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CENT、愛を叫んでフロアにダイブして雨を笑い飛ばしたツアーファイナル

CENT(撮影:稲垣ルリコ)
約2か月前2026年02月27日 8:05

セントチヒロ・チッチ(ex. BiSH)の音楽プロジェクト・CENTが、2月25日に東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)で全国ツアーのファイナル公演「BIG BIG LOVE TOUR FINAL LOVE YA ♡♡♡」を開催した。

CENTは2025年8月にリリースしたメジャー1stミニアルバム「らぶあるばむ」を携え、本ツアーで各地を巡ってきた。ファイナルとなったこの日の新宿は、あいにくの雨模様となったが、会場には彼女が紡ぐ“色とりどりのラブソング”を受け取ろうと、多くのファンが詰めかけた。

ライブは「堂々らぶそんぐ」で幕を開けた。チッチは「雨にも負けず、風にも負けず、いけるー!?」とフロアを煽り、エレキギターを掻き鳴らす。「ナポレオーネ通りにて」では「やっと会えたねー!」と叫び、再会の喜びを爆発させた。自称“晴れ女”の彼女は、雨の予報に「私、びっくりしてるんですよ。今日は雨が降ったから、何が起こるか不安でしょうがない(笑)」と笑いつつも、「でも逆にレアな日」「足元の悪い中、いろいろな場所から今日このライブを選んで私に会いに来てくれたあなた方を思って、ラブいっぱいで届けたい」と、観客1人ひとりに向けて語りかけた。

続けてチッチは「ポーカーフェイス・カウボーイ」や、詩羽(水曜日のカンパネラ)とのコラボ曲「Linda」、ノスタルジックな「夕焼けBabyblue」などを披露。ミラーボールの光が空間を星空のように彩る中、彼女は多様な愛の形を歌声に乗せていく。MCでは「最近どう? この時期っていろいろなことがあるじゃない。卒業、入学とか、確定申告とか(笑)」と親近感たっぷりに語りつつ、「一緒にグラついてもいいし、えいっ!って止められたらいい。(ライブが)一日の元気の源になったらいいな」と述べたチッチ。「私も人間だもの。グラグラするじゃない?」と飾らずに話を続け、「今日みたいなライブがあるから私は強く生きていけてるし、ポジティブになれている」「愛してくれている人が確かにここにいるからで。本当に感謝してます」とまっすぐに気持ちを伝えた。

さらにチッチは、「孤独なとき、音楽に救われてきました。その大好きな曲、支えられてきた曲を自分がこうやって歌いつなげることを大切に思いながら、これからも歌い続けていきます」と表明。そんな言葉のあと、チッチの音楽活動における原点にあたる銀杏BOYZ、GOING STEADYのカバー「夜王子と月の姫」を、情熱的なバンドサウンドに乗せて歌い届けた。「インマイルームフェス」ではチッチがフロアに降り、「いくぞ!」と煽りながら熱狂するオーディエンスの渦にダイブ。歌い終えたあと、ステージが高すぎてすぐに戻れないというハプニングがあり、チッチは「これだ! 今日、雨が降った理由は!」と笑った。

またチッチは先日、宮城県女川町をプライベートで訪れた話や、ツアーで実感した「遠くにいる誰かと愛情を交換しあえるって、なんて素敵な時間なんだろう」という感覚をファンと共有。「今ここで歌っていることや“あなたを愛したい”と思えることって、奇跡みたいなこと。出会わなければそうなれなかったし」と噛み締め、BiSHでの活動を含む音楽活動を経験していなければ「誰かをこんなに愛することはきっとできなかったんだろうなと思うんです」と静かにこれまでの道程を辿った。

「死ぬまでに『愛ってなんですか?』と聞かれたら、『これが私の答えです』と言える自分になりたい」「まだうまく言葉にできないんだけど、『ありがとう』と『愛してる』って気持ちを今日も届けられたら」と語ったチッチ。「自身の紡いできた歴史と誇りに覚悟を持って届けます」と宣言し、BiSHの「スパーク」を届けた。

アンコールでは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「ユニ春2026」CMソングの新曲「スタンド・バイ・ユース」がライブ初披露された。さらにチッチは12月27日に東京・ヒューリックホール東京で初のホールライブを開催することを発表し、ファンを歓喜させた。ダブルアンコールを含むラストの「決心」では、再びフロアへダイブ。観客の手によって支えられながら、「元気で生きてまた会おうぜー!」と再会を誓い、愛に満ちたツアーの幕を閉じた。

本公演の模様はU-NEXTで生配信された。3月11日23:59まで見逃し配信が実施されている。

CENT ヒューリックホール東京公演

2026年12月27日(日)東京都 ヒューリックホール東京

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