あがた森魚のアルバム「ひっぴいくん HELP」が4月1日にリリースされる。
1972年のデビュー以来、毎年のようにアルバムを発表してきたあがた。2011年の東日本大震災発生以降も継続的に作品制作を行い、2011年から2026年までの15年間で今作を含め20枚のオリジナルアルバムを発表している。昨年12月発売の「小樽くん2025」制作時に1枚のアルバムに収まり切らず、連作として制作された「ひっぴいくん HELP」では、世界情勢の緊張や気候変動、自然災害が生じる現在の社会状況を見つめながら、自身のデビューに至るまでの1965年から1972年頃の出来事に思いを巡らせ、その体験を語り歌う。
1965年に深夜ラジオでボブ・ディランの歌声と出会ったあがた。その後に電信柱に貼られていたビラで知った1969年10月28日の東京・全電通ホール公演「ロックはバリケードをめざす」へと足を運ぶ。この公演には早川義夫、遠藤賢司、そしてはっぴいえんどの前身バンドであるヴァレンタイン・ブルーが出演しており、感銘を受けたあがたは終演後、会場で配布されていたURCレコードのチラシを頼りに直接事務所へ電話をかけ、歌いに行った。これがあがたの活動の出発点となった出来事で、本作ではその記憶が歌われる。
またアルバムには、昨年8月6日に東京・WWWで開催されたマヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)のソロ企画「遠雷 vol.8」に出演した際のセッション「失敗の歴史」も収録。ヒロシマへの思いを内包した、祈りにも似た時間の記録が収められる。
あがた森魚「ひっぴいくん HELP」収録曲
01. ひっぴいくん(opening)
02. チーコに会いたいな
03. クロッカス
04. ひっぴいくんHELP
05. アリソン・ブラッドリー
06. ある朝アパートに
07. 銀河鉄道の夜
08. ロックはバリケードをめざす
09. BACKSTAGE PASS
10. 失敗の歴史(雪ヶ谷日記つき)(LIVE)
11. ひっぴいくん みっちゃん
12. くまげらくん


