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D.A.N.と羊文学、自主企画「Resonance」でついに邂逅──共鳴する両者のステージにオーディエンス熱狂

D.A.N.(Photo by Naoki Usuda)
2か月前2026年04月10日 12:05

D.A.N.の自主企画イベント「Resonance」の第1回が、4月3日に東京・Spotify O-EASTで開催された。

昨年3月に約2年半の沈黙を破り再始動し、同年8月には初の東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)単独公演「10th Anniversary Special "Microsound"」を成功させたD.A.N.。「Resonance」は彼らが新たに企画するライブイベントで、初回はお互いに共鳴しながらも混じり合うことのなかった同世代のバンド・羊文学を迎えて実施された。

羊文学

羊文学はサポートメンバーにYUNA(Dr / ex. CHAI)を迎えて登場すると、静かな立ち上がりから壮大なサウンドスケープを描く「エンディング」で演奏を開始。観客が塩塚モエカ(Vo, G)の憂いをにじませた歌声にじっくりと耳を傾けていると、羊文学は余韻に浸る暇を与えぬまま河西ゆりか(B)の分厚いベースをきっかけに「doll」へと突入。激しい演奏と轟音でO-EASTを支配した。羊文学はこの日、バンドの現在のモードを示すように力強く攻撃的なステージを終始展開。そのストイックなパフォーマンスを間近で浴びた客席からは、演奏が終わるたびに歓声と拳が上がった。塩塚は「私は大学生の頃にD.A.N.を知ったんですけど、周りの全員がD.A.N.に憧れていて。今日は来るとき緊張しました(笑)。このあとのライブめちゃめちゃ楽しみです」とにこやかに語ったかと思うと、Netflixドラマ「九条の大罪」の主題歌「Dogs」でこの日一番の轟音を生み出し、十分すぎるほどにフロアを温めてD.A.N.へとバトンを渡した。

D.A.N.

続いて登場したD.A.N.は、昨年末に3年ぶりの新作として発表された14分の大作「Daydreaming」で静かにライブの口火を切る。巨大スクリーンに映された無数の星を背にした3人は、幽玄的なバンドサウンドに、櫻木大悟(G, Vo, Syn)のたゆたうような歌声を溶かして場内をドリーミーな空気で満たしていく。その幻想的な音の世界に観客が息をのむ中、D.A.N.は「Tempest」「Navy」を続けてフロアの熱気をじわじわを高めたのち、市川仁也(B)と川上輝(Dr)が攻撃的なビートを刻む未発表曲をプレイ。美しさと狂気が同居したカオティックな展開の同曲が終わる頃には、場内は高揚感に満ちたダンスフロアと化していた。

ライブ後半、D.A.N.は川上のドラムカウントを合図に「Sundance」でパフォーマンスを再開。3人が抜群のコンビネーションで織りなす極上のグルーヴ、背後に映し出されるオオクボリュウが手がけた実写&アニメーションの摩訶不思議なミュージックビデオが一体となり、観客はその独自の世界にずるずると引き込まれていく。D.A.N.は「SSWB」「Ghana」といった初期のキラーチューンでフロアを激しく揺らすと、その熱を鎮めるように酩酊感のある「Orange」をじっくりと奏でてライブ本編を終えた。

鳴り止まないアンコールに応えて再びステージに登場したD.A.N.。櫻木は超満員のフロアをうれしそうに眺めながら、「『Resonance』という新しい企画です。1回目は羊文学さんが出てくれて……ありがとうございました! 33のおっさんですけど、あのオルタナの胸がキュッとなる感じが大好きで今日一緒にやれて本当に光栄です」と羊文学へのリスペクトを語った。D.A.N.は最後にこの日リリースされたばかりの最新曲「Purple Sunshine」を披露。会場に深い余韻を残したまま「Resonance」の記念すべき第1回を締めくくった。

セットリスト

「D.A.N. presents "Resonance"」2026年4月3日 Spotify O-EAST

羊文学

01. エンディング
02. doll
03. ランナー
04. 砂漠のきみへ
05. Burning
06. ハイウェイ
07. mother
08. more than words
09. Dogs

D.A.N.

01. Daydreaming
02. Tempest
03. Navy
04. ※未発表曲
05. Sundance
06. SSWB
07. Ghana
08. Orange
<アンコール>
09. Purple Sunshine

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