊(ハッピー☆ファンファーレのファンの呼称)の皆さん!」と呼びかけて観客を煽り、齊藤は「ひさしぶりのダンスだったので緊張しましたね! 今も汗だく」と笑う。小川は「映画を観ていただいたのでわかったと思いますが、いろいろあった中で、こうしてステージに戻ってこられてよかったです!」と、作品の展開とも重なる言葉で思いを伝えた。
さらに今村が「ラスサビ前の決め台詞が素敵だったよね?」と話を振ると、桜がカメラに向かって「映画館にいる皆さん、『秒殺だよ』」と「秒速ラヴァー」のセリフを決め、会場を沸かせる。続けて今村が「ななたんのも見てみたい」とリクエストし、仲村は照れながら「いいんですか?……『秒殺だよ』」と応じた。桜が「私よりもかわいい!」と感激すると、仲村は「本家が一番だと思います!」とほほえみを返した。
メンバーそれぞれが感謝を述べる中、今村は「こうして会場で踊らせてもらうと映画の記憶もよみがえるし、ハピ☆ファンを続けられてうれしい。もっともっとやりたい気持ちになりました」と率直な思いを吐露。仲村も「この会場だけじゃなく、全国の会場で私たちのことを待ってくださっている方がいて本当にうれしいです。すごく幸せなので、今日も楽しんでいきたいと思います」と続け、桜は「メンバーカラーのペンライトを振ってくれてうれしいです! このあとの曲も楽しんでいってください」と客席に呼びかけた。今村が「この景色を噛み締めつつ、曲を続けていきましょう」とつなぎ、齊藤が「それでは最後の曲を聴いてください。『君色ナミダ』」と曲紹介した。
最初で最後のライブを終えて
一夜限りの貴重なライブパフォーマンスを終えたキャスト陣は、ここで改めて挨拶。齊藤は「またライブができるなんて思ってもいなかったし、ハピ☆ファンが好きなので、一夜限りでもライブができて貴重な経験でした。ありがとうございます」としみじみ語る。仲村は「この5人で本当にハピ☆ファンとして活動していたのがちょうど1年前。今日はこんなにたくさんの方に観に来ていただけてうれしいです」と振り返り、小川は「普段は役者として活動していて、今回みんなに混ざってアイドルをやらせていただいて。こんな機会があるとは思わなかったし、素敵なメンバーと出会えたこと、新しい自分を見せられたことがうれしかったです」と語った。
また今村は「映画が公開されて、集まってくれた皆さん、中継で観てくださっている皆さんは“純なラッパ隊”だと思います。すごく心強かったですし、ちゃんとグループ活動のようなことができて幸せな一夜でした」と述べ、桜は「改めてこんなにたくさんの人の目に触れたのがうれしいですし、ハピ☆ファンのメンバーになれたことをうれしく思います。今日が最初で最後のライブになるかもしれないので、練習を重ねてきて、悔いのないライブができました」と達成感をにじませる。なお本イベントは全国116館でライブビューイング中継も行われた。
アイドルの恋愛禁止は答えの出ない問題
司会から「公開から1週間ほど。感想は?」と問われると、齊藤は「いろんなコメントを見て、やっぱり『恋愛裁判』の内容は、答えの出ない問題だなと思いました」と作品のテーマについて言及。仲村は「皆さんの感想をニヤニヤしながら見てます」としつつ、私立恵比寿中学のメンバーも劇中曲を気に入っていること、中でも安本彩花が公開前、配信開始と同時にInstagramのストーリーで「めちゃめちゃいい」と宣伝してくれたことを明かした。小川も「私もSNSで感想は四六時中チェックしてます。賛否両論ある中で、みんなが話し合っている様子も目にしたので、議論が起きてよかったなと思いました」と反響を受け止めた。
今村は元STU48でキャプテンも務めていた自身の経験に触れ、「三浦美波は近しい役柄でもありました。『当時の私っぽかった』と言ってくれる人もいれば『印象が違った』という方もいて、映画と同じように私のアイドル人生もいろいろな見られ方をしていたんだなって思いました」と語った。桜は「ハピ☆ファンという“アイドルの概念”やクオリティが高い、という意見が多くてうれしかった」と言い、所属グループのメンバーが自身の決め台詞「秒殺だよ」を日常的に使っていると笑う。「軽率に使われます(笑)」という一言に会場からは笑いが起きる一幕も。さらに撮影時の思い出話について質問がおよぶと、仲村が「本当に“人狼”の記憶しかない」と話し、シリアスな作品世界の裏側で出演者たちが人狼ゲームをして距離が縮まったことを明かした。なお、それは現場の空気をほぐした裏話であり、「恋愛裁判」自体は恋愛禁止や契約、正しさの揺らぎをめぐる重い問いを真正面から投げかける内容だ。
深田監督が語る「恋愛裁判」のこだわり
トーク終盤には深田晃司監督が登場。深田監督は「感動ですね。撮影のことを思い出してしまいます」と語り、ハッピー☆ファンファーレの5人がオーディションで集まったことに触れながら「いいバランスのアイドルグループを作れた。キャスティングで8割、映画監督の仕事は終わってると言われるくらいなんですが、パフォーマンス最高でした」と賛辞を送った。さらに小川が「セリフのイントネーションやリズム感の指摘が多かった。監督は芝居を音で感じている方なのでしょうか」と質問すると、深田監督は“リズム”を重視する自身の演出観を説明。最後にメンバーカラーの決め方について問われると「脚本にある役をそのまま演じてほしいわけではなく、本人と役の間を狙ってもらいたかった」と語り、色に関しても直感的に決めた部分があると明かしつつ、齊藤の“赤”は比較的早い段階から定まっていたことにも触れた。
©2025「恋愛裁判」製作委員会


